2021-07-22

  目覚ましの音で気が付いた。祝日が移動してきて棚ぼた的な4連休。オリンピックは別世界で動いている事なので、自分は自分なりの過ごし方をする。
 まずは起きちゃったので散歩を兼ねて線路際に出る。5時過ぎの膳所。まだ街中には日が差さず、歩くにはちょうどいい気候。
 東海道線の線路際に。間もなく貨物列車がやって来る。

 8053列車。EF210-147号機牽引。
 次はいつもの2065列車なのだが、やって来たのは水色6灯。異変を覚える。

 51列車が来た。

 1時間15分から20分ぐらい、遅れているだろうか。何かあったと思われるが、この時間、JR貨物の輸送状況
www.jrfreight.co.jp
 は更新されないのよね。
 後の列車が来ないまま、

 がら空きのはるかが走ってゆく。4連休の初日なんだから海外脱出組とか、たくさん乗せて然るべきなんだけど。
 この後、待避線に貨物列車がやって来る。やっぱり1時間強遅れている様子。

 63列車が通過する。EF210-166号機牽引。

 その後で65列車も発車。EF66-132号機牽引。
 後になって情報を見ると

(5)2021年7月22日(木)1時20分~2時37分
 東海道線 静岡~用宗駅間(静岡県) 輸送障害(遅れ)

線  区<東海道山陽線 下り>
21日発1071列車(東京タ→鹿児島タ)           終 着      +2時間08分予定
21日発63列車(東京タ→福岡タ)             終 着      +1時間38分予定
21日発4066~5057列車(倉賀野→福岡タ)         幡生操      +55分着予定
21日発69列車(新座タ→福岡タ)             幡生操      +2時間38分着予定
21日発65~5067列車(東京タ→神戸タ)          終 着      +41分予定
21日発1051列車(東京タ→福岡タ)            上 郡      +3時間14分着予定
21日発1053列車(越谷タ→福岡タ)            吹田タ      +4時間32分着予定
21日発2065列車(東京タ→百済タ)            終 着      +2時間39分予定
21日発4068~1059列車(宇都宮タ→福岡タ)        米 原      +5時間19分着予定
21日発1099~3099列車(新座タ→名古屋タ)        終 着      +6時間30分予定
21日発3088~1081~83列車(仙台タ→百済タ)       吹田タ      +4時間05分着予定

 色々と遅れてきそうだが、後に差し支えるので帰宅する。自宅に戻り朝食と身支度と荷造り。改めて出掛ける。今度は妻と一緒。行先はおいおい。
 荷物があるので

 京阪電車に乗って膳所に出ると下り電車で3駅。京都まで。伊丹空港へ向かうバスに乗り換えるのだが、バスが遅れている。伊丹から京都に向かう便が高速道路の渋滞に巻き込まれていて、20分程遅延しているとの事。
 だいぶ待つ。その間に待ちきれない人が駅へと向かう。新幹線で新大阪に行き、バスに乗るなら最速かも知れないが、

 何があったか、新幹線が中途半端な所で停まっている。10分ぐらいで動き出したけど。重なる時には色々重なる。

 9:25に空港からの便が到着。案外とたくさんのお客さんが降りてきて入れ替わりに乗車。7割ぐらいの乗車になって折り返し出発。9:40に乗るつもりで9:10に乗れちゃった人も多いだろう。
 名神高速、西ゆきは空いている。どういうわけか豊中から池田線へと入るコース。空港の手前、少々渋滞していたが誤差のうちだった。
 1時間弱で伊丹空港に到着。

 時刻は10:30になっている。
 空港はそれなりに人で混んでいる。先程の名神高速東行きの渋滞と言い、この4連休はそこそこに人が動いている事が分かる。

 欠航便も少ない。13時の那覇行きが欠航となっていたがこれは台風の影響だろうか。屋久島ゆきは条件付き運航であった。
 1階の窓口が混んでる一方で上級会員向けの専用窓口は空いていた。これも人出の多い時にありがちな光景。荷物を預けて保安検査。

