ばたん

 帰りは川口から京浜東北線。ちょうど来たのが磯子行き。とりあえず乗ってしまう。赤羽を覚えていないぐらいだからすぐ寝込んだのだろう。そのまま都心縦断。
 蒲田を出たところで目覚めた。妙に気分が悪い。正直、吐きたい。蒲田-川崎、駅間長いんだよなぁなどと思っていると電車、川崎着。これはありがたいと下車。
 洗面所へと歩く途中。目の前が真っ白くなってきた。+4段ぐらい。方向、あっているんかい。多分、入り口の段差のところまでやって来たところで記憶が無くなる。
 気が付く。警備員がこちらを見下ろしている。どうやら倒れたらしい。どうしたこうした聞かれたのだろう。恐らく行き先も聞かれたようだ。ここだと難だからとコンコースの隅っこに移動して座り込む。そういえば眼鏡ありませんか?と聞いたけど、「ありません、電車の中で落とされたんじゃないでしょうか」って。ここまでは掛けていたけどなぁ。明日の仕事、差し支えるなぁなんてぼんやり考える。
 何分ぐらい座り込んでたか分からないけど、「取り合えず吐いてきます」と再び洗面所へ向かう。今度は足取りはまぁしっかりしていたのだろう。
 個室でゲロゲロやっているとドアをノックされた。「お客さん、眼鏡ありましたよ」探してくれたらしい。隅っこに転がっていたのだとか。どうもスミマセンでした&お世話になりました。
 再び京浜東北線。やって来たのは桜木町行き。桜木まで取り合えず乗り、次にやって来た磯子行きで磯子で再び待たされて。遠いなぁ、洋光台は。帰ったのは多分、23時半ごろ。

 家に転がり込んで、恥辱を軽く綴る。途中で猛烈に眠くなってくる。今日はこれ以上は無理だな。諦める。