今日が帰国日

 久し振りに時間の制約が無い朝。昨日一昨日よりも緩々と起き出して身支度をする。7時には出ようと思っていたけど、制約の無い分、若干押し気味。
 どうでもいいけど、こちらが今日の部屋。

 思いがけずPCが合った事にはびっくりです。回線、役立ちました。

 冷蔵庫の中には栄養ドリンクでしょうか、二本。二人で頑張れと言う意味なのか、二回頑張れと意味なのかは、定かでは有りません。
 お腹が少々減ったので朝食を。幸い、ここは高速バスターミナルのすぐそば

 24時間営業の食堂が何軒かあります。そのうちに賑やかそうな1軒へ。そろそろ定番を食べたいと思い、注文したのは

 ユッケジャン。4,000KRWだったかな。確か。食べているうちに汗が出てきて、暖まりましたけど、思いがけず時間を取ってしまいました。店を出るまで30分ほど。

大邱地下鉄 つづき

 さて、今日は昨日の続き、大邱地下鉄二号線に乗車。そのためにはまず

 昨日乗った1号線でジャンクションである半月堂まで。地下鉄は空席が目立つ。そういえば今日は日曜日だ。朝ラッシュは無い。
 半月堂の結構距離のある乗換えを歩いて2号線のホームに降りると、ちょうど沙月ゆきが入ってくるので飛び乗る。一昨日、光州でみたようなどちらかと言うと小振りの電車。まだ朝早い時間に郊外に向かう電車だからか、極め付けに空いている。

 終点間近で車内の様子を。光州地下鉄とサイズは一緒。雰囲気も似たり寄ったりだけど、案内表示はドア上にLEDのみ。当然、日本語表示も無く。
 20分ほどで終点、東の終点、沙月に到着。

 何のことはない地下鉄の終点で一度改札を出てトークンを買うとまた引き返し、好きで乗っている鉄道だけど、やっぱり地下鉄に長く乗る事は息が詰まる。
 改めて今度は西の終点、汶陽を目指す。出発は8時半。ここから28km。乗りとおすと50分ほどだろうか。列車、半月堂に近づくに連れて少々お客さんが増えてくる。まだ中心街に出るには早い時間だからか、目だった混雑は無い。半月堂で少々下車。そして西門市場でまた下車。ここ、地球の歩き方によると有名な市場だそうだけど。
 改めて朝の郊外行き。列車はどんどん空いてゆく。居眠りはしないけど既に暗闇の車窓をお供にして1時間以上が経過している。そろそろ変化が欲しい頃。
 終点、汶陽が近づくと列車は

 地上に出た。どうやら車両基地が併設しているらしい。まもなく終着、汶陽に到着。

 一旦改札に出て、外を覗いてみる。

 ずいぶんと遠くに来ている様子。すっかり郊外と言うか、田園地帯もいいところ。地下鉄の通る街、なんて風情は何処にも無く。
 東大邱の駅で地下鉄に乗り始めてから1時間半ほどが経っている。今日はこの後、振り出しの東大邱に戻った後、ソウルへ向かう。夕方には仁川空港から帰国だ。最初の心積もりでは今日、1・2号線両方に乗るつもりだったので13時東大邱発のKTXを抑えていた。けど、早めに予定を終わらせる事が出来たので、乗車変更をしよう。


 先ほどの同じ電車に乗り、今日、三度目の半月堂を経て東大邱の駅に戻ると10時を少々過ぎたところ。駅の窓口、行列に並んで、この後のKTXの切符を手に入れる。最後は特室にしてみた。

122列車 KTX 東大邱(Dondaegu)10:35→12:06光明(Gwangmyeong)

 今度のKTXは20分ほど間があって10:35。無事特室の切符を手に入れる。少々時間があるので、駅前の物販テントをぶらぶら。そろそろお土産のことも考えなくてはならないけど、これと言うものが無く、後にする。
 そろそろホームに降りる。