 ラウンジに入るとちょうど羽田からの便、JA603Jがやって来るが、今日の行先は単通路の小型機に乗って、となる。

JL2305 JA218J ERJ-170 ITM→MYJ

 今日はこれから松山に飛ぶ。出発は11:30。出発20分ぐらい前を目安に動き、指定された搭乗口に向かう。

 今日の搭乗便。モノクラスのERJ-170となる。機材はJA218J。

 すっかり改装された伊丹空港の中でこのエリアは昔ながら、昭和の空気を醸し出している。パタパタも健在。11:15から搭乗開始という事でしばらく待つ。
 この辺のベンチ、割と人がいる。出発案内でも空席△となっていた。案外混んでいるらしい。
 11:15を過ぎて事前改札が数人。その後に優先搭乗が十数人。76人乗りの飛行機としては妙に優先搭乗率が高い。機内に向かい、宛がわれた席に落ち着く。
 見た目、空席が一つ。11:26、Doorclose。11:33、Pushbuck。

 羽田ゆきのJA603Jとほぼ同時に動き出す。今日は南に機首を向け、11:36、Taixing。誘導路を進んでほぼほぼ南端まで。11:42、Takeoff RWy32R。
 伊丹カーブを左折しつつ上昇してゆく。

 先程飛び立った空港が見えてきてさらに上昇。飛行機は今度は右へと旋回。西に向かう。今日は左手の窓側なので大阪湾が見えてくる。

 和歌山から淡路島へとつながる閉ざされた海を見て上昇。一瞬、真下に近い方に神戸空港が見える。11:48、ベルト着用サイン消灯。15分後には再び点灯との事。

 明石海峡大橋が見えている。
 松山までの飛行時間は大変短い。飲み物のサービスは省略。その代わり、ではないだろうが、ルートマップが配られる。そして受け取る人にはタブレットで現在位置を見せてくれる。このサービスは初めて見かけた。

 高松市内、そして讃岐平野が見えてくる。時刻は12時ちょっと前。瀬戸大橋が出来る前は徳島や高松にも伊丹からフライトがあったが、どれだけ短い飛行だったのだろう。飛行機は四国の瀬戸内側を見つつ、瀬戸内海の上を飛んで行く。時折、島影が通り過ぎる。
 12:05、ベルト着用サイン点灯。15分で着陸との事。

 窓の外には今治の市街地が見えてくる。昨年の同じ4連休は高松まで18きっぷ。その先は特急に乗った。
podaka.hatenablog.com
 飛行機で飛ぶと本当に速い。去年の一日が今日は30分だ。

 飛行機は瀬戸内の海の上、高度を落としてゆく。もう松山市街が見えていて、空港も何となくわかる。飛行機は左へと旋回。滑走路が左手に見えて、一旦平野の中へ。

 改めて旋回。高度を下げると12:16、Landing、RWy32。松山空港周辺、天候は晴れ、気温は28℃だそうだ。12:18、Spot in SP1。

 最後まで梅雨明けしなかった四国にも夏が来ている。
 伊丹で預けた荷物を受け取る。制限エリアの外に出ると10分程経っている。

 ほぼほぼ定刻の到着となる。
 今日はこれから松山の市街地に出る。ちょうど

 やってきたリムジンバスに乗車。伊丹から青い方の便も到着してそこそこの乗車になる。リムジンバスがまずまず混むというのは、観光客が多い証拠かもしれない。
 バスで今日は松山駅前を越え、市駅も越えて、

 大街道まで行く。今回はダイナミックパッケージで来ているのだが、そのオプションで激安プランが出ていたので、そちらを堪能。まずはバス停から少々歩いた郷土料理の店へ。鯛めしを頂く。
 宇和島鯛めしor北条鯛めしという二択。お店の人は宇和島鯛めしがおすすめと言っていたけど、宇和島鯛めしは昨年、宇和島で頂いている。

