【今日のC&Cカレー】ロースカツカレー(辛口) ¥500 笹塚店

 
 7月12日に再オープンとなった笹塚店に足を運んでみる。頼んだのはオープン時には恒例の¥500カツカレー。でもよくよくメニューを見ると
白身魚のフライ」
「チーズinハンバーグ」
 気になるトッピングがいろいろとある。
 店はかなり大きくなった。以前の倍ぐらいはあるだろうか。そして結構混んでいる。
 
 カツカレーはごくごく普通。しっかりカレールーの量を若干多めにしてくれている所も含めて、文句の付けようのない、普通のカツカレー。

 さて、そろそろ東京駅に向かう。14時過ぎの東京の電車。ごくごく普通に走っている。冷房も効いている。中央線に乗ったが車内LCDもそのままである。照明が間引かれている事ぐらいしか非常時を感じさせるものはない。 
 東京駅には少々早めに到着。工事現場みたいな高速バス乗り場。昼下がりだが、10分毎に各地へ向かうバスが散ってゆく。今日乗るのは15時発の名古屋行き。14時50分を過ぎて、15時発のバスが1台2台と集まってくる。が
「東京駅周辺渋滞のため、車庫から回送のバスが遅れております」
 なんて案内があって15時発の名古屋行き。姿を現さない。そのうち
「名古屋行き、スーパーライナー15号ご利用のお客様、1番線付近でお待ち下さい」
 などと繰り返し流されるようになる。
 15時になってようやく
 
 見慣れぬ姿のバスが入ってくる。15時発の名古屋行き。JRバステック、なる会社の担当便だそうだ。バスは詳しくないから経緯は知らないが、JRバス関東の子会社だそうだ。
 
 到着すると長蛇の列が出来る。結構混んでいるようで乗車に一手間。キャリーバックを持ち込めそうにないからトランクに預けておく。東海担当便だと預り証をくれるのだが、こちらはそういう物はないのだそうだ。同じ路線で扱いが異なるとは夢にも思わなかった。
 15時発は超特急便。停車するバス停が限られており、自分が愛用する東名上郷のバス停には停まらない。東名本宿までの予約にしたが、正直、決して便利ではない。それでも今日は超特急を選んでみたのは、何時もと気分を変えたかったから。毎回、代わり映えしないバスに乗るより、別の便にしてみたかった。
 車内に入る。補助椅子を廃した車内は通路が狭く、その代わり座席が広い。肘掛が意外と立派で2-2の配列でも隣の人との距離を確保した形になっている。今日は混んでいて隣に人が来たけど、これなら、まぁ良い。パソコンを使っても迷惑にならなそうだ。
 10分ほど遅れての出発となる。普段生きている分には縁のなさそうな官庁街を左に、右にちらっと議事堂をみて首都高速へ。高速に入った途端に10分遅く出発するはずの静鉄バスに抜かれる。静岡行きのバス。定時に出たのだろう。
 
 大橋のジャンクションで少々渋滞。多摩川を渡るまでには解消する。この時点で
 
 17分延だそうだ。最初の停留所、東名江田には15:50の到着。ここで待っていたら理由も分からずにイライラしていたかも知れない。
綾瀬のバス停でスーツ姿の二人組が降りてゆく。近隣の会社に用事で来るなら、多少遅れたとしてもバスが一番早いには違いない。平日昼間の東名高速バスにはこんな需要もある。
 少々眠気を覚え、zzz。気が付くと山間を走っている。時刻は17時近く。東名足柄到着の案内が流れる。どうやら遅れが広がっている様子。休憩前に乗車人数の確認をしますなんて案内があって運転士さんが車内を廻る。
 
 10分少々の休憩。乗客ほとんど全てが外に出る。何度かバスでやってきてすっかりお馴染みになった感じのあるサービスエリア。お手洗いに行ってコンビニに寄って、戻って来て写真を。東京駅ではきちんとした写真を撮ることが出来ないから貴重なチャンス。
 出発2分前。点呼が始まる。その間にも一人、もう一人。スターバックスカップを持って戻ってくる人。これで全員戻ったようで予告通りの時間に動き出す。バスは御殿場から下り道。特急便は停まる裾野を通過。次は富士まで停まらない。この辺りから特急便との差が出る事になる。
 
 沼津を過ぎて海がちらっと見える。東京駅から2時間。ほぼ満席の車内だけど広い座席と休憩のおかげでまだまだ先に行けそうな感じだ。
 富士でも乗り降りは無く、次は清水を飛ばして静岡まで。停車バス停だけ取り上げれば、特急東海よりも少ないかも知れない。
 
