2023-05-04

 目覚ましの音が鳴る。慣れない音は妻のスマホのアラーム。 妻が先に起きだす。もう少し寝ていて良いと言われたが、何となく起きてしまった。
 連休の後半も二日目。中途半端な時期だが今日からまた出掛ける。今度は妻と二人。朝から移動すべく身支度を進めると、ほぼ平日と同じ時間に家を出る。朝のうちはちょっと冷えているのでジャケットは着ているが、それでもちょっと寒い。
 膳所の駅まで歩く。5:50。平日なら2065列車が来るところだが、5月の連休期間は運休。そんな訳で

 705Mがやって来る。223系BJ12編成。こちらに乗る。補助席だけど2人並んで座れる。逢坂を越え、東山を越えると連休には近寄りたくない京都の駅。近寄りたくないけど降りる。さすがに6時過ぎだからそこまでは混んでいない。逆に言うと朝早いのに案外と人が多い。
 八条口に向かうと

 伊丹空港行きのリムジンバス乗り場へ。京都観光が完全復調して京都発着のリムジンバスも敬遠したい気分があるのだが、連休中日の早朝京都発はそこそこ空いていた。このぐらいならまぁ良い。
 バスは6割ぐらいのお客さんを乗せて名神高速を走る。道が混んでいるようだと少々辛いが、今日のこの時間は道路も順調。滞りなく西に向かい、45分で空港到着となる。7:30の羽田行きにギリギリ間に合うぐらいのタイミング。

 連休中日の伊丹空港、まぁまぁ混んでいる。出発案内は×がずらっと、と言う訳ではないが、混雑している事を示す△や×が目立つ。そこそこ混んでいる便が多いのだろうと想像できる。
 今日は荷物1点を預ける。そんなに長い行程でもないので、2人の荷物をスーツケース1つにまとめて来た。そんなにたくさんお土産を買って帰る行先でも無いし。保安検査を受けると待ち時間は小一時間。ひとまずラウンジに寄る。

 7:10の102便が動いて行くところを見て席に座る。連休中のラウンジは空いていて、普段は座り辛い窓側席にも余裕で座れた。

 ラウンジの軽食で朝食を頂く。5月になって変わった点。パンが個包装ではなく、従来通りに戻っていた事。おにぎりは個包装になったまま。そばにいた係員に「パン戻ったんですね」とつい声を掛けたら「パンだけ先に従来に戻しました」との事。少しずつコロナ以前に戻りつつある、と前向きに受け止める。
 外を見ながら京王線恥辱を少し進める。妻はマッサージ機で揉まれに行っている。その間に 

 羽田からの101便がやって来る。ほぼ定刻。折り返し106便も何も無ければ定刻に飛びそうだ。今日はこの先、少々予定が詰まっているので定刻が崩れるっと辛い。

JL106 JA847J B787-8 ITM→HND

 8時を過ぎてから席を立つ。今日は8:30伊丹発の106便で羽田に向かう。搭乗口は17番。ラウンジから一番近い搭乗口となる。

 20分前についてみると既に優先搭乗も終わっている所。早々に乗り込む。今日は元々クラスJで予約している。今回の東京行きを決めたのは妻が退院した後。当時の妻は歩くのも大変で、じっと座っている事もきつく、長時間座るのだったら少しでも楽な席で、と普通席ではなくてクラスJを選んだ次第。それから1か月半が経ち、すっかり日常生活を取り戻しているので、配慮は杞憂に終わっている。杞憂になって良かったけど。
 満席ではないにせよ、それなりに利用率が高い今日の106便。見た目座席が埋まった所で8:25、Doorclose。8:28。Pushbuck。

 定刻より早い動き出しになる。下がり切るとトーイングカーが離れてゆく。入れ替わり18番スポットへと103便と思しき機体がやって来る。

 派手な機体はJA615J。時々設定される某鼠の特別仕様機であった。8:33、Taixing。地上係員に手を振られて飛行機は誘導路を南に向かう。この時間、出発便のダブりがないようで、順調に滑走路端まで来るとそのまま滑走路内へ。8:40、Take off RWy32L。

