まだ夜の続きのペナン島ジョージタウン。無理矢理4時に起き出した。8月15日の土曜日。休みは明日までだが、今日ホテルをチェックアウトして日本に戻る。
 今回は、ペナンからクアラルンプールを経由して成田まで。来た道をなぞり返すだけの単純往復である。まずはペナンの空港に出る。
 身支度少々、荷造り少々。ホテルのフロントへ。先客が一組いて、その次のチェックアウトになる。表にタクシーが一台見えたけど、もう一台いるかな。
 チェックアウト。タクシーは1台停まっている。先客の一組とは交渉が決裂したのだろうか。タクシーの運転手に空港までというと65リンギットと言われる。来る時より高いが、24時から6時まではタクシー、割増運賃が適用されるので、適正な価格ではある、と思われる。
 OKと伝えて荷物をトランクに積み込もうとすると先にチェックアウトした一組が寄ってきてシェアしないか、と仰る。大人4人に大きな荷物。載りさえすればいいのだけど。タクシーの運転手交えて三者で交渉。一組35リンギずつで、でまとまる。先程より5リンギ高いが、人と荷物が増えた分の燃料費もあるし、まぁ妥当な所なのだろう。
 先方はどこの国の人か分からないが、5人乗りのセダンに客が四人とその人たちの荷物が乗るから狭苦しい。タクシーは空いている道を走りに走り、空港まで20分少々で到着する。
 さてお支払い。運転手は同乗のカップルから35リンギを受け取ると荷物を出すために外に出る。そして自分に小声で、30リンギで良いから、と一言。つまり65リンギという最初のお値段で良い、と言う事。割り切り辛いので、後から割り込んだ体裁の同乗客の方から少し余計に取った、と言う事らしい。マレーシアの人たちは本当、親切だ。

 ペナンの空港に到着。前回はペナン島対岸のバタワースからバンコクまで列車で移動したのでペナン空港の出発ターミナルは初めて来た。搭乗便の出発は7時。時刻は5時半で国内線の飛行機に乗るには早い時間だが、手続きは早いに越したことはない。

 成田までの乗り継ぎ分も含めて搭乗手続きをしてもらう。荷物も当然成田まで預かって貰う。5時半過ぎには手続き完了。出発は7時。まだだいぶ時間がある。制限エリアに入ればラウンジもあるが、その前に少々食事をする事にする。

 軽食堂、と言う体裁の店。空港でラウンジに入らずに敢えてお金を払って食事をするのは、あまり経験がない。思い出してみると2012年8月の台北。ほぼほぼトランジットみたいな一泊で台北で何もできなかったので、出国前に小籠包を食べた時以来だ。今回のペナン、時間が短すぎて満足しきれなかった、って事か。

 ペナン最後の食事としてラクサを頂く。ペナンのラクサは魚介系のスープが特徴。少々生温いのが残念。価格は市内よりも高く、一人前に空港価格である。
 食事を頂いたので保安検査を抜けて制限エリアに進む。

 まだ搭乗までは時間があるのでマレーシア航空のラウンジに寄り道。国内線だし、地方空港なのであまり期待していないのだけど、入ってみると

 比較的小さなラウンジだったが、中ではホットミールが供されている。イスラム圏だからアルコールの提供は無いが、クアラルンプール同様に温かい食事の提供があるとは思わなかった。マレーシア航空、侮れない。

 そんな訳で二食目になってしまう。あくまで話のネタとして。ごはんの上におかずを色々乗せたからナシチャンプルって言うのかな。
 6:30近くになって搭乗開始。

 ペナンからクアラルンプールに向かう方が奇数番号なんですね。へぇと思いつつ搭乗。