JL130 JA623J B767-300ER ITM→HND

 少し早い目にラウンジの席を立つ。帰りも予約は普通席だが、キャンセル待ちを入れている。ファーストorクラスJというキャンセル待ち。

 キャンセル待ちカウンタの横。大きな模型が展示されている。MRJだ。JALが受け取るのはだいぶ先になりそうだけど。とはいえ、はるか遠い未来と思っていた九州新幹線北海道新幹線が開業しつつあるのだから、MRJの就航、なんてあっという間にやって来るのだろう。
 18:10にキャンセル待ちカウンタに伺う。ファーストクラスは一杯でクラスJが落ちてくる。もしかすると一杯と言いつつ、最上級会員にこっそり割り当てているのかも知れないけど。

 出発まであと12分。さっさと乗り込んでしまう。130便の機材はB767-300。国際線から転職組のJA623Jが待っている。1列5席のささやかなファーストクラスの先、黒い座席がシックなSkyNExt仕様のクラスJに落ち着く。行列は無くなっていたタイミングだが、まだ多少は乗って来るお客さんがいる。
 宛がわれた座席は通路側。一番前のクラスJ。真ん前がファーストクラスというのは少々微妙である。手元にはファーストクラスのアップグレードクーポンが2枚あり、有効期限が3月31日。残すのは勿体ないので使ってしまいたいのだが、さて。
 ほぼほぼ満席になり、18:25 Doorclose。すっかり暗くなった中、18:28 Pushbuck。18:33 Taixing。通路側に座っているので外の様子は分からないが、人越しに外をの様子を伺うと、いつも通りに南側へと向かっているようだ。滑走路端について一呼吸、18:41、Take off RWy32R。
 穏やかに急上昇。伊丹から北へ西へ南へ東へと進んでゆくと思うが、 そこは想像の中、通路側だし。18:47、ベルト着用サイン消灯。
 早々に目の前のカーテンが閉められる。ファーストクラスのサービス開始、か。PCを出して京王線恥辱に取り組むべきだろうが、気乗りしないので薄ぼんやりと時間を過ごす。最近はラウンジで呑んだ後は早々にダメ人間になってしまう。

 飲み物のサービスはコンソメスープにしておいた。塩分が欲しくなるのは〆のラーメンと一緒、何だろうがそんなに飲み過ぎたか。
 通路側だったので試しにお手洗いに立ってみる。前はカーテンに遮られるので後ろに向かう事になる。普通席は真ん中三列席のど真ん中席が空いているぐらいで、8割ぐらいの入りだろうか。250人ぐらいがのっていると思われる。250人って新幹線の3両分ぐらいでしかない。大阪から東京の行き来、輸送力も輸送量も新幹線が圧倒的だ。

 お手洗いに手書きのメッセージ。4分毎に出発する新幹線ではなく、1時間毎の飛行機をわざわざ選んだお客さんへの感謝の言葉だ。
 飛行ももう終盤戦。何時の間にか目の前のカーテンが開けられている。19:32、ベルト着用サイン点灯。あと15分で羽田着陸とのこと。
 遠く小さな窓ごしに街灯りが点々見えだす。段々と数を増してゆき、それが不意に姿を消す。東京湾だ。羽田への最終コース。時々ちらちら船灯りが現れて、19:34、Landing、RWy34L。19:39、Spot in SP16。

 まだ出発便の残る羽田空港。ターミナルは賑やかだが、JA623Jのお仕事はこれで終了のようだ。写真を数枚撮って制限エリア外へと向かう。この時間帯、京急線の横浜方面直通は昼間帯と同じエアポート急行が10分毎の運転。それに乗ってしまう。

 3D運用653編成と何かの組み合わせ。見に行くのが面倒なので何かでお茶を濁す羽田空港ではたいそう空いていてパソコンを拡げようという気になる。途中から少々乗って来るので、パソコンは憚られるようになる。京急川崎で半分ぐらいの人が降りてゆく。横浜へは後の快特が先着だそうだ。乗り換えるのが面倒だったのでエア急でパソコンを拡げる方を選んだが、確かに新町で長々と待たされた。
 横浜で所用の後、改めて普通車で南太田へ。

 15運用1529編成。自宅に戻ると21時過ぎ。羽田からの帰宅、と考えるとずいぶんと遅くなったが、普段に比べれば、だいぶ早い。ゆっくりと出来るのはありがたい。