東京観光

 若干二日酔い気味の朝。普通の時間に起き出して慌てて準備する。今日は日帰りツアーに出かける約束。ツアー旅行なんてまず滅多に使う事がないのだけど、妻の会社の組合が主催で二食付いて2、010円というから二人で出掛ける事にした。集合は7時45分に横浜西口天理ビル前。最後はバタバタと出掛ける事になった。時間がないので地下鉄に乗って西口まで。小雪が舞い散る中を駅へと急ぐ。

 ツアーバスが何台も並ぶ天理ビル前。目的のバスを探すのに手間取る。ちょっと離れた所にバスを見つけて中に入った時にはほっとした。
 30数人が集まって東京都内へと向かう。バスガイドまでいるちゃんとした観光旅行だ。首都高速は空いていて最初の目的地、築地には30分以上の早着。
 ここで朝食なのだけど時間があるので場外市場をぶらついてからとなる。築地をきちんと歩くのは初めてかも知れない。横浜橋より安いとは思わないけど、見て歩く分には楽しい。そして

 まぐろ焼き、だそうで。外がカリカリなのがちょっと新鮮な食感。

 改めて朝食の寿司を頂く。朝の10時だけど店は混んでいて店員さんが慌ただしく飛び回っている。ちょっと落ち着かないなと思いつつも用意されていた寿司のセットを。この時間まで何も食べていなかったからお腹も空いていてつるんと入ってゆく。

 出発まで間があったから場内市場も覗いてゆく。何を買うという訳で無く、競りも終わっているから雰囲気を見るだけではある。各食堂に出来た大行列の方が印象的。
 11時半。バスに戻って次に向かうのは浅草。途中、建設中のスカイツリーを眺め、隅田川を渡ると浅草界隈。某ビール会社の本社ビルで案内が入る。「フランスのデザイナーが炎をイメージして作ったのですが、日本人の眼からみるとどうしても別のものを思い浮かべてしまいまして」バスの中、爆笑。みんな同じ事を考えるんだなぁと感心する。

 浅草界隈は自由行動二時間。まずは浅草寺にお参り。ちょうど大改修中で本堂が囲われている。ちょっと有り難みが薄れたような。小雪の舞う中、仲見世から花やしき浅草六区とぐるり。さすがに冷え込んでコーヒーショップに避難する事になる。
 14時近くに移動。今度は柴又だそうだ。柴又という所は初めての訪問。まずは昼食となる。うな重と天丼の二択という設定。案内された店は川魚料理の店だとか。この界隈、川魚を食べさせる店が何軒か並んでいる。江戸川の川魚を食べさせる店から始まっているらしい。

 出来立てならもっと美味しかっただろうなぁと思いつつ。
 出発まで時間があるので界隈を散策する。浅草に比べればちょっと閑散。団体客が少ない分かも知れない。

 柴又を有名にした功労者、駅前に佇む。

 お煎餅のばら売りを幾つかの店でしていたので買ってみる。唐辛子のおせんべいは1個45円。2個でも嫌な顔一つせず売ってくれる。食べた後に体の中から温まってくる感じが嬉しい。
 バスに乗って居眠りしている間に今度は都心へ。そろそろ薄暗くなってきた頃に着いたのは東京タワー。東京に出てきて十数年が経つけど東京タワーを訪れたのは初めて。恥ずかしながらのデビューとなる。
 少し並んで満員のエレベータ。地上150mにあるという展望台に出る。まだ明るい地上が少しずつ暗くなってゆくのを眺める。小雪が舞うというより吹雪と言いたくなるような天候。

 東京の街が霞んで行く様子を眺める。バスの出発時間という制限が無ければもう少し眺めている所。融通が利かないのがツアーの残念な所だけど、とは言えツアーでなければ東京タワーなんて来なかっただろうし。

 下に降りて見上げる東京タワー。さすがに大きく、神々しい。
 後は横浜まで帰るだけ。首都高速は空いていて小一時間で今朝の出発点、西口の天理ビル前に。最後は京急線、47運用

 816編成で。

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