JL103 JA8978 B777-289 HND→ITM

 伊丹行きは優遇されていて、搭乗口もラウンジからほど近い15番搭乗口。15分前にはすでに搭乗が始まっていて、行列も短くなっている。
 
 ひとまず乗ってしまう。今日は普通席。クラスJに乗りたい所だが、上級クラスとなるとまた領収書がややこしくなる。それ以前にギリギリの予約だったから空きがなかった。座ったのも通路側の席。これも一席何とか残っていた所を抑えた訳で、まだ運が良かった方がかも知れない。
 
 今日のぐるぐる。SkyNextに改装された機材であった。普通席は背もたれを薄くすることで50mm、足元が広くなったそうだ。確かに座ってみると広いと思える。1〜2時間ぐらいの空の旅なら十分なスペースだ。Wifeも使える。シートポケットに案内があり、機内にもマークが掲げられている。
、7:28、Doorclose。伊丹までの所要時間は50分と案内された。7:32、Pushbuck。案内の中で、この機材はSkyNextが使用されている事、Wifeサービスが使える事が紹介されて、最後に「JALの新しい空の旅をお楽しみ下さい」と添えられる。
 新しい、と言えば9月から電子機器の使用制限が緩和されていて、デジタルカメラは常に利用可能、となっている。つまりTaixing中や離着陸時も使えるのだが、今日はあいにくの通路席。撮ってもつまらないのでそのまま。オーディオサービスはNHKラジオ第一にする。昔ながらの空の旅、と言った所か。
 7:36、Taxing。飛行機はD滑走路に向かう。途中、足取りが重くなる。羽田空港が混雑していて、この便の離陸は4番目と告げられたのが7:48の事。一機、そして一機と離陸してゆくのが見える。自機の後ろにも飛行機の列。ようやく順番が回って来た。7:53、Takeoff RWY05。
 東京湾の上をぐるっと回ると左手に横浜が見えてくるはずである。もちろん幾重もの人越しなのでそんな様子は見て取れない。7:58、ベルト着用サイン消灯。伊丹到着は8:45見込みとの案内がある。
 
 お手洗いに行くふりをして非常口の小窓から外を撮ってみる。相模湾の上空を飛んでいるようで、神奈川県の綾瀬、海老名何てあたりが見えている。雲は目立つがまずまずの景色。
 
 ちょっと視点を変えると江の島だった。席に戻るとNHKラジオはニュースの時間。8時ちょうどである。
 飛行機の自由時間は20分少々。その間に狭い座席でPCを拡げるのも難なのでおとなしく機内誌を眺める。仕事の移動と考えるとまとまった時間が取れる新幹線の方が望ましいのかも知れない。寛ぎたいなら飛行機の上級クラスって事になるのかな。
 8:07、富士山が大変美しく見えております、なんて案内がある。新幹線ではまず聞かない案内だ。そういわれると見たくなるのが人情で、非常口の小窓には行列が出来る。順番が回って来る頃にはどこに富士山が見えているのか分からない事になっている。
 
 適当に撮ったら確かに映っていた。
 8:17、機長さんから飛行状況の案内。現在高度20000フィート、対地速度740km/hで飛行中とのこと。伊丹着陸は8:40ごろを予定しておりこの後8分後にベルト着用サインが点灯するそうだ。
 
 ようやくワゴンが来て飲み物を貰う。後方席だからまぁ仕方ない所。東阪線は慌ただしい。復活したスカイタイムのキウイを貰う。さっと飲んでさっと終了。まもなくベルト着用サインが点灯する。時刻は8:28。あと10分で着陸とのこと。耳元のNHKラジオ第一。交通情報が大阪の情報に変わっている。
 耳に違和感を感じそして抜ける。軽く揺れたが大したことは無い。窓側なら大阪の街が間近に見えているだろうが、今日はテレビモニタを通してみるだけだ。8:40、Geardownの感触で伊丹が間近に迫る事を知る。
 8:43、Landing、RWY34R。そして8:46、Spot in SP17。
 
 ドアが開いたのが8:49ぐらいだったか。定刻から少々遅れており、そのせいか機内、慌ただしい雰囲気に包まれる。自分はちょっと早く大阪に来てしまったからまぁゆっくりと。まずは飛行機を眺め、
 
 見かける機会の減ったパタパタを眺めると、モノレールの乗場に向かう。朝食がまだなのだが、空港では無いどこかで食べよう。
 
 今日は11時過ぎに梅田に着けばいい。2時間ほど間がある。梅田に行くならモノレールと阪急宝塚線の乗継が常套手段だろうが、今日は何となく千里中央まで行ってみた。
 ここで朝食を志す。コンパルなんて名古屋で聞いたことのあるような名前の喫茶店があってモーニングをやっている。名古屋の有名店とは縁も所縁もないだろうが、チェーン店よりは好ましいし、手ごろなので入ってみる。
 
 モーニングのセットは¥350だったか¥360だったか。コーヒーに毛の生えた程度の値段。この辺りも名古屋っぽい店である。店は朝食を取るというよりも時間をつぶすために居るような人がちらほら。千里ニュータウンも開発の早かった団地の街。暇を弄ぶリタイア組が多いのかなと勝手に想像した。
 さて梅田へ。ここからは北大阪急行に乗る。
 
 開放的な千里中央の駅から地下鉄に直通する電車に乗る。梅田やなんばに足を伸ばす電車は一駅毎に乗って来て混雑となる。新大阪に10時前。この時間だと新横浜7時半過ぎの新幹線だったかな。
 梅田に10時。まだ待ち合わせには早いので天王寺まで乗りとおす。
 
 地下鉄で行って、、、
 
 大阪環状線で戻る。支社には10時半過ぎに到着。担当の営業に○○さん、今日はどうやって来たんですか?と聞かれる。前回、津から近鉄でというのがよっぽどインパクトがあったようだ。素直に伊丹経由と答えるときょとんとされた。
 今日の打ち合わせの趣旨を確認。多少の作戦会議の後で客先へと移動する。客先は先月10月、その津から来た時に行った所。前回の打合せで出した提案がどうのという話。こちらの考えていたよりも突っ込んだ話になる。打合せの時間も2時間ぐらいかなぁと言っていたのが4時間近くになった。
 夕方、薄暗くなる頃に客先を出る。帰りは時間が読めないので新幹線にしている。案の定、飲んでいきませんかとなる。ここで飲んでも良いけど指定券を買ってから、と言う事で京橋に出る。きょうばしと言ったらきょうばしと発音を直される。
 20時半ぐらいの指定券を用意して、大阪の営業、本社の技術営業と三人で飲み。20時近くにお開き。新大阪に向かう。
 
 帰りは9422A、編成番号は忘れた。新大阪始発の電車を選ぶ。金曜日なので他ののぞみは混んでいるが、この電車は比較的空いている。東京に帰る本社の技術営業の人と二人で先程の続きの取り留めもない話を。
 
 ついつい調子に乗ってウィスキーの水割りなんて車内販売から買い求めてしまう。1020円だって。そんなしたっけと思いながら支払う。
 21時半前の名古屋で席が概ね埋まる。どうやら飲み過ぎのようであんまり進まない。でもまぁ時間は長いし結局は空になる。さすがに追加はもうしない。
 新横浜に23時。地下鉄で自宅に戻ると23時半を過ぎている。さすがに疲れを覚えた。