2019-08-17

 週末土曜日を海外で迎えている。長い休みもそろそろ括り時。今日はホテルをチェックアウト。日本への帰路へと就くことになっている。

 毎日朗々とした祈りの声を聴く事になったモスクとも今日でお別れ。身支度をする間に7時になる。いい加減、朝の遅いマレーシアも夜が明ける。
 今日は、というか今日も外の飲茶に浮気する。ただ、毎朝大東酒楼というのも芸がないので今日は別の店へ。

 大東酒楼の近く、桃園茶樓と言う店に入る。ここは完全にローカルしかいない店。まずは席に落ち着く。

 半分ぐらいの席が埋まっていて、地元のお年寄りが新聞片手に飲茶を頂いている。香港で見かけるような飲茶屋の光景。でもここはマレーシアのペナン島ジョージタウン

 店はショップハウスそのもの。本来は吹き抜けの部分は中庭の筈だが、そこも店舗になっていた。
 この飲茶屋さんもワゴンが店内を回る方式。昨日の大東酒楼と違って、ワゴンにガスボンベは積んでいない。

 肉まんを一つ貰う。二つに分けて食べていると、次にゲットしたのが、

 なんと粥。味が付いて米粒が分からない位に煮込まれた中華粥だ。



 蒸し物たちを頂く。餃子と焼売はお馴染み。もう一つ、よくわからない蒸し物は魚のすり身。

 揚げ物のすり身もあって、結構おいしく頂く。

 最後に大根餅。
 滞在30分強でしっかり食事を頂く。まぁ美味しかったが、昨日の大東の方が上かも知れない。
 外はすっかり明るくなっている。一度ホテルに戻る。荷物を作り、スーツケースの空き具合を確認。9時過ぎに一度ホテルの食堂へ。コーヒーぐらいは飲んでおきたい。

 コーヒーだけのつもりが適当にぱくついてしまったけど。
 さて最後のジョージタウン街歩き。遠くには行けないので買い物を兼ねて近くのスーパーへ。


 平日は無かったと思う屋台が出ている。何の屋台か分からないが、結構な人気だ。ここは次回の宿題かな、と思う。

 旅行会社の店頭。外国人が思うJapanに彩られている。

 お馴染みの非日常、古びた建物の並ぶ街を歩いて、スーパーで非日常の買い物をするとホテルに戻る。あと1時間半でチェックアウト。最後の荷造りをして、括る。
 12時前にホテルを出る。荷物は夕方まで預かって貰う。この時間、一番暑くなる時間であり、ここをどうやり過ごすかでこの後の体力が変わる。
 まずはフットマッサージを志す。昨日振られた店に行くと今日は受け付けて貰える。1時間コースで脚を押してもらう。
 1時間揉んで貰う。涼しい中で心地よく、まずは素晴らしい時間となる。13時を過ぎて次へ。
 次は昼食。チュリア通りにある小さなホーカーの牛肉麺が目的地。なんだけど、

 目的の店はまさかのお休み。今回の旅は少々詰めが甘い。まぁ計画なしで来ているから仕方ないか。
 仕方ないので別の店。今回は肉骨茶を頂いていない。チュリア通りに前には無かった中華の店があって、

 あんまり流行っている感じは無い。店の選択を間違えたかなぁと思いつつ、目的の肉骨茶だけを注文する。待つことしばらく

 ちょっとイメージと違うものが来るが、まぁまぁ美味しい。でもわざわざペナンまで来て食べるものではないかなぁと思う。
 時刻は14時になる。あと2時間弱、時間を潰したい。一番暑い時間だし、ここは喫茶店に避難する。

 コーヒー1杯で1時間ほどを本を読んで過ごす。マレーシアの物価を考えると結構なお値段のコーヒーで、その代り店は空いている。一冊本を読み終わる頃、15時を回ってそろそろ空港行きを志す。

 この数日、散々お世話になったチュリア通りともお別れ。ホテルに戻って預けた荷物を受け取るとGrabで空港行きのクルマを手配。21リンギットでクルマが見つかる。タクシーの半額以下。30分弱でペナン島の南側にある空港まで連れて行って貰う。

 飛行機の出発2時間前に空港到着。目的の便はKIOSK、の文字。チェックイン機ならOKと言う意味だろうが、乗り継ぎもあるのでゲートが空くのを待つ。
 手続きが始まる。乗継便も含めて搭乗券を出してもらい、荷物も通しで預かって貰う。ここまでやっておくと保安検査。制限エリアの中に入る。出発まで1時間半。その間はラウンジでしばらく休止。
 ペナンの空港。マレーシア航空国内線のラウンジは無くなっており、共用ラウンジへの案内となる。

 国内線ラウンジなのにヌードルバーまである充実ぶり。午前中に利用した時にはなかったビールもある。これは係員に頼むと出して貰える方式。数に限りがあるようで、この後はもう終了となっていた。夕方、ほんの限られた時間だけの扱いらしい。
 手元の搭乗券。17:40に搭乗開始とある。それに合わせて少し早い目に搭乗口に向かう。ちょうど、