 由比に差し掛かる。時刻は17:50。夕方になって通行量は少々多い。そういえば今日は金曜日、週末だ。バスが定刻で走っていたならば海が明るかったかもしれないが、この時間、山陰の湾は日が翳っている。長い夏の日もそろそろ沈んでゆく。
 
 バスは30分少々の遅延。微妙にズルズルと遅れているような感じがする。
 JRバステックは、と言うかJRバス関東はというべきなのかも知れないが、東名静岡での乗務員交代がない代わりに日本坂のパーキングエリアで休憩がある。足柄から間が余り経っていないような気もするが、同じ待たされるなら、座ったままより外に出れるほうが良い。
 
 
 18時半近くの日本坂パーキングエリア。ここで休憩を取るのは初めての経験である。社用でクルマに乗った時も日本坂に寄った記憶はない。
 今度は外に出る人、出ない人。それぞれ。小じんまりとしたパーキングエリア。さっきも行ったお手洗いに行き、飲み物はさっき買ったからすっ飛ばして、バスの写真。あんまりやる事が変わらない。今度も遅れてくる人はなく、予告どおりの時間に出発となる。
 静岡までは飛ばしてきた超特急便。この先も停まらないバス停は多いが、焼津西にまず停車。この辺りから降車が始まる。同時に乗車もある。名古屋方面へのお客さん。予約を持っていない人も結構いて、空いた席が冷える間も無く次のお客さんを迎える事になる。自席のお隣さんは東名吉田で降りていったけど、直ぐに次の主が現れた。
 すっかり暗くなった掛川でも浜松北でも遅れてやって来るバスを待つ人がいる。栄までとか、名古屋インターまでと言う調子でお金を払って乗り込んでくる。
 既に2回休憩済みだが浜名湖の休憩も設定されている。最後の休憩になりますと添えられて到着。 
 
 時刻は19:40を過ぎている。東京からもうすぐ5時間。本来なら本宿に着いているはずの時間で、何があった訳でもないのに遅れが広がっている。
 隣に停まっているのは「旅の散策」と書かれたバス。バスツアーか何かかと思ったら「東京-名古屋」の文字がフロントにあってツアーバスと知れる。

 http://www.tabinosansaku.com/bus/highway_bus.html

 3列席のバスは楽そうだが、値段もそれなりにする。JRバスの定価とそんなに変わらない。
 20時近くの浜名湖サービスエリア。折角なのでちらっと眺めてゆく。サービスエリアのお弁当、「速弁」と呼ぶのだそうだが、が売っていて夕食用に買っていこうかとも思ったが¥1,800なんて豪華版だった。どんな人が買うのだろう。この時間でも4つぐらい売れ残っている。
 バスに戻って、予定通りに出発。この先、道路の案内には「音羽-豊田JCT渋滞」の文字が見える。運転士さんによると現在50分少々遅延しているそうだが、更に遅れが見込まれるとの事。音羽のインターを過ぎる頃から流れがだんだん滞る。そして前の車がハザードを炊くのが見えて渋滞の最後尾となった。
 
 渋滞に入ってまもなく、本宿到着の案内が流れる。自分は元からここまでだけど「この先渋滞で遅れが見込まれます。名古屋方面お急ぎのお客様は本宿バス停からすぐの名鉄線をご利用下さい」と告げられる。それを聞いて5〜6人が席を立った。
 東京駅で預けたキャリーバックを受け取りバスを見送る。バスは渋滞の列へと戻ってゆく。さてこれから先、どれだけ遅れるものやら。名鉄を選んだ人とバスに残った人、どちらが先に名古屋に着くかは、今の所、誰にも分からない。
 バス停から駅へと向かう途中、特急が通過して行くのが見える。次に来るのは普通かなと足を速める。ホームに上がるとこの時間の山間、涼風が吹いている。
 
 本宿から電車に乗り換え。乗り継ぎがあって決して楽ではないのだけど、名古屋を廻るよりはずっと早い。電車に乗って、気になることを調べてみる。バスの現在地。
 
 遅れが広がってるようだ。さて名古屋に着くのは何時となるものやら。
 多少バスが遅れても21時には帰れると思っていたのだけど、さらに30分遅れて帰宅となった。今から夕食を作るのは面倒だが、一旦荷物を置きに家に入ると出かけるのも鬱陶しくなってしまった。在庫のインスタントラーメンが結局夕食になる。
 
 バスはまだ、名古屋駅には着いていない。