JN2321 JA8694 Saab340B ITM→TJH

 伊丹へ着いたその先の事、一瞬、頭から削ぎ落ちてしまった。今日はまだまだ続きがある。今度は但馬へ飛ぶ。羽田で手続きは済ませているからラウンジに直行。先ほどのフライト、途中まで書いてしまう。
 ラウンジ
 写真:書きながらもやっぱりビール。今日2杯目
 8:15になったので搭乗口へ向かう。今日も23番搭乗口。何故か薄ら寒い北側の外れで但馬行きのお客さん、一塊になって待たされている。まだ搭乗は始まっていなかった。
 8:20過ぎに搭乗開始。バスにて機材へと連れてゆかれる何時ものパターン。外へ出ると「9℃」の言葉が示すとおり寒い。そして小雨。霙の間違い?と一瞬思ってしまった程に冷たく突き刺さる。バスの向かった先は26番スポット。今日の機材はJAノL塗装のJA8694だ。バスを降りる際、「こんな小さいのに乗るの」なんて話し声が聞こえてきたけど、小さいから楽しいってのは考え方間違っているかな? バスが1台、もう一台来てお客さんが揃う。少なくとも30人程度は乗っているようだ。普段は割り当てないはずの最後列12番や最前列1番にもお客さんがいる。  
 8:30、Doorclose。但馬までの飛行時間は30分との事。収納状況の確認で客室乗務員が廻ってきたときに「何時もご搭乗ありがとうございます」を喰らう。JACJGP以上がご挨拶の対象、と聞いた事があるけど、今度も思いがけないタイミングで、参った。8:33、Taixing。同時刻発の成田行きを追い越して滑走路へ向かう。滑走路手前で停止。離陸の順番待ち、との事。当機は4番目で10分ほど離陸までかかる見込みとのことだ。実際には8:45、Takeoff、RWy32R。エンジンの振動が背凭れを通して体全体に伝わる。ちょっとYS-11の振動を思い起こす。
 伊丹から左旋回で180度向きを変え、いったん南へと下る途中に雲の中へ。大して揺れる事無く順調に飛行を続ける。雲の合間から埋立地が見て取れた。大阪湾上空に差し掛かっているようだ。8:52、ベルト着用サイン消灯。
 Saab340B
 写真:YS-11より一回り小さなSaabの機内
 客室乗務員、新聞を持って回る。その時に改めてご挨拶。「●●様、何時もご搭乗ありがとうございます。以前もご一緒でしたよね」うわぁ覚えていないよ。そりゃ、まぁ今年だけでもJAC50回乗っているから、「ご一緒」でも不思議はないのだけど。「何時もお世話になってます」と無難な返事をしておく。
 プロペラ
 写真:プロペラ越しに見える青空
 新聞、キャンディーとサービスが終わると8:59、ベルト着用サイン点灯。軽くローリングしているような感じ。雲混じりの空の上、地上が見えたり見えなかったり、確実に高度を落としていっているようだ。機内が薄暗くなる。雲の中、ではなかった。機体を吹雪が叩き付けている。揺れが続く。地上には雪は無いけれど、日本海側は、もう冬なのだ。
 円山川が見えると空港も近い。定刻よりも遅れて9:13、Landing、RWy01。急減速がかかる。9:15、Spot in。
 但馬空港は雨。地上係員が慌てて傘を用意している。今降り始めたのかもしれない。降機の際「またお待ちしております」とジャブを入れられる。