2022-02-12

 三連休の二日目。何となく寝過ごした感じで目が覚める。遅いと言っても7時過ぎ。緩々と起きだす。
 朝食の後、緩々と京王線恥辱を進める。お昼ご飯を頂いた後で、少し歩くべく家を出た。今日は行先を西に定める。
 自宅を出てまずは国道1号への最短コースを行く。途中

 1062列車を見かける。EF210-153号機牽引。
 国道1号に出て徐々に登り坂へと差し掛かる。京津線の線路が寄ってきて

 浜大津へと電車が下ってゆくのを見てこちらは峠を登る。鰻屋のある最頂点、大谷を越えて今度は下り坂。20分後の電車は

 大谷から追分へと下る途中ですれ違う。
 山科までは今回で3度目、もう馴染んだ道である。その山科が近づくと

 家の軒先、店の軒先、こんなナスみたいな風船がぶら下がっている。何だろうと思っていたが
sanjokai.jp
 やっぱりナスであった。
readyfor.jp
 コロナ前に作ったものらしい。
 自宅から山科まで1時間半ほどで到着する。このぐらいなら楽勝で歩けるようになった。今日はもう少し先まで歩く。この先は見知らぬ世界。三条通りに出て少々。あっと思ったのは

 この道。特に解説は掲示されていないけど京津線廃線敷で間違いないだろうなぁという道を行く。ここから今度は

 旧東海道の道を。膳所界隈の旧東海道よりも狭い路地みたいな道が続く。こんなところを牛車が行き交っていたのかと感心するほどの道。

 ほんと、狭い道なのだが、自家用車ぐらいは走れるみたい。牛車も行けたのかもね。
 旧東海道三条通りに合流する辺り、ちょっとした広場になっている。


 京津線の併用軌道で使われていた敷石を再利用した広場、だそうだ。そして飾られているのは牛車と車石。大津界隈ではあちこちで車石の展示があって、凹んだ石はお馴染みである。しかし使われていた車っぽいものを展示しているのは初めて見た。もちろん、考証はいい加減なんだろうけど。
 三条大橋に向かって峠越え。途中、

 近江バスのバス停がある。九条山という名前とOHMEの会社名が釣り合わない。これ、京阪三条までの免許維持路線があるが故のバス停。ネットで前に見た事があり、予備知識としては何となくあった。
katanogawara.blog.jp
railway.cocolog-nifty.com
 いずれも数年前の記事で、まだ免許維持しているのかなぁと思ったら


 蹴上のバス停には昨年の時刻表が掲示されている。去年も走っていたんだぁ感心したのだが、
www.facebook.com
 何のことはない、公式のFacebookが告知していた。2022年もFacebookをフォロしておけば11月の運転日が分かるのね。
 坂を下ると蹴上のインクラインが見えて更に坂を下る。段々と街中へ。
 三条の近く、県人会なんて文字が見えたら京都滋賀県人会なんて看板が出ている。
www.kenjinkai.co.jp
 滋賀県内最西端の追分から歩いて1時間も経っていないはず。わずか数キロの京都は東山で県人会なんて集まらないとやっていけないなんて、どれだけ京都でいじめられているのか、滋賀県民は、と我が事みたいに涙が出て来る。
 15時ちょっと過ぎ、

 三条大橋に到着する。膳所藩の城下町、膳所から天領の大津を経て京の都まで2時間半。途中、峠越えはあるが、下り道なので、楽ではある。三条大橋から膳所に向かうともう少し時間がかかるかも知れない。
 京の都は混んでいる。混んでいるが、折角来たのでちょっとだけ歩く。混雑から逃げるように京阪電車三条駅へ。下りホームは2つ先の出町柳ゆきが発着するホームだが、

 普通列車が待避していて、

 特急列車がやって来る。あと二駅なのに待避しなくても、と思うが、こういう扱いになっている。
 折角なのでクロスシートの京阪特急に乗る。一駅で出町柳。今日はここから西へと歩く。ひたすら歩く途中、模型屋のディスプレー。

 ボーイング2707だ。交通博物館と羽田のファースクラスラウンジで模型は見た事はあるけど、野良B2707があるとは思わなかった。
 更に西へ。北野天満宮の前、

 北野線の碑がある。さすがに世代ではないが、N電の名前ぐらいはしっている。こんなところを走っていたのか、と感心していると間もなく現代に残った北野線の駅が見えて来る。

 京福電鉄嵐電北野線北野白梅町の駅。こちらの北野線というのも市街電車なのか郊外電車なのか、良く分からない存在で、北野白梅町のターミナルというのも不思議な存在だが、とにかくここから電車に乗ってみる。待つ事しばし

 路面電車と郊外電車の合いの子みたいな嵐電の電車がやって来る。石山坂本線の雰囲気にも似ていると改めて思うことになる。
 1両の電車がさらっと埋まる程度の乗車で北野線の電車は京都の街を西に向かう。京都の街中、ではなくて郊外の雰囲気。京阪大津線の雰囲気ともまた違う。
 帷子ノ辻までくる。そろそろ帰宅を考える。嵐電の本線に乗り換え。

 今度は吊りかけの最古参がやって来る。前回乗った時、嵐電の本線は2両つないでいたと思うが、今日は1両。結構な混雑。嵐電天神川まで進むというか、戻るというか。

 釣りかけの電車を降りて、乗換。地下鉄の駅に入ると京津線直通、浜大津ゆきので電車が出る。地下鉄にしてはささやかな4両編成の電車ががら空きで待っている。京都の都心を挟んで、西に嵐電、東に京津線。どうせならLRTの地下線でつなげば良かったのに、と思わなくはない。
 三条まで戻り、そこから先、午後一番に歩いた道を進んで、御陵の先で地下鉄から地上に出て、山登り。大谷の先で暗くなるけど今度は山岳トンネルだ。トンネルを出て車輪を軋ませ急カーブからの急な下り坂。最後は路面になって浜大津まで。

 この先、電車に乗っても良かったけど浜大津から歩く。昨日より早い時間帯だからまぁ良いか。歩く間に日が暮れて来るけど、

 まだ明るいうちにプリンスホテルの近くまで。明るいうちに帰宅となる。家に戻って夕食から少々の深酒。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は30,826