 飛行機は北へと飛び立つと西へ南へ。そして東に機首を向ける。さらに高度を上げると8:45、ベルト着用サイン消灯。ファーストクラスとの間、カーテンが閉じられる。

 飛行機は東に。霞んで琵琶湖の南湖が見えて来る。先日1時間半掛けて廻ったミシガンの航路も飛行機から見ると小さな○印ぐらいになる。
 飛行機は伊賀の山中を越えて伊勢湾岸へと抜ける。

 窓外に海が見える頃、飲み物のサービスが廻って来る。今日はクラスJで

 勝手に茶菓子をやってみる。
 飛行機は順調に東へと飛ぶ。

 入れ違いに西に向かう飛行機を見て東へ急ぐ。9時を過ぎる頃、浜松辺りの上空を通過。そして

 駿河湾で洋上に出る。手前に焼津と静岡。向こうには富士山が見えている。
 9:03、副操縦士から飛行状況の案内。

 左手に富士山が見えている旨、案内されたのち、飛行高度7,000mで飛行中と告げられる。富士山2個分の高さだそうだ。羽田着陸は9:35頃を見込んでいるそうだが、羽田の混雑状況により多少の前後があるそうだ。
 9:07、降下を開始し9:15、ベルト着用サインが点灯する旨の案内がある。サービスは終了と告げられた。飛行機は伊豆半島を越えて相模湾へと歩みを進めている。少し北へと機首を向けて9:14、ベルト着用サイン点灯。

 三浦半島と房総半島を見つつ北上。房総半島へと分け入ると左手に遠く、東京湾アクアラインが見えてさらに北上。

 京葉工業地帯、千葉あたりの工業地帯を見て東京湾沿いを降下。9:28、Landing、RWy22。
 ずいぶんと早着でこれなら余裕と思ったのだが、A滑走路手前でもたもたする。

 だいぶ待たされ離陸機をやり過ごした後

 着陸機が大挙してA滑走路横断となる。9:42、Spot in SP14。
 ドアが開き、順番が来て降機となる。

 搭乗機、JA847Jを見てから荷物を受け取りに。ここでもだいぶ時間が掛かる。本当は9:50の京急に乗りたかったのだが、だいぶ遅れた。制限エリアの外に出ると

 10時近くになっている。この後の動きに差し支える遅れ。
 今日は11時に新百合ヶ丘で待ち合わせなのだが、20分以上遅れそうである。その後の行動に差し支えるので、待ち合わせ相手と連絡を取り、待ち合わせ場所を変えて貰う。
 ひとまず、移動。京急乗り場に急いで待っていた

 27H運用1041編成から

 9運用1589編成で川崎まで。以前ならエア急一択だっただろうが、京急のダイヤが25年前に先祖返りして、横浜直通列車は20分に1本になっている。タイミングによっては京急蒲田乗り換えになってしまう。
 京急川崎から川崎へ向かい南武線。当初予定の登戸ではなく、溝の口で乗り換え。更に今日は田園都市線へ。新百合ヶ丘の代わりに向かったのは市が尾駅。この近くで合流。この1時間程で決めた場所で首尾よく落ち合った相手は妹の家族と実家の母。普段なら実家で、という事が多かったのだが、今回は趣向を変え、クルマでちょっと出掛けるという集まり。正月以来、姪っ子とも顔を合わせる。普段は全力で弾ける姪っ子だが、今日はお疲れの様子。クルマが苦手なのだそうだ。それなのにクルマを準備したのは「慣れてもらうため」というのが姪っ子の母、つまり妹の談。
 今日は東名高速に乗る。連休中、お昼前の東名高速。空いている訳など絶対になく、案の定、渋滞している。まぁ渋滞を見越した予定は組んでいる。
 綾瀬を過ぎて道は空いてきたが今度は海老名サービスエリアへの入場待ち渋滞に並ぶ。海老名も混んでいるのは想像の範囲。時間が許せばと思っていたが、何とか入れる。休憩。クルマを降りた途端に姪っ子は元気になる。
 軽く昼食の後、再び西に。途中、伊勢原のジャンクションから新東名に入るとクルマ1台通らない道になる。先程の東名高速が嘘みたいな新東名の空きっぷり。まぁ現状は秦野までしか通っていないから。
 その秦野が今日の目的地。インターチェンジを降りて間もなく、

