今日のJL201。21番搭乗口から出発とのこと。前までは24番か23番が多かったから少し近くなったのか、と思ったものの、行ってみると24番と真反対なだけで遠い事には変わりなかった。
搭乗口に着いてみると優先搭乗が始まる所。結構な人数が飛行機の中に向かう。続いて後方席の搭乗が始まる。それに合わせて機内へと向かう。今日の席は翼の後ろ側にある普通席。羽田から中部に向かう際の東京都心&富士山サイドとなる左側の窓席を取っている。
座席は概ね2/3が埋まっている感じ。自列もその前も3人掛けの真ん中だけ空いている。次々のお客さんが乗り込んで来て、7:58、全てのお客様にご搭乗頂きました、と業務放送。昨今のJALのお客さん、本当に時間に律儀だ。他社には乗らないから他の事情は知らないけど。8:02、Doorclose。8:03、Pushbuck。胸を張って堂々の定時出発をまた積み上げた事になる。
8:07、Taixing。飛行機は第一ターミナルの前を進んだ後、C滑走路へと向かう。渋滞も何もなく滑走路端まで進む。先行機を見送ったのち、自機も滑走路へ。8:17 Takeoff RWY34R。
羽田空港が斜めになって広がって行くとまもなく右へと旋回。
大井埠頭を眺めて東京湾上、JA305Jは遥か上空を目指すダンスを踊り出す。東京の街が上に下にと揺れて広がる。スカイツリーが霞んでいる。どうやら視界は効かないようだ。一足早く春霞がやってきたような今日の首都東京。
市川の辺りで東京湾から陸地へと入り込み都心上空北側へと迂回するように機首を西へと向けてゆく。だいぶ高度が上がって都内はうっすらとして来る。
皇居を中心にした緑の連なりと白いお椀みたいな東京ドームが目立つが、景色がだいぶはっきりしなくなってきた。新宿の辺りから雲が出始めて、
多摩の辺りはだいぶ雲にかき消される。神奈川県下も曇り空なのだろう。
8:23、ベルト着用サインが消灯する。名古屋中部空港到着は9:00の見込みと案内が入る。外の景色、一面を分厚い雲が覆い尽くしている。高度6000mを順調に西へと飛行を続ける。短い水平飛行の間、キャンディのサービス。
8:30。雲から突き出る富士山の姿が機窓を飾る。流石に2月の中旬。山頂は絵にかいたような雪化粧。普段よりは雪に覆われた部分が少ないかもなぁとも思うが、定かではない。
甲府盆地は雲から出ている。暖かそうに陽射しを浴びる甲府の街が遠ざかる頃には早くも降下開始の感触。
南アルプスの山々が間近に見て飛行機は中部空港へと針路を変える。8:36、10分後にベルト着用サインが点灯する旨、案内が入る。
外は再び分厚い白い雲の世界に代わる。
その白い雲が段々と自機の方へと迫って来る。8:45、男声で放送。機長さんか副操縦士か。着陸態勢に入りましたとの後で客席乗務員に着席を命じる。間もなくベルト着用サイン点灯。今度は女声で着陸まで10分と案内。揺れる事が予想されるとのことだ。名古屋の天候、曇りで気温は7℃と告げられる。
真っ白な雲の中。飛行機が分け入って行くと少々揺れ出す。窓の外、ホワイトアウトが続く。余程分厚い雲なのか、雲の中でわざわざ水平飛行になったのか。
薄ぼんやりと海の気配を感じてどうやらセントレア到着を知る。海がようやくはっきりしてきて、幾艘か貨物船が行き交う様子を見ているとセントレアへの着陸。8:58、Landing、RWy36。
スポイラーが立って急減速。そして減速のGから解放されると飛行機はスポットへ。9:02、Spot in SP07。
飛行機は出発の貯金を守って中部空港にも定時到着する。
今日はバスで客先に向かうが、多少時間に余裕がある。まずは出発の搭乗カウンタに行き帰りの便、クラスJのキャンセル待ちを入れておく。次いで到着階に戻って電源席に。バスの出発まで自由に使える電源とWifiでコマかな所用を片しておく。さっさと客先に向かっても時間を持て余すので、それなら空港で時間をつぶした方が良い。
そんな訳で1時間半を空港でつぶしてから客先へ向かう。そのバス。
何と乗客が自分一人であった。元々セントレアからのリムジンバス、空いていることが多いのだが、さすがに自分一人、という経験は初めてである。
1時間ほどで客先到着。午後から打合せ2本連続に臨む。1つ目の打合せが伸びて頭が切り替わらないうちに二つ目へ。終わると16時半。その足で先日搬入した担当案件の現場に寄り道。調整員とちょっとした打合せをすると17時過ぎに仕事が終わる。さて空港に戻る。
夕方の退勤ラッシュ。道路渋滞に巻き込まれたリムジンバスに乗って空港へ。さすがに乗客は一人では無い。10数人と言った所か。乗車率はあんまりよくない。
その後も高速に乗るまで時間を要するからかなり遅れる。高速に乗れば流れるが、セントレアの到着が30分以上遅れる事になる。時間に余裕があるから全く問題ないが、これなら名鉄の電車で移動した方が良かったかも知れない。
空港には19時半前の到着。早々に保安検査を受けてラウンジに入ってしまう。金曜日のこの時間。ラウンジは混んでいる。二社共同使用という珍しい形態のラウンジ。この時間は福岡行き最終のお客さんと羽田行きのお客さん、2グループに分けられる筈。
ひとまずビールで喉を潤す。渋滞でお預けを喰らった後のビールは格別だ。