黒船

 本日の京王線恥辱はサディスティック・ミカ・バンドの黒船を聞きながらお楽しみ下さい。


 輸出案件の絡みでアメリカ人が検査にやってきた。輸出先の会社の現地社員、では無く全くの第三者。安全審査だって。どんな厳しいことを指摘されるものやら、身構える。
 やって来たのは恰幅のいいおっさん。名刺投げて寄こしたよ、まぁ交換だから、それで事は足りてるのか。実際にものを見てもらう。何を言っているのかさっぱり分からないけど「Good!」「No good」「Very good」そのくらいは分かる。身振り手振りで何を問題にされているのかも、まぁ分かる。
 一通り見てもらい、最後に「Very Very good!!!」とその場に居たウチの会社の人全員と握手。気分良く帰っていた様子。後でお客さんに聞いたところによると週末は東京でバカンス。奥さんも連れてきているんだって。観光気分かよ…
 そのおっさん、作業服の胸に「Safety is our business」って小さなロゴが描かれていたりする。「安全は我がメシの種」なんて読むと何だかなだけど「安全こそ我が使命」ぐらいのニュアンスなんでしょうか、ねぇ。
 おっさんが帰ったあとも仕事は続く。帰ったのは昨日と同じ時間。