 ちょうどソウル行きのセマウルがやって来る。これに乗って行くほうが正直楽しいだろうが、ソウル着はKTXよりも一時間以上、遅れる事になる。

 こちらは東大邱折り返しとなるらしいKTX。登場当時はソウル-釜山系統が多かったように記憶してますが、東大邱始終となる列車も増えた様子。中には東大邱-大田は在来線の京釜線をゆくKTXもあり、だいぶバラエティが増えました。

 ほぼ定刻、東大邱に現れたKTX、 列車。指定された座席は2-1列に並んだ、真ん中の通路側。ほぼ満席の盛況ぶり。ひとまず恥辱の続きを書こうとPCを立ち上げたら、隣の人に「Made in JAPAN?」と聞かれたのが珍しいといったら珍しい所。
 260〜270km/h。イマイチ調子に乗り切れない感じで淡々と進むビジネス列車の中で、仕事の振りして恥辱の続き。列車は早くない割には定刻のようで、何時の間にか大田を過ぎている。
 ひと段落した後、ちょっと目に付いたものを。

 持ち帰れぬ機内誌、ならぬ車内誌KTX。ハングルは読めませんが写真は分かります。何故かセメント貨車の羅列がデカデカと出てますが、駅の紹介記事なのでしょうか。

 どうやら車内で無線LANが使えるようです。前に乗ったときには無かったパンフレット。
 列車はまもなく速度を緩めて、ソウル郊外の光明駅に到着。このまま乗ってゆけばソウルには12:17に到着するけど、今日はここで下車。

 KTXの駅に共通の自然光を取り入れる柔らかな雰囲気の駅。

 真ん中を通過線が貫き、両脇にホームが構えます。たまたまでしょうか、上下とも列車が停車中。
 ソウル郊外とは言え、目的地でもない中途半端な駅で降りてみたのはここ、光明から龍山へと走る地下鉄1号線の枝線、通称光明シャトルに乗るため。

光明シャトル

 元々、KTXのみが停車する光明の駅に地下鉄1号線の電車が乗り入れるようになったのは2006年末の事。KTXの停まらない、永登浦あたりのお客さんに利用の振るわない光明駅へのアクセスを提供することで利便性向上を狙ったのだとか。
 この電車、新しく地下鉄の線路を敷設したわけでなく、既存の路線、すなわちKTXの線路を経由して乗り入れを行うのだとか。まぁ線路の幅は一緒だし、その気になれば簡単、と思いきや信号方式が異なるため、一工夫必要だったようです。

 地下鉄の電車がちょうどやって来ました。ちょっと早いけど、ホームに向かいますか。

 ちなみに改札手前の発車案内。電車はおおよそ30分毎の設定。アクセス鉄道としては物足りない本数ですが、あくまでKTXの線路を間借りしている以上は、無闇には増やせないのでしょうねぇ。

 KTXが発車してゆきます。

 こちらが地下鉄1号線の電車。龍山行き。
 ほとんど人が乗ってこないまま、発車時間となります。列車はゆっくりと動き出し、そのままのそのそとトンネルへ。KTXならば300km/hの最高速度には達しないまでもそれなりの速度で走るところを、40km/h程度の、腫れ物に触るみたいな雰囲気で、ほんとうにゆっくりと。

 真っ暗なトンネルの中で一旦停止。灯り区間にでてもう一度停止。どうやら京釜在来線への合流区間のちょっと手前。信号待ちなのか、隣の線路をムグンファが流れてゆきます。
 ようやく動き出すとまもなく最初の駅、始興。ここはもう、地下鉄1号線の駅で、お客さんが普通に乗ってきました。ここからは単なる地下鉄1号線、龍山ゆき。
 このまま乗ってゆけば、13時前には恐らく龍山につくのだろうけど、途中、新道林で下車。少々、行き交う列車を撮ってみました。この辺りの京釜線は、左側から仁川へ向かう電車線、天安へ向かう電車線、そして急行線の列車別三複線。そこを休むまもなく列車が行き交います。

