CX790 B-LBG A330-300 KUL→HKG

 この次はキャセイパシフェック航空で香港に飛ぶ。790便は10:30の出発。30分前に搭乗開始と搭乗券には記載があるが、10時にラウンジの席を立ち、搭乗口へと向かう体裁。

 A330が待っている。今回も機材変更はないようだ。昨日は香港、台風に襲われていたそうで、キャセイのダイヤも大いに乱れたようだが、今日は今の所、定時の様子。

 搭乗時刻、9:54となっているけど、まだ始まる様子は無い。待合室の入口で搭乗券を改められ、通される。よく見ると、エコノミークラスとビジネスクラスで場所を分けている。階級社会、英国の流れを汲む航空会社らしい扱いではある。
 10時を少々過ぎて搭乗開始。今度も座席は新新リジョーナルである。ビジネスクラス、結構席が埋まる。通路側には白人のでっぶり太った男性が既に座っている。

 ウェルカムドリンクを頂き、出発を待つ。10:15、機長さんから搭乗を歓迎する旨の案内がある。10:23、Doorclose。10:28、Push buck。10:32、Taixng。飛行機は誘導路を進む。この時間、同発のフライトが多いのか、何機が団子になる。

 マレーシア航空のB737-800を先に見送ったのち、自機も滑走路へと入る。

 10:41、Takeoff RWy32R。空港の外周をちょうどKLIAエクスプレスが走って行くのが見える。勿論飛び立って行く飛行機が負けるはずなく、思いっ切り振り切って

 一面にプランテーションが広がりだす。穏やかな上昇。だんだんと視界が広がって行き、だんだんと霞んでゆく。
 10:48、ベルト着用サイン消灯。 

 窓外には大きな大きなクアラルンプールの街が広がっている。
 クアラルンプールの街が過ぎてゆくと窓の外は山の景色が広がる。クアラルンプールの東側、何にもない山が続いている様子を眺める。
 20分程で飲み物が供される。

 何となくジントニックにしてみる。お供にはナッツを。ゆっくり頂いている間に飛行機はマレー半島を縦断する。南シナ海が見えてくる。
 11時を過ぎてテーブルがセットされる。本日何食目だっけ。10時半の出発なので食事はメニューにはLunchとある。11時半を過ぎて前菜が運ばれてくる。


 前菜はツナとマンゴーの組み合わせ。何かJALのホノルル積み込み機内食で見た組み合わせだけど、ちょっとというかだいぶ違う。

 サラダがあって

 パンはガーリックトーストを選ぶ。

 飲み物を勧められたので赤ワインにチェンジ。でもよく考えるとツナなら白ワインか。
 メインは20分後。ちょうど、手元の皿とグラスが空いたところでタイミングとしては悪くない。

 ラムチョップを頂く。香港からクアラルンプールに飛ぶときにもあった選択肢。食べ物の選択に難しい国だから、羊が無難なのかも知れない。赤ワインのお代わりと共に頂く。味も無難。
 メニューは更に先へ、And to Finishはチーズとフルーツの二択。

 チーズとポートワインを頂く。キャセイに乗る時はこの組み合わせを頂くのが至福である。最初から最後までチーズとポートワインでもいいけど、そんな事をリクエストしたら下品だろうなぁとは思うけど。 
 窓外。長らく雲交じりの景色が続いている。時折外を気にしていたが、

 ポートワインが空になった12:30、外を見ると海岸線が見えていた。ベトナム南部に差し掛かっている。クアラルンプールから二時間。そろそろ折り返し地点だが、食事はようやく終盤戦。

 最後にアイスクリームとコーヒー。これで本当にFinish。時計は13時になろうとしている。早い目のランチの筈が、しっかりランチの時間に掛かってしまった。

 飛行機は南シナ海の上空を北東に向かって進んでいる。陸地が見えずどこなのかさっぱりだが、

 海南島の沖合であった。何時の間にか香港が近付いている。思ったよりも速いペースだ。
 映画を見つつ南シナ海上空の時間を過ごす。時々外を見ると案外と薄暗い天気。昨日の香港は台風だったそうだが、今日も案外と天気が良くないらしい。
 13:56、ベルト着用サイン点灯。

 島影がちらほら見えてきて香港が近づいている事を知る。海上に航跡が何本と行きかう海の上。まもなく

 マカオと香港を結ぶ橋の工事現場が見える、って途中は海底トンネルになるのか。アクアラインみたいだ。
 どんどん高度が下がっていって、滑走路が現れる。

 14:22、Landing、RWY07L。14:28 Spot in SP40。

 ほぼ定刻の到着。この後は羽田行きに乗り継ぐ。乗継時間は2時間弱。
乗り継ぐのはCX542。羽田行き。出発は16:25ではあるが、

 この時間。まだ搭乗口が決まっていない。ひとまず保安検査だけ速攻で受けて出発エリアへ。ラウンジは今いる場所から一番近いThe Pireに入る事に向かう。
 途中、居並ぶ飛行機の中から気になったものを。

 ブリティッシュエアウェイズのA380。成田にはB787で来ていたけど、香港には大きな大きなA380で来ている。

 CXの新塗装機はA350だった。何れはJALにも入るので乗る機会はあるだろうが、当面は機材ルーレットのキャセイで偶然当たる、ぐらいの機会しか思い至らない。

 さてラウンジ。食事もお酒も充実しているのだが、先程のフライトでしっかりお昼を頂き酒も飲んだし、次のフライトでも食事が出るので、ここでは見合わせ。その代り、

 こんな端末が手元にある。これフットマッサージの呼び出し。バーカウンタ近くの席でぐたっとしていると呼び出しが鳴る。

 マッサージは1度に三人まで受けられるらしい。15分程脚を揉んでもらう。
 次のフライトまで40分程となった。搭乗口も28番と出たのでそろそろ向かう事にする。