妙に喉が渇く。ホテルが乾燥していて寝る前、濡れタオルを用意したり床に水を撒いたりしたのだけど、乾いたままらしい。胃に弱点の違和感。食べ過ぎたかなあ。まだ夜中。水だけ飲んで寝る。
朝が来た。相変わらず喉の渇き。どうも違和感。身支度はしたけど、様子がおかしい。腹が壊れて来て出歩く自信が無くなる。結局同行者には観光に行って貰い自分はホテルで寝ている事にした。
一時間後。違和感の正体が暴れだす。まず吐き気。昨日の夕食がみんな出ていった。腹が壊れて水みたいな便が止まらなくなる。喉は相変わらずの渇き。消化器系のトラブル、それに伴う脱水症状だ。また嫌な時期に出て来たもの。何か変なものを食べたかなあ。
時々胃が妙に痛む。中が空っぽなのに胃酸が出ているに違い無い。旅先での体調不良、経験無い訳では無いが、困った事になった。
出すものを出したけどなお水は出てくる。その度に喉が渇いて水を飲む。多少恥辱でも書けるかと思いパソコンに向かって見たけど、一行も進まない。
ベッドに横になったままも勿体なあと窓際のソファーに寝転んで窓に見える景色を眺める。
良い天気だ。外は寒いのだろうか。遠くに小さく東涌線の電車が。
何度かお手洗いに通う間にベッドが恋しくなった。いや毛布が欲しい。どうやら熱が出てきたようだ。
同行者が帰って来てバナナに栄養剤を差し入れてくれる。何か食べないと動けない。今日の16時でチェックアウトだし、そろそろ荷造りもしなくてはならない。バナナを１本食べてみる。美味しいけど胃が受け付けない。結局戻してしまう。栄養剤は、胃が痛くなって来たけど何とか。
いい加減、動く。荷造りをして日本で着ていたコートまで着てチェックアウト。すぐ近くが九龍駅にあるインタウンチェックインカウンター。僅か500歩ほどの道のりがかなり辛く、これはダメだなあと。
ここでチェックイン。荷物を預けてしまえば少々楽ではあるけれど問題なのは
帰りも仁川経由なんだよなぁ。しかも深夜便。確か夕方発の便があったと思ったからチェックインの時、前便振替が出来ないか聞いてみたのだけど既に搭乗手続きを終了していると。後で調べてみたら香港16:40だった。15時にはチェックイン済ませていないといけない訳で。残念。一緒にもらったラウンジへの招待券。これを生かして体を休めつつ、深夜の出発までにある程度、体調の回復を図るしかない。
同じく深夜の羽田ゆきに乗る同行者とは空港の出国エリアの前でお別れしてラウンジへ。