 北条鯛めしにして貰った。鯛炊込みご飯、という風情。刺身or天ぷらで刺身にしたけど、見た目は天ぷらの方が映えそうだ。

 伊予鉄道路面電車をみてもう少し大街道で。今度はオプションとは関係なく

 スターバックス。47都道府県ごとオリジナルのフラペチーノ、なんて事を始めているので寄ってみる。

 愛媛はキウイフルーツ、だそうだ。ん?という感じ。地元で力を入れているものと微妙にずれていないか?まぁでも美味しく頂けた。
 先程から食べて飲んでだが、もう一つ。 

 蛇口からみかんジュース体験。こちらは先程の鯛めしと同じオプションに含まれる。食べ物で遊ぶと叱られそうだが、単純に面白い体験。松山に来たらやっておいて損はないと思う。
 さて、そろそろ駅に向かう。今日は松山泊ではなくてもう少し先がある。


 伊予鉄道の市内電車に乗って松山駅前に出る。時刻は15時になっている。今から移動。

 昼下がりの松山駅。この後、岡山・高松ゆきの特急。宇和島ゆきの特急が出発を控えており、そして普通列車が続くという順番。切符を買い求め、改札から構内に。短い列に並ぶ。

 構内には派手なラッピング車が停まっている。派手な塗装と内装は予土線3兄弟
www.jr-shikoku.co.jp
 が割と知られているけど、それ以外にも色々といるのね。
 2本の特急はどちらも1番線から発車する。改札口右手に岡山行しおかぜ24号と高松行いしづち24号が参ります、という案内があって

 8600系が姿を現す。今度は改札口左手に宇和島宇和海19号が参りますの案内。

 2000系気動車が姿を現す。鼻を突き合わすように停まって両方とも折り返しすぐの出発、準備が進む。相互の乗換客やら松山からの乗車開始を待つ列。賑々しくなる。

 乗務員も交代のようで、バタバタと準備。本当にすぐに出発できるのだろうか。

 宇和島側からもう1本、普通列車がやって来る。こちらはごく普通な塗装のキハ54。まもなく乗車開始となり、席に座る。荷物を網棚の上に乗せると間もなく出発の案内。慌ただしくドアが閉まる。エンジン音と共に松山駅を飛び出る。
 列車は速度を上げると身を傾けてカーブに突っ込んでゆく。昨年も経験済のアグレッシブな走りだが、今日は運転席直後に座っているので、その激しい走りがより一層伝わって来る。
 とは言え、デッキのすぐ後ろで緩んと 


 先程、松山駅構内で買い求めたビールと一緒にじゃこ天を頂く。松山駅改札の脇、一番目立つところに売店がある。
www.uwajima-kamaboko.com
 これから宇和島までゆくのについつい買ってしまった。
 検札が廻って来る。今日は自由席なので切符拝見を久しぶりに受ける。近くに座っていた親子連れ、大分まで、なんて言うから驚いたが、八幡浜までの乗車券、特急券を買い求めていた。
 列車は伊予市を出ると海側へと向かう昔の予算本線が分岐してゆき、列車は高速のまま山の中へと突っ込んでゆく。トンネルと緑あふれる山中のフリッカーが右左に揺れつつ続く。

 振り子式の本領を発揮するような時間が続くと内子に到着する。松山からわずか25分。今の区間が開業する前、1980年代前半の時刻表を見ると、内子はローカル線の終点。非常に遠い印象だった。
 MYJのタグを荷物に付けた人やらそんな人が多少降りてゆくと間もなく出発。内子線区間に入る。
 伊予大洲からは元の予讃線に戻る。昭和初期に作られた細い線路。

 強化されているとはいえ、そのか細い線路を100%の力をぶつけたり、力を持て余したりしつつ進んでゆく。
 ミカン畑の山を見つつ列車は進むと平地が現れて八幡浜となる。先程の親子連れが降りてゆく。他にも下車する人がいて、車内、閑古鳥が啼くようになる。