 秦野市郊外、丹沢山麓の農村というのか、そんな感じの雰囲気が広がる中、目的地はこちら。

 いちご園。今日の目的はいちご狩り。一週間ほど前、妹と今日の事を詰めた際にちょっと考えたのがいちご狩りだった。シーズン終盤ではあるけど、5歳児の記憶に残るだろう行楽だろうし、かつ、妻は一度、いちご狩りをしたいと言っていた事がずっと心の片隅に残っていた。バーベキューとかいろいろ考えたけど、結局、いちご狩りを選んだ次第。
 スタートは14時。いちごは複数種類あって30分間、採り放題、食べ放題になるそうだ。順番が来て温室の中に案内される。

 青々としたイチゴの苗がずっと続く中、よくよくみると

 いちごが幾つもなっている。食べごろのいちごの見分け方を教えてもらい、30分が始まる。ルールは一つ、手に取ったいちごは必ず食べる事、だそうだ。コロナ禍なので。

 真っ赤でヘタが反っているものがいいいちごを言うので、そちらを選んで頂く。時々、想像を越えて来るいちごがあって、アタリと知れる。種類を色々分けて頂く。妻は桃薫といういちごが気に入ったそうだ。
 普段やって来なかった事だが、なかなか楽しかった。さすがに30分食べ続けるのは難しく、そろそろ終了の時刻。
 秦野でやるのはいちご狩りだけ。夕方、新百合ヶ丘に戻るべく、来た道を引き返す。がら空きの新東名を東に。東名に入ると事故渋滞が少々あったが、Uターンラッシュのピークではないので、何とかなる。
 横浜青葉で下道に降りて本来の待ち合わせ場所、新百合ヶ丘まで行く。この時間、意外と下道は空いていて、17時前に到着する。
 この後、自分たちは予定があるけど若干、時間に余裕がある。折角なのでお茶でも、と。お茶なんだけど、デザートやら何やら、思い思いに注文する中で

 運転を終えた妹と二人、ビールを酌み交わす。ふと
podaka.hatenablog.com
 15年前、バンコクファランポーン駅でビールを一緒に飲んだ事を思い出す。
 この後、もう一軒、訪問先があるので17時半過ぎにお暇頂く。電車に揺られて向かった先は東京都内。今度は妻の叔母さんの所を訪問する。3月に妻が手術した際には、ものすごく心配をかけた相手だ。元気になった顔を見せたい。夕食時に掛かるのは申し訳ないけど。今日は妻の従妹がそのお子さん、何て呼ぶんだろうと改めて調べると従甥、というらしいけどを連れてきている。初顔合わせの2歳の子が物怖じせずに良く話しかけて来る。先程まで一緒にいた姪は2歳の頃はもう少し人見知りだったと思ったけどなぁ。思いがけず子供にばかり縁がある一日になる。
 2時間弱滞在してお暇頂く。今日は池袋にホテルを取っている。電車を乗り継ぎ池袋まで着くと20時半近い。この時間の池袋。ひどく賑やか。街を歩いて予約したホテルまで。先日に引き続き、同じ系列のホテルに泊まる。部屋はだいぶ狭くベットも狭かったけど。
 部屋の電気を消してカーテンを開ける。

 外から見えるのは鳰の海ではなく光の海。
 この時間から改めて食事、と言う感じでも無いのでビールだけ買って部屋飲みにする。数本飲むとすっかり眠くなる。

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