MH1133 9M-HSM B737-800 PEN→KUL

 まだ外が薄暗い午前7時前。ラウンジを後に搭乗口へと向かう。

 こちらは7:00に出発するMH1137。B737-400ですね。間もなく出発なのでもうゲートは閉じているようだ。

 そしてこちらが30分後に出発となるMH1133。ひと世代後のB737-800が宛がわれている。こちらはまだ搭乗開始となっていない。

 搭乗口でしばらく待つ事になる。
 7時を過ぎて搭乗開始。宛がわれた席は6Cというもの。1から4番がビジネスクラスでこちらは2-2列。5番目以降がエコノミークラス。前の方の通路側だから割と人気の席を何も言わずにくれた、と言う事になる。個人的には窓側の方が良かったけど、一般的には通路側の方が人気が高い。
 機内、お客さんが乗り込んでくる。隣には印僑らしい夫婦が座る。少し会話したが、インドに行くと理解した。インド国籍なのかマレーシア国籍なのかは分からない。
 エコノミークラスは8割以上埋まったようだが

 ビジネスクラスは利用者ゼロの様子。
 前便、MH1137が7時10分を過ぎてPushbuckしてゆく。こちらは7:20に機長さんから何やら案内。地上と機内が色々とやり取りを進め、7:36にサインをして書類を地上に渡したのが見えた。そしてDoor Close。7:38、PushBuck。さすがに外は明るくなっているようだ。
 7:42、Taixing。7:47 Takeoff RWy04。揺れもなく順調に上昇し、旋回して、機首を南の方角、クアラルンプールへと向ける。7:53、ベルト着用サイン消灯。

 誰も居ないビジネスクラスだが、律儀にカーテンが締められる。エコノミークラスでも機内サービスが始まる。

 前回は何度も貰ったマレーシア航空のピーナッツ。今回はこのフライト一度だけの予定。飲み物はオレンジジュースが一番人気で次がりんご。水の引き取り手はなかなかいない様子。
 パーソナルモニタに映し出される飛行状況によると高度7,600m、対地速度は722km/h。電車で4時間弱のペナン-クアラルンプールは距離にして350㎞程。東京-名古屋とそんなに変わらない距離である。大して高度も上げず、速度も出さないままにフライトは終盤戦へと入って行く。
 8:04、機長さんから乗務員に指示を出す放送の後、まもなく着陸する旨の案内が入る。

 8:19、ベルト着用サインが点灯する。飛行機はクアラルンプールの近くまで来ているが、KLIAはここからは多少距離がある。カーテンが開かれ、客室乗務員が席に座る。穏やかに高度を下げてゆく。

 ずっと南下してきた飛行機が反転し北上するとKLIAもすぐ近く。窓越しに地上が見えてくる。8:33、Landin、RWY32L。空港の外れから誘導路を延々と進む。8:45、Spot in SP A5。

 KLIAの本館側に到着。国内線と近距離国際線用のターミナル。ペナン空港と違って、LCCは専用のKLIA2を使うので、この辺りはほぼマレーシア航空専用になっている。
 クアラルンプールで出国。入国の時は手続きにとんでもなく時間が掛かったが、今日は国内線から国際線に乗り継ぐ専用の窓口が使える。殆ど人がおらず速攻で出国。サテライト側へと向かうことが出来る。9時過ぎにはサテライトに着く。
 この後の出発まで少々間がある。この先は行きと同様にキャセイパシフィック航空を使う。本来ならキャセイのラウンジに行くべきだろうが、ここはマレーシア航空の本拠地。本拠を構える会社のラウンジの方が良いに決まっている。マレーシア航空のゴールデンラウンジ一択だ。

 ビジネスクラスとファーストクラスと両方のラウンジの入り口を兼ねるのでとんでもなく大きなエントランスから受付に。無事にファースト側へと案内される。利用者は限られるようで、パラパラとした人の姿は見えない。
 ひとまずダイニングに行ってみる。

 身分不相応と言うか何というか。キャセイのファーストだってテーブルクロスは無かったよなぁ。
 メニューがあってこの時間帯は朝食メニュー。フレンチトーストとか、頼めば焼いてもらえるらしい。でもなんか気乗りせず。

 何故か朝からラクサを食べる。昨日の昼からずっと麺料理ばっかり。芸も能もないなぁと思うのだが、他に思い至らなかったので仕方がない。
 麺を頂いた後は居を移す。

 出発は10時半。あと1時間という所で案外と時間は無い。ひとまず充電をしつつ、ゆっくりとする。酒は飲まないでおいた。どうせこの後、また飲むのだから。

 マレーシア航空に混ざってスリランカ航空の姿が見える。ワンワールドアライアンスの仲間だが、乗る機会、あるだろうか。
 ゆっくりとしたい所だが、10時にラウンジの席を立つ。今日はこの後、羽田までまだ2本乗らなくてはならない。