目覚ましを切って起きだす朝。週の半ばだが今日は祝日。月曜に祝日を固めるようになって、平日半ばの祝日は久しぶりだと思う。起きだして朝食と洗濯。そしてビワイチの2回目をやろうかと思う。小野駅スタートで湖西線沿い。近江高島までは行けるだろう。身支度をして9時過ぎには家を出る。。
適当に出てきて京阪電車に乗る。さすがに今日は小野までは電車を乗り継ぎ。大津京に出て湖西線。
上りホームに貨物列車が待避している。3096列車。EF510-12号機牽引。入線してくる所なら順光で撮れるかなぁ。
上り本線には普通列車が来る。先頭は113系L16編成と後ろ4両は何か。
下り列車は117系が充当されていた。S6編成。こちらに乗って湖西線を北上する。
列車は空いている。暖かな日差しの中、トロンとしてきそうだが、寝てしまう訳にはゆかない。一昨日電車に乗った堅田の駅で待避。新快速をやり過ごす。新快速からたくさん人が乗り換えてきて身がしまる。一駅、小野で下車。
自宅から1時間程が経っている。時刻は10:10過ぎ。一昨日の歩き出し時刻よりも早い。駅の裏手、旧湖西道路に出て
一昨日、ジャケットを忘れて取りに戻った地点から二日目のビワイチを始める。まずは旧湖西道路沿いに北上する。
琵琶湖岸、中小河川が作った三角州があちこちにある。そこを丹念に辿ると大変なので、適当に済ませるつもりではいる。次は和邇川の三角州。湖西道路を外れて三角州の外側を迂回するちょうどいい道があり、そちらを通る。
途中見かけたマンホールのデザインが大津市内と違う。この辺りは大津市内だが、元志賀町の区域。その当時に整備された下水道らしい。
途中、湖岸に出られる所があった。ちょっと寄ってみる。
南湖とはだいぶ空気も水も違う北湖が広がっている。
これなら泳げるよなぁと思えるほどに水も透き通っている。堅田から北に進むと別荘も目立つのだが、理由も良く分かる。
和邇の三角州を過ぎて旧湖西道路に戻る。この辺りも歩道は狭いが、坂本あたりの旧湖西道路と違って交通量も減っている。
比良山地が行く手を阻むような道を歩く。日本海側から風が吹けば、そりゃ、湖西線なんてひとたまりもないだろうなぁと想像する。
蓬莱の北、旧湖西道路は内陸に入る。湖岸沿いに道があったのでそちらを歩く。
湖岸を見つつの散歩道、と言う感じ。ビワイチルートもこちらになっているようだ。時折自転車も行き交う。
古典的な飛び出し坊やを見つつ、歩いて行く。辺りは別荘らしい家がちらほら。
湖岸にぽんと椅子が置かれている。すぐ前の別荘らしき家主のものだろうか。昼間の暖かい時間帯にぼけっと琵琶湖を眺めるのはいいだろうね。
この辺り。湖岸の脇に今歩く道があって、その次に湖西線。湖西道路はずっと内陸なので、湖西線の線路が良く見える。南側からなので湖岸側から見る湖西線は順光。そんな訳で時々列車が通るのも気になる。列車を撮りに来ているのでは無いので、一か所で留まる訳にはいかないけど、
サンダーバードが走って行き、
普通列車には113系。
ビワイチ公式ルートを歩いているので、時々、唐橋からのキロポストが現れる。小野駅から1時間半ほど、木戸湖岸緑地で新しいキロポストを見つける。
唐橋から35㎞。
唐橋までは158㎞。まだまだ先は長い。先を急ぐ。志賀駅の近くを12時過ぎに通過する。2時間で3駅。まぁまぁのペース。また湖岸に出るとこの辺りも別荘地と集落の混在。
いかにも別荘地な所には誰かが熱心に育てたのか、ソテツ並木。白い砂と相まって急に南の島に来た感がある。でもここは大津市内。
もちろん古くからの集落もある。ソテツがある大津とは500mぐらいしか離れていない。
比良の駅近くを過ぎる。湖岸から少し離れた道を行く。その途中に新しいキロポスト
唐橋から40㎞。
唐橋まで153㎞。
距離が確実に進んでいることを励みに先に進む。そろそろ昼食も考えたいけど、どうしようか。
アメリカかぶれみたいなトレーラーハウスがゴロゴロしていて、真夏の湖水浴シーズンには賑やかになるのだろうけど。12月も近づくこの時期はどうも冴えない。
近江舞子が近づいてくる。この辺りも大きな湖水浴場がある。シーズンオフなので湖の家も閉業中。1組だけバーベキューに興じている。
北湖も北に向かうにつれてどんどん水が透き通ってゆく。
近江舞子駅まで来た。京都からの湖西線もここで終着となる列車が多く、近江舞子までは近郊区間、という認識でいたが、実際に歩いてみると、よくここまで列車が来るなぁという所。実際には新興住宅地のある小野や和邇ぐらいまでで良いけど、折り返しができるのが近江舞子だから、なのかも知れない。駅周辺にも食事できそうな店は無く、さらに北へと進むことになる。湖水浴と関係ない観光地である白鬚神社まで行って昼食にしようか。