  急行線を走る下りムグンファ。そして天安への電車が併走。

 天安方面へ向かう電車。

 ソウル方面へ向かうKTX

 ムグンファがまたやって来る。

 仁川方面へ向かう電車。
 上空には金浦空港を飛び立った飛行機が上昇してゆくのが見えたり、なかあな素晴らしい場所。もう少しゆっくり構えられれば良いでしょうが、今日は30分弱で退散。龍山へと向かいました。

 龍山につく。時刻は13:30過ぎ。今日は18時過ぎの飛行機だから15時過ぎには空港に向かいたい。そうなるとあとは1時間半ほど。昼を食べてお土産を買ってでちょうど良いかなと思っている。とにかく、お腹が減った。
 ひとまずフードコートへ。たくさん並ぶ店の中から混雑したビビンバの店を選択。店の前に出ているメニュー。写真と日本語標記がついているのがさすがにソウル市内。「たこのビビンバ」と書いてあったメニューがあったから「ナクチピピンパフ、ジュセヨ」と。日本語の標記があるからといって日本語が通じる訳ではないので

 出てきました。

 混ぜて混ぜて混ぜてからいただきます。ちなみに7,000KRW。
 お土産は駅地下のスーパーマーケットで。

 どこかアメリカのような大きな大きなスーパーマーケットでお菓子やらなにやらをお土産に。
 レジで袋が貰えないのは想定内ですが、持参したバックに入りきらないのは想定外。入りきらないお菓子の袋を抱えて、憮然。どこかで紙袋でも売ってないかなぁと思うけど、ここ、日本の観光地じゃないし。とにかく空港まで行って考えるかと、リムジンバスのバス停を探して駅前へ。それが見当たらない。リムジンバス、どこ?
 こんな時は観光案内所ということで、駅構内へ。係員に聞くと、右に行ってさらに右だと仰る。右って駅の裏側? 何か釈然としないが、とりあえず行ってみる。
 コンコースを右にゆくと駅の裏へと続く通路。さらに右に曲がる。こんなところ?と思いつつ歩く。何かが違わないかと信じられない気持ちで歩く、歩く、歩くと

 えぇ?バス停?
 そこはどう考えても駐車場にしかみえないのだけど、バスのポールが立っていて、飛行機のマークが入っている。すなわち空港リムジンのバス停だ。
 ようやく息をつく。これで何とか仁川まで着ける。しかし、問題はもうひとつ。

 このお土産、どうやって日本までもって帰ればいいんだ。空港で紙袋を買うか貰うかするしかないか?

 ここのバス停。よく見ると一応、チケット売り場もあり、ここで乗車券を購入。仁川空港まで14,000KRW。以前に比べて1,000KRW値上げです。
 15分毎とあるバスを20分近く待ったように思いますが、とにもかくも見慣れたリムジンバス、

 どう考えても怪しげで不親切なこのバス停にようやく姿を現しました。バスは後方に空席を残して7割の入り。
 駐車場からは駅の裏へ。そして漢江沿いに渋滞の中を走ります。多分このバス、ソウル駅発だと思うけど、前乗ったとき、こんな駐車場の中なんて走ったっけ?
 でも前回はグロッキーだったからなぁ。

 バスは高速道路に入ると何とか速度を上げる。空港に着いてみると16時過ぎ。さて。手続きだけど、その前に荷物を何とかしなくては。
 ちらっと空港を見てみるけど、紙袋的なものは売っていない。仕方ない、これは奥の手と思っていたけど、発動するか。
 福岡行きのJALはKALの運行。したがって搭乗手続きもKALのカウンタでやるのだけど、その前にJALのカウンタへ。こんなこと、JALじゃないと出来ないだろうし。
「今日、福岡行きに乗るですが」
 と上級会員用のチェックインカウンタで切り出す。当然、手続きはKALで承りますよと言われてしまうわけですが、
「手続きの前にこの荷物を何とかしたいのだけど、どこかで紙袋のようなものは売っていませんか?」
 と聞いてみます。これで教えてもらえればそれで一応は解決なのですが
「そういう事でしたら、こちらをお使いください」
 とある程度予想された反応。しかし、出てきたのは紙袋ではなく、紙の箱。いわゆるJAL箱。ありがたく頂戴して箱詰めをした後、KALのカウンタへ。
 チェックイン手続き、エコノミーのカウンタなのか、上級会員であればそれなりのカウンタが使えるのか、定かではなかったのでEチケットとJALの会員証、ワンワールドのステータス入りをスカイチームの一員であるKALの係員に提示してどこかと聞いてみる。ファーストクラスのチェックインカウンタを使っていいのだそうだ。

