前日の晩、早く寝たら早々に目覚めてしまった。まだ6時。流石に早い。しばらく毛布に包まりうだうだしていたが、今日は起き出す事にする。
 週末の土曜日、横浜で夜明けを迎えた。今週は京王線、ちょっと気合を入れて撮りたい。どうせ日曜日は面倒になるだろうから、土曜日のうちに撮るものを撮ってしまおう。珍しく7時前に家を出る。
 7時前に家を出ても横浜から東横線をたどり、さらに井の頭線へと入る間に時刻は8時を過ぎてゆく。何とも遠いと思いつつ移動。

 寒いので朝食は明大前で駅そば。さらに京王線に入り込む。
 普段の午前中ならば順光になる上り列車を撮る所だけど、今日は年に一度の高尾山冬そば号が運転される日。10時過ぎにやって来る列車を8時半から待つことになる。バカそのものだが、まぁいいや。

 8001Fがヘッドマーク付。今日は残念ながらこれで入庫となる。

 ダイヤ改定マークがでるのは久しぶりだ。この改定で大きく数を減らすらしい橋本急行がダイヤ改定をPRしている。
 寒さに震えてほぼ2時間。少し人が増えて、今日の主役がやって来る

 99K、9743F。大島発の高尾山口行き。
 以前のダイヤならこの後の準特が高幡不動で追い付いてくれたのだけど、昨年からダイヤが見直し。高尾山口まで急行が逃げ切ることになっている。
 記念品も貰っておきたいので急行に乗ってしまう。最後尾は混んでいたから中程の車両へ。

 中吊りポスターが高尾山冬そばのものに統一された車内。座りきれない人がいるぐらいの乗り具合だったが、西に向かうに連れてお客さんが増える。明らかに鉄道好きも目立つが、総数では一般の人の方が多いようだ。

 北野を過ぎると記念品の引換券が配られる。この頃には立客大勢。ラッシュ並みの混雑となる。
 高尾山口に到着。決して狭い訳ではないホームが人で溢れる。先頭のヘッドマークを撮ろうとする人と、記念品の引き換えに急ぐ人が交錯する。

 外に出て先頭を撮る。ホームは押し合い圧し合いだが、こちらからの撮影者は殆どいない。前はすぐにヘッドマークを外し、回送表記に変えていたと思うが、ダイヤが変わって余裕が出来たのか、暫くは撮影タイム続行中。
 今度は記念品を貰いに行く。

 こちらも大行列。人は流れているから良いのだけど。

 こちらは今年の記念品。京王から箸、都営からは爪楊枝。爪楊枝の中に籤が入っていて当たればお食事券を貰えるそうだが、そんなものは中々当たるものではない。
 高尾山の冬そばイベント。10年以上続くと思ってなかったし、これほどのお客さんを動因するようになるとは思わなかった。
 2006年の冬そばだったようだが、大雪の笹塚で6000系を撮り、雪の降りしきる高尾山口で蕎麦を啜った事がある。あの時の高尾山口はがら空きで、ケーブルの駅で配っていた振る舞い蕎麦が何時までも残っていたように思う。それに比べるとずいぶんと成長したものだ。
 イベントは盛況だが、明らかに蕎麦屋に入りきらないだけのお客さんが来ている。蕎麦屋はどこも一杯で、高尾山でのそばは諦めて高幡不動へ転進。
 高幡まで戻ると、

 99K、9743Fが5番線に。先程と打って変わって地味に佇んでいる。このまま高幡入庫ですかね。
 高尾で蕎麦は諦めたが、体は冷え切っている。蕎麦を食べたいので

 2食連続はどうかと思ったが、朝食の明大前に引き続き昼食も高幡そば。
 さて、午後も京王線を少し撮ってゆく。どこがいいかと思いながら、結局朝のつつじヶ丘に舞い戻ってしまった。上りホームに立っていると

 今日何度目だろう、99K、9743F。若葉台まで戻って入庫ですか。営業は大島→高尾山口だが、そのために前後、若葉台→大島と高尾山口→つつじヶ丘→若葉台と長々回送運転をするわけで、手間は掛かっているのねと思う。
 京王線。新種別が登場するダイヤ改定を22日に控え、急ピッチで種別幕の入れ替えが行われている。先週来た時には従来の種別幕の方が圧倒的に多かったけど、今日は既に新しい種別幕になった編成が目立つ。

 青い幕、黄色い幕の目立つ今日の京王線。まぁもっと多いのはLED車ですけどね。

 長年見慣れてきた白い幕。次に来る時には見られない筈だが、これでお別れというのは、何か実感を伴わない。来週末に訪れても普通に走っていそうな気がしてならないけど、多分全部無くなるのだろうなぁ。
 また体が冷えてきていい加減引き上げる事にする。帰りも渋谷に出て東横線

 8両表記が物珍しい。こちらも地下化まで1ヶ月を切った。