小さな三角州を少し遠回りしつつ北に向かう。久しぶりに国道161号にぶつかる。自動車専用の湖西道路は尽きていて、この辺は片側1車線の国道となっている。この道路を横断するのがどうやらビワイチルートらしいのだが、横断歩道があるだけで、信号機は無い。歩行者がいても止まるクルマはいないから、横断には苦労する。
何とか停まってくれる車がいて国道の反対側へ。こちらを歩くと道が広くなりまもなく北小松の駅前になる。湖西線の脇には高規格道路の建設が進んでいて、湖西道路が伸びるようだ。間もなく、ビワイチルートは湖西道路の建設工事で通行止めとなる。仕方ないので先程の国道を歩くことになる。もちろん歩道なんてない。
ビワイチビワイチ言うなら、もう少し自転車なり歩行者にとって使いやすい道にしてくれれば良いのに。
幸い、歩道のない区間は数百メートル程度だった。今度は妙に広い歩道が現れる。
ここにきてようやく思い至る。この歩道、江若鉄道の廃線跡だ。すると先程の北小松駅前の道も江若鉄道の廃線跡に違いない。駅前で広がったのはここに駅があったからだろう。
北小松を出ると次の駅は近江高島。今日の目安と思っていた所。時刻は13時半になっていて、もしかしたらもう少し先まで進めるかも知れない、かもと思いつつ歩く。とはいえ北小松から近江高島は湖西線の線路で6.4㎞ある。その長い距離を歩いていると、
今日何度目だろうか。サンダーバードが姿を見せる。別荘も少なくなり、人家も少ない中を歩く。歩くと
13:40。高島市の看板。小野駅から3時間半。膳所から通すと7時間半ほどだろうか。ようやく大津市を抜け隣の高島市に入る。大石から歩けば9時間以上か。大津市は広い。
更に歩く。14時を過ぎて白鬚神社の近くに出る。ここに蕎麦屋があるのでそちらで昼食兼休憩。さすがに4時間近く歩き詰めだと疲れを感じる。
道路ぞいのちょっと高い所にある店。お昼の時間帯は過ぎているが、案外と混んでいて、10組ぐらい待たされている。もう少し先に行こうかとも思ったけど、やはり休憩。20分少々で案内されただろうか。
十割蕎麦のざる蕎麦があって
十割蕎麦のざる蕎麦にメガ盛りというのもある。面白そうなのでメガ盛りにしてみる。
来た。メガ盛り。
鯖寿司も付けておく。
メガ盛り。まぁまぁ食べられるけど途中で少し飽きる。大盛ぐらいでちょうどいい。
混んでいるからかも知れないけど、蕎麦湯が出てこなかった。お願いしたら出て来たけど、こちらの人は蕎麦湯を頂く習慣、無いのかとも思う。
そろそろ席を立つ。あと40分ぐらいで近江高島の駅まで行きたい。この辺りまで来ると湖西線も本数が限られる。少し早足で、という所だが、その前にこの辺で随一の名所に。
白鬚神社。思ったよりも小さい神社だが、その名を轟かせているのが、
琵琶湖の中にそびえたつ鳥居。なんだけど、神社と鳥居の間には湖西道路が通っている。
何とも残念な姿になっている。
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折角の観光資源を殺す対応しかできないのはなんでだろうと思う。
湖西道路を進むと湖岸から山間が遠ざかり、少し開けてくる。近江高島の駅が近づく。ビワイチルートは湖西道路を離れて、間もなく待望のキロポスト。
唐橋から50㎞。
唐橋まで143㎞。
ここからビワイチルートを離れて近江高島の駅へと続く緩やかな砂利道を歩く。多分、江若鉄道の廃線跡なんだろうなぁ。
緩い弧を描いて湖西線の線路と寄り添うと間もなく近江高島の駅が見えて来た。今日の出発点、小野駅からは5時間少々が経過している。ちょうど新快速に間に合う時間で非常に有難い。
近江高島駅前。ガリバーの像が立っている。なぜ?と思うが、
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こんなのが、高島の山間にあるらしい。
駅前でビールを買ってホームに上がる。間もなく敦賀始発の新快速がやって来る。
近江今津で12両になったばっかりなので極めつけに空いている。余裕で座れて、廻りのお客さんも少ないからビアホール新快速には非常に良い環境。
1本頂きつつ、来た道を戻る。先程歩いた道だけに景色も違って見える。電車から見える別荘が近くで見るとずいぶんと草臥れていたり、そんな様子も思い起こす。
歩いて5時間だった近江高島-小野。新快速では15分だった。巻き戻しが20倍速。大津京まで戻ってもまだ16時になっていない。少し歩ける気がしたから、大津京からは歩いて帰る。
折角なので大津市内の江若鉄道廃線跡を歩いて浜大津方面へ。
京阪電車も見つつ暗くなる頃、帰宅する。白鬚神社まで行った、と言うと妻には日曜日に続いて呆れられる。
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