 手続きは簡単に終わる。出国も簡単に済んで、時間は1時間半ほど。じゃあラウンジ行きますか。KAL運航のコードシェア便を利用する際はJALのラウンジでもKALのラウンジでも好きなほうを使っていいそうだ。せっかくだしKALのラウンジを使う。仁川のKALラウンジ、英国プライオリティ・パス(Priority Pas)社による2006年全世界の空港ラウンジ調査において、アジア太平洋エリアの最優秀ラウンジに選ばれたそうで。そうそう入る機会も無いと思われるので、ちょっと楽しみ。

 場所が変わったばかりで案内が少なく迷ってしまいましたが、よくよく見ると、最短の動線で行ける範囲にありました。

 窓の大きな広々とした空間ですが、電源席を探すのに苦労しました。

 17時ちょっと前の食事。サンドイッチや寿司。パン類など。別のところにはサラダもあったようです。意外と種類が少ないなぁというのが最初の印象。

 缶ビールに適当な食事を。どうせこの後の搭乗機。きちんとした食事は出ないでしょうから。

 電源、手持ちのアダプタがスペースの関係で使えず、係員にアダプタを借りました。借りる際には搭乗券を預け、返却の際に引き換えてもらうシステム。
 17時を過ぎるとどうやら食事も充実してきたようで

 改めて頂いて見ました。いつの間にかラウンジ内も混雑。空席を探すのも難しくなります。
 正直、新装開店した成田のサクララウンジの方が上じゃないかなぁというのが感想。もう少し空いていたら印象が変わるかもしれませんけど。

KE781/JL5224 HL7701 A330-200 ICN→FUK

 30分弱前、搭乗口へ移動する。普段と使うエリアが違うので、これまた少々迷ったけれど、

 たどり着いてみるともう搭乗中。ここで初めて、この便がKEとJLだけのコードシェアではなく、KE、DL、JLと3社のコードシェア便であることをはじめて知った。

 初めて乗る大韓航空はどんな感じかなと思いながら機内へ。
 指定された座席は30番。どの辺りか良く分からずに真ん中ぐらいだろうと勝手に想像していたのですが、実際乗ってみると、エコノミークラスの前から3列目。まぁまぁ良い方の席。
 機内は比較的空いているようで、隣には人は来ない。一つ前、そのひとつ前も通路側はあいているようだ。そんな中をせわしなく行き交うアテンダントさん。スーツの色は淡い水色。KORailの制服は韓国らしい深紅だったけど、この淡い色にはちょっと違和感を感じてみる。 
 定刻になったけど動く気配が無い。 Doorcloseが何時だったのかはっきりとは分からなかったけれど、まもなく出発の案内が流れたのは18:27だった。韓国語、日本語、英語の順番である。福岡までの飛行時間、離陸後55分との事。国際線なんですけどね。18:31、Pushbuck。18:39、Taixing。
 Taixingの途中で案内。この機の離陸は3番目で5分後だそうだ。18:46、機内減光ののち、まもなく離陸と案内。いつの間にか滑走路に出ており、18:47、Takeoff RWy33L。窓の外は真っ白になり雨粒が微かに窓をたたく。飛行機が上昇してゆくと雲の上へ。なお上空には雲が覆いかぶさり、遠くに小さく青空が顔をのぞいている。
 飛行機はゆれながら上昇を続ける。ちらっと差し込んでくる夕陽。再び揺れ。
 ベルト着用サインは点灯したままだけど、客室乗務員が動き始めた。最前列の席で、チャイルドベットの設置。機内食配布の準備も進んでいる様子。もう、良いのか?と思って

