これから乗るのは18:50に飛び立つ台北ゆき、809便。搭乗口はサテライト側の92番となるので、水平エレベータでの移動となる。搭乗口に到着。さすがに人で溢れている。近くの搭乗口でソウル仁川ゆきが搭乗開始。まもなく台北桃園ゆきも搭乗開始となる。待っているのはJA620J。
機内に入る。JALのB767だから大したビジネスクラスでは無い事は承知しているけど、それでもビジネスにして貰えるのは、嬉しいしありがたい。宛てがわれた座席で当分必要になるものだけ、小物入れに入れて荷物は仕舞込む。担当の乗務員がやってきて挨拶がてら新聞を勧めてくれる。
インボラがあるぐらいだからエコノミーはほぼ満席。ビジネスも2席空席があるぐらいでほぼ満席。予約した時は空いていて結構安い値段で取れた航空券なのだが、間際に売れたらしい。その安い航空券がビジネスクラスに化けてしまい申し訳ない。
18:47、Door close。台北までの飛行時間は2時間55分とのこと。雲の影響で揺れが予想されるそうだ。飛行中の挨拶は控えさせて頂くという言葉も添えられる。香港ゆきに乗った時も聞いたが、映画やら何やらが中断するからやめてくれ、なんて苦情があったのだろうか。
18:50、Push buck。18:57、Taixing。飛行機はA滑走路の方に向かう。誘導路を淡々と進んでいったが最後に渋滞。滑走路をJALとデルタが次々飛んでゆく。夕方の出発ラッシュなのである。順番が廻ってくるまでしばらく待つ事になる。以前なら当機の離陸はn番目、なんて案内があっただろうが、何もないままじわりじわりと前に進むのを待つ。
ようやく順番が来て19:16、Take off RWy16R。揺れることもなく落ち着いた感じで上昇してゆく。これなら穏やかなフライトになるかなと思ったらベルト着用サインが消えた。時刻は19:23。
すでに外は真っ暗で房総半島のゴルフ場らしい灯りが見えている。右手に座れば東京の夜景を遠くに望んだだろうが、インボラだし席を選べる筋合いは無いから仕方ない。
19:29、三浦半島が見えてくる。向きを西に変え、台北へのわりと短いフライトが幕を開けるとサービス開始。
まずはおしぼりを頂く。熱々のおしぼりは真夏でも気持ちが良い。合わせてドリンクと機内食の希望を聞かれる事になる。順番が割と遅い方だったので、インボラ客は後回し、だったに違いないが、それでも機内食は洋食和食選べるようになっていたから立派なもの。
外は夜景がずっと続いている。清水と静岡が一望出来たのは19:36のこと。そんな景色を眺めているとまずは飲みもが先に運ばれてくる。ウェルカムドリンク、ではないだろうけど。
おつまみと一緒に小瓶で白ワインを供される。シャンパンだとフルボトルから供されるみたいだけど。まずはおつまみを頂きつつ、ワインを飲むことになる。
今度は機内食が運ばれてくる。
こちらは妻の頼んだ洋食。
そして自分が頼んだ和食。どちらも多くのおかずが並んでどちらかと言うと酒のつまみにしたくなるような雰囲気。引き続き白ワインで頂く事になる。
ラウンジで食べた後だったし、かなりゆっくりと頂く。最後はアイスクリームで締める事になる。コーヒーか紅茶を勧められたけど
ブランデーを貰ってアイスに掛けて頂く事にした。妻にはまだ飲むの?と驚かれたけど。
だいぶゆっくり頂いたので、食事が終わって一息つくとすでに飛行機は東シナ海の上空に差し掛かっている。一面にかなり強い光の粒が点々としていて漁り火なのだろうか。
21:27、あと45分で着陸と案内が入る。改めて飛行位置を見てみると沖縄本島も過ぎていて、先島の西を飛行中。そろそろ入国書類を書いておく。パスポートの番号、まだソラで書けないなぁ。
21:50、ベルト着用サイン点灯。20分で着陸だそうだ。電子機器使用も禁止となる。遠くに台湾の灯りが見えてきた。それが気がつくとどこかの街の上を飛ぶようになる。飛行機が左へと旋回してゆくと高度を落としてゆく。前方を映す機内モニタに