 シンガポール航空の子会社、シルクエアのB737がやって来る。今度は

 マレーシア航空の子会社、ファイヤフライのATR-72。そして


 マレーシアの空の主。エアアジアA320は幾度となく行き交う。それなのに、

 我らがワンワールドアライアンスメンバー、マレーシア航空のMH1155便は出発25分前になっても姿を現さない、まだこない、そして

 18時すぎ。しれっと40分遅らせやがった。

MH1155 9M-MXA B737-800 PEN→KUL

 18:20を過ぎてようやくマレーシア航空の機体がやってくる。

 特別塗装機の9M-MXAが目の前のスポットに到着すると、

 たくさんの係員がわらわらわらと寄って来る。毎回なんでこんなに多いの?役立っているの?と思うマレーシア航空の地上。
 予告された出発時刻まで20分程。18:35に搭乗開始となる。戻りは日本までJAL便名で予約している。エコノミークラスへの搭乗。前方の窓側から2席に並んで座る。18:50、Doorclose。18:52、Pushbuck。

 国際線ターミナルにもちらほら機材が見えるペナン国際空港の誘導路を進む。先程来、国内線は行きかっていたが、それほど込んでいる訳でもなくスムーズに滑走路端まで。19:01、Take off RWy04。

 薄暮迫るペナン島を後に飛行機は急上昇して旋回する。馴染みの島がだんだん遠ざかる。

 上空まで上がると西の空はまだ明るさを残している。飛行機は南へ機首を向け、クアラルンプール目指してさらに上昇。19:07、ベルト着用サインが消灯する。
 機内サービスが始まる。

 マレーシア航空のエコノミークラスでお馴染み、ピーナッツの袋と共にカップのオレンジジュースを受け取る。この方式ならペナン-クアラルンプールみたいに時間の短い路線でも十分にサービスできる。
 空腹ではないのでピーナッツは残し、ジュースだけ頂く。

 地上は暗かったが、上空へ上がり切るとまだ青空の世界。闇夜忍び寄る気配だけを感じて首都へと急ぐ。まもなく降下に移る。19:20、ベルト着用サイン点灯。着陸は19:45の見込み、と告げられる。

 飛行機は右に左に旋回しながら降下を続ける。先程のペナンと同じく薄暮の世界へと移る。そして間違いなく、300㎞進んだ分だけの時間が経っている。

 夕暮れ時だ。クアラルンプールの街を見て飛行機は降下。郊外のプランテーションへと景色が変わる。大看板の立つ高速道路に沿って高度を落としてゆくと空港も間近。19:41、Landing、RWy14L。
 飛行機は誘導路へと入り広大な空港を進んでゆくと、

 国内線のターミナルへと辿りつく。19:46、Spot in SP7。
 予定よりだいぶ遅れた。乗継時間は取っているからこの後の便に乗り遅れる事は無いが、クアラルンプールのラウンジで過ごす時間は短くなった。
 この先のフライト、搭乗券はペナンで出してもらっているので、そのまま出国審査を受ける。国内線から国際線への乗換。専用の出国審査場は空いていた。ここ数年のクアラルンプールは入出国に手間取る印象があったけど、今回はどちらもスムーズ。
 そんな訳で、

 30分程で国際線側、サテライトターミナルのマレーシア航空ゴールデンラウンジに到着する。アライアンスの恩恵でクアラルンプールでもファーストクラスラウンジを利用する事が出来る。そちらへ進む。
 今年の初めに改修されたというラウンジ。見た所は雰囲気に変わりない様子だが、ラウンジ内へ。

 ダイニングは見た所、日本人だらけだった。お盆休みの終わりが迫る土曜日夜。まぁ想定されることではある。テーブルに通されて食事を注文。黙って言う事を聞いているとフルコースにもなるが、サラダとアラカルトの二つに留めておく。

 ペナン島ではこういうものは食べる機会が無かった。シーザーサラダ。それに

 ムスリムのウェイトレスからシャンパンを注いでもらう。どうお思いなのか分からないけど、慣れっこのご様子。

 そしてサンドイッチ。添えられているのはタピオカフライ、とある。タピオカなんて書くから訳が分からないが、タピオカの原料となるキャッサバのこと。よくある芋のフライの分厚い奴。
 ダイニングの時間は進みが早く既に21時を過ぎる。出発まで1時間を切った。マレーシア航空のファーストクラスラウンジはいつもこんな感じだ。

 席を移して、シャンパンとその友達を頂く。
 出発は22時過ぎ。20分前に搭乗口を目指して席を立つ。少々歩いて

MH52/JL7094 9M-MAC A350-900 KUL→KIX


 搭乗口へ。帰りは関西空港に直行するフライトを選んだ。この方がJALの成田経由よりも安く出ていたので。既に搭乗が始まっていて、さっさと機内に進む。
 暗くて写真は撮れなkったが、今日のマレーシア航空52便、関西空港行き、

 A350-900が充当されている。9月1日からJALでもデビューするA350。各社だいぶ導入が進んでいて、見かける機会は多かったが、搭乗するのはこれが初めてである。てっきりキャセイかどこかで乗るのが先だと思っていたらマレーシア航空で初経験となった。そういえばA380を経験したのもマレーシア航空だった。
 エコノミークラスは3-3-3。自分は窓側、妻は通路側。その間に人が入ったけど、まぁ良い事にする。関西到着5:40。6時間40分のフライトはどうせ寝てゆくだけだ。
 夏休み帰りの日本人観光客で満席の機内。席が埋まると22:07、Doorcloseとなる。22:11、Pushbuck。22:15、Taixing。

 ひとまず離陸までは行く末を見守る。暗い誘導路を進んでゆくと22:26、Takeoff RWy14Rだと思う。
 飛行機は上昇してゆくと東に進路を向けるようだ。

 クアラルンプールらしい街灯りを見下ろして上昇してゆく。22:32、ベルト着用サイン消灯。