 外の様子を撮ってみる。まだベルト着用サインは点いているけど。揺れも、少々ありますねぇ。
 細かな揺れが続く中、機内食の配布が始まった。

 わずかな距離のフライトだけど、一応、機内食が出る。散らし寿司。お菓子にミネラルウォーターの組み合わせ。食器はステンレス製のスプーンが箸と一緒に出てきました。ドリンクはビールを頂きます。
 19:03、ベルト着用サインが消灯。食事も出て来た後だし、点灯していた事、すっかり忘れていた。時間が短い中でちょっと無理しているのかななんて印象もあるけど、何も事故さえなければ、短い時間で頑張っていると評価されるのでしょうね。どちらが良いのか、ただ単に乗っている分にはサービスが良い方がそりゃ嬉しいですけど、難しいなぁと思いつつ、簡単な散らし寿司を頂きます。一応、これが夕食ですんで。
 簡単な夕食を終える頃、機長さんによる飛行状況の案内が流れる。19:07のこと。韓国語と英語の順番で、日本語では客室乗務員が簡単に。福岡到着19:45との事。天気は晴れで気温は23℃との事だ。

 延々と雲の続く中、飛行機はおそらく、南へ。空が冴えないまま、晴れと言われた福岡へ向かう。

 ここで記録を。今日の搭乗機はA330-200。普段は日系の航空会社にしか乗らないので縁の無い機材ですが、ちょろっと調べたところによるとA300の後継機だとか。言われてみると2-4-2の座席配置はA300と同じ。たまにこうして普段乗らない航空会社に乗るのも、悪くないものです。
 19:14、ベルト着用サイン点灯。少々揺れ始める。窓の外は相変わらずの雲。あと30分で福岡だから、だいぶ南側まで飛んでいるとは思うけど。機内では相変わらず客室乗務員が前へ後ろへ。食べ終わった機内食を回収したり、免税品の機内販売に勤しんだり。そんな中、軽く落下感。19:23のこと。

 外が薄暗くなった19:23、機内モニタに現在地が映し出される。既に朝鮮半島を抜け、対馬海峡を一路、九州へ。あと20分で着陸という時間帯。
 19:28、あと20分で着陸する旨、案内。外は夕暮れ。いつの間にか雲が切れており、真下に見える海峡に漁火がいくつも揺れている。いや、揺れているのはこちらか。
 19:35、まもなく着陸する旨が案内される。そして電子機器使用NGの案内も。街明かりが見えているけど、どこだろう。機内が減光すると西の空がほんのり赤みを帯びているのを見て取れた。
 前方に市街地が見えてくる。海ノ中道を望み、博多湾の上を揺れながら福岡の街へと進入。19:49、Landing、RWy16。滑走路上で急減速すると普段と違って右へとターン。今日は国際線ターミナルへと向かう。19:55、Spot in SP53。

 福岡に到着した大韓航空機。L2のドアしか開かない珍しい状況だったので、こんな写真が撮れた。

 さて、日本へ帰国。入国手続きだけど
「関西から出国されているんですか」
「えぇ」
「福岡へはお仕事か何かですか」
「いえ、チケットの関係です」
 妙に突っかかるなぁ。まぁ変なのは分かりますけどね。

JL348 JA751J B77-300 FUK→HND

 入国して荷物の受け取り。仁川で預けた荷物、一旦福岡で引き取りだけど、最初の最初。正真正銘の一番目に出てきた。ファーストクラスのカウンタでチェックインした人が一人しかいなかった、って事か。預けたJAL箱 with KALのプライオリティタグ付は角が少々傷んでいる。

 すんなり入国できたけど、ここから先、国内線ターミナルへはバスでの移動。今度のバスは20:15。これが関空みたいに同じ建物内の移動だったら一便早いのに乗れるんだろうけどなぁと思いつつ、満員のバスに揺られる。

