MH1137 9M-MLP B737-800 PEN→KUL

 搭乗口に着くと既にファイナルコールの時間。外はまだ暗くて飛行機の写真は撮れそうにない。仕方ないので、ドアサイドで。

 マレーシア国旗とワンワールドのマークでマレーシア航空とは分かる写真にはなる。

 来る時と同じB737。前方に2-2列配置のビジネスクラス、後方は3-3列配置のエコノミークラスとなる。赤い革、個人モニタ付も来る時と同じ仕様。
 宛がわれた席に座る。

 時刻は7時前。まだ外は暗い。隣りにはお馴染みエアアジアがある。向こうは搭乗橋があっても使わないのね。
 見た目7割ぐらいの座席が埋まる。マレー語で案内が何度か。6:59、Pushbuck。ほぼほぼ定時だ。外は少し明るくなってきている。7:05、Taixing。

 ようやく目覚めたペナン島を後に、はるばる日本へ。まずはクアラルンプールまでのショートトリップとなる。飛行機は誘導路を進んでゆく。朝早い出発便。機内ではすでに寝入っている人もちらほら。妻も早々に寝入っている。この先の長居道のりを思うと、寝る方が正解だ。

 気遣ったわけではないだろうが、機内も消灯といって良いぐらいの真っ暗になる。滑走路端に到着するとそのまま滑走路へ。7:08、Takeoff RWY04。

 翼の向こうに夜が明けたばかりのペナン島を眺めて飛行機は旋回。180度向きを変えると、

 先程飛び立ったばかりの空港が見えてくる。こうして改めて眺めると、宵っ張りのペナン島はまだまだ寝ぼけ眼のように思える。飛行機はペナン島を後に高度を上げてゆく。

 上空まで来るとわずかに光が差し込んでくる。
 景色には朝がやって来たが機内は相変わらず、眠る人大勢。その中、客室乗務員が立ち上がってビジネスクラスとの間のカーテンを閉める。どうやら機内サービスが始まるようだ。ベルト着用サインはまだ点灯しているが、成田からクアラルンプールの機内も、ベルト着用サインは点けたままサービスは開始していた。

 まずはおなじみになりそうなピーナッツの配給。ついでトレーに乗せたカップの飲み物が配られる。寝ている人が多数で受け取る人が少なかったのか、まもなくお代わりのおすすめが廻る事になる。

 ペナンからクアラルンプールまでは300㎞少々の距離、東京から名古屋よりも近いぐらいだ。時刻表上の飛行時間は65分だけど、今日は7:55には着いてしまうらしい。実に慌ただしい。

 南行きの飛行機はマレー半島の内陸を飛んで行く。青空が少し広がって、そして外には薄ぼんやりと地上が見えているようだ。何時の間にか降下を始めている。

 地上が薄ぼんやりとしつつも少しずつはっきりしてきた。7:44、Geardown。数日前に見たような光景でどうやら北側から着陸するようだ。

 空港が現れる。右手にKLIA2。間もなく、Landing、RWy14R。時刻は7:48。定刻よりかなり早い。早々に減速して誘導路へと入りターミナルへと進んでゆく。
 成田から着いたときはずいぶんとターミナルが遠く思えたが、今日は早々に減速できたのかターミナルが早い。

 早々にターミナルが近づいてくる。まだ7:55。定刻よりだいぶ早いと感心したのだけど、

 流石に早すぎたのか、到着便の受け入れ準備が出来ていなかったようだ。スポットの前でしばらく待たされる。それでも定刻より早く7:59、Spot in SP A7。

 撮りにくかったけど、辛うじて搭乗機を。

 今日は成田まで通しでチェックインしている。よって来る時のなぞり返しで、国内線から国際線への乗り継ぎ通路を通っての乗継となる。がら空きの出国審査で早々に出国手続きを終えるとサテライト側へと向かう新交通の乗り場へ。

 15分後にはサテライト側に着いている。やはり早い。非常に早い。時刻は8:20。搭乗便の出発前2時間以上ある。

 その間を利用してラウンジに寄る。クアラルンプールが本拠地のマレーシア航空のラウンジに入る事になる。どこの航空会社でもホームグラウンドのラウンジには力が入っているのが常。マレーシア航空のラウンジは初めてなので機体を込めて一歩踏み入れる。

 広々としたラウンジだが、出発便が相次ぐからか、そこそこには混んでいる。ダイニングエリアがあって、ヌードルバーもある。バーカウンターはあったが、他のエリアには酒が置いていない。飲めない訳ではないが、大っぴらには出さないのか。

 ひとまず麺を頂き、

 軽く食事も。ビールはカウンタバーでお願いしたら出してくれた。全く飲めない国内線のラウンジよりはずっといい。

 午前中の出発便、ピークが過ぎるとラウンジも空いてくる。係員の方が目立つぐらいになってきた。

 そろそろ搭乗便の出発時間が近づく。10時台、アジア方面の出発が重なるが、10:50の成田行きを殿に1時間ほど、出発便が途切れている。確かにラウンジも空いてくるはずだ。