 途中、上りの宇和海とすれ違う。あちらはN2000系で揃った2両編成。お客はどれだけ乗っているのだろうか。こちらも出発。一山超えて宇和島の小さな街へとたどり着く。

 宇和島駅到着。ぶつっと線路が途切れて、ここが四国の終着駅。定刻に到着すると

 折り返しの支度が始まる。
 今日は宇和島で宿泊。午後5時前。思ったよりも穏やかな気温、涼しいとまでは言わないが過ごしやすい空気が辺りを包んでいる。

 駅構内には七夕飾り。こちらは旧暦で七夕をやるのかな?と思ったがよく考えてみると宇和島は仙台伊達藩の分家が治めた土地だった。
 ホテルは駅に併設。そちらに行ってチェックイン。宛がわれた部屋に入る。

 駅は街はずれなのだろうか。目の前には山。街はもう少し港に近い方に広がっている。
 ホテルを一度出て近くのスーパーマーケットに行く。地方ローカルのスーパー巡りはなかなか楽しい。宇和島のマーケット。魚売り場が充実している。近所のスーパーの三倍ぐらい広い。それと目を引いたのが、じゃこ天の品ぞろえ。納豆売り場よりも大きく扱っていて、見たことない品物が充実している。
 調味料売り場の意外と楽しめる。伊予のローカル味噌、ローカル醤油なんてものを見て少々買い物。一旦ホテルに戻ると18時半を過ぎている。そろそろ夕食を考える。

s401200.gorp.jp
 こちらの店。入ってみると一杯だそうだ。待っているグループが8組いるとの事。空けば連絡をくれるというのでお願いしておく。それまで少々宇和島を街歩き。

 アーケード街があるがシャッター通りだった。昨年歩いた今治もこんな感じだっけ。通りの裏にはスナックの類が目立つ。飲み屋はまずまず続いているらしい。 

 そのアーケード街、途中にこんな看板。最後のびわ湖毎日マラソン日本新記録をたたき出した人は宇和島出身だったか。

 宇和島城址が見える。典型的な山城で、麓からは徒歩15分掛かるらしい。17時までは入城できるけどこの時間は無理なので見上げるに留める。

 19時半になって店から連絡。入れるそうだ。戻ると案内されたのが

 12人ぐらい入れそうな個室。何かの間違いかと思ったが、この席だった。
 直後にやって来た予約の無い人を断っている所を見ると、コロナ禍を鑑み、相席にならないよう営業しているらしい。結構な大箱で店員の数も多い店。維持するのに大変だろうに、来た客を断ってまでコロナ対策をしている様子には頭が下がる。
 注文を色々と。ビールはエビスがあるのだが、品切れだそうだ。ビールを切らす、というのは何事?という感じだが、店が想定しているよりもお客さんが多くなった、という事ならご同慶の至りではある。 

 鯵の南蛮漬け。昼食べたのが美味しかったので宇和島でも、と思ったら丸ッと一尾でやって来た。

 肉厚、弾力凄しのじゃこ天。

 鯛めしが順当だろうが、昨年食べたので今度はさつま飯にしてみる。冷や汁愛媛県版、なんて言い方があったけど、鯛の身と味噌を合わせた汁には味噌汁感がまるでない。

 刺身の盛り合わせ。1人前と2人前があったけど、2人で食べるなら1人前で十分と店の人。確かにそうであった。

 魚魚に偏っているので肉も、と思い鶏のから揚を。
 1時間程でお腹いっぱいになり、会計としては6千円弱。エビスが無かったのでそんなに飲んでいないのだが、案外と安くつく。

 ラストオーダーは21時だが、あと一巡、するだろうか。案外と観光客の多い今晩の宇和島。しっかりと観光客の胃袋を掴んで、この大箱を未来にもつなげてほしい。
 コンビニでビールを買ってホテルに戻る前、駅の改札をちらっと覗いてみた。

 松山までの最終特急と予讃、予土両線の最終列車が出発を控えている。待合室に人は姿は無く、もう深夜の如き雰囲気であった。
 部屋に戻って夕食で飲み損ねたビールを飲む。少々で酔いが回り、早々に寝落ちた、らしい。

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