 国内線ターミナルに着くと20:20すぎ。チェックインカウンタに着くと1便前の搭乗手続きは既に終了。最初の予定通り、21:35の最終便への搭乗となる。
 荷物を再び預ける。紙切れ一枚のチケット控えを差し出し、搭乗券を出して貰う。チェックインカウンタのすぐ横にあるセキュリティチェックを通ってラウンジ直行のルートを教えてもらう。そういえば福岡にも4月から国内線ファーストクラスが就航している。

 国内線のラウンジでビールとおつまみ。恥辱を綴りながら、二杯目からは焼酎を。それにしても

 最後まで誰もいませんでした。よほど空いているのかなと思いつつ、搭乗口へ。

 まもなく最終便を送り出す福岡空港。 あと10分あるけどファイナルコールが響きだす。よほど空いているらしい。せっかくの福岡経由だからと実家の土産に辛子明太子を。ついでに空弁を買っておく。機内で食べるつもりだ。

 ほとんど最後の方らしいけど、搭乗口にたどり着く。指定された座席に着席。隣席は空いている。前も後ろもおおよそ2席に1人の割合。クラスJでそんな調子だから後方普通席も推して知るべしだ。新聞を受け取ると東京版。久しぶりの日本の新聞を眺める。
 21:29、Doorclose。羽田までの飛行時間、1時間15分との事。ところどころ、揺れが予想されるそうだ。21:34、Pushbuck。窓外にまだ動かぬANA機を見てちょっとだけ嬉しくなる。まぁ向こうの方がお客さんが多いのかも知れないけれど。21:38、Taixing。滑走路端まではほんのちょっと。21:41、Takeoff Rwy16。
 揺れ揺れしながら上昇してゆく。徐々に福岡の街明かりが小さくなり、雲に隠れた。少々疲れを覚えてそれ以上は追いかけない。モニタが現在地を映し出す。福岡の南方をぐるりと回りながら東へ。いつものルートだ。
 ようやくベルト着用サインが消灯したのが21:57。まだ小刻みに揺れている。ひとまずNHKニュースが始まったので眺める。日本のニュースを見るのも久しぶり。今回はNHK BSが放映されるようなきちんとした宿には泊まっていないものでして。飛行機はどうやら大分上空から伊予灘へ。順調な飛行が続いているようだ。

 ドリンクのサービスが回ってくる。一緒に茶菓子も。空弁は用意して乗ったけど、なんとなく食べる気が失せる。お持ち帰りする事にしてしまいこむ。
 ふと現在地が気になって窓の外を見てみる。光の卵が見えている。大阪湾だ。時刻は22:20。フライト後半戦。少しガタガタ揺れ始めて、それが小刻みに続く。ようやく落ち着いたなと外を眺めると海岸線。半島だ。伊豆かなと思う。
 22:47、サイン点灯。あと10分で着陸との事。羽田の天候は曇りで気温は17℃だそうな、雲が見えてくる。機内消灯。窓の外は真っ白、雲の真ん中だ。少々ゆれる。雲を抜けきると外には東京湾。川崎が見えてきて22:56、Landing、RWy34L、23:03、Spot in SP8。

 仁川から6時間弱。ようやく羽田に到着。

 閑散とした羽田空港。23時ではおなじみの景色だけど、ファイナルコールなんて流れ出してびっくりする。SFJの北九州ゆき、最終便だ。
 福岡で預けた荷物を受け取る。割と早い目に出てきたJAL箱。前便で預けた際に破損していた所、テープで補修していた。JALさん偉い。ちょっとそんなことを思う。
 帰りは京急の電車。この時間、横浜方面への接続は悪く、蒲田で待たされると言う残念な状況。

 蒲田の待ち時間に荷物を。これをもっての移動は結構、きつい。横浜乗り継ぎ、帰宅するともう日付も変わっている。

【今日の空弁】清広のさば寿し ¥945 有限会社清広食品


 機内で食べようとした空弁、結局日付の変わった自宅で食べることになりました。棒寿司だけに、狭い機内で食べようとすると難儀しそうですが、家で食べる分にはそんなデメリットはなく、風味の良さとか素直に評価したくなります。どちらかと言うとお土産向けかな。

サイトアップ アクセスカウンタ

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタはチェックせず
 万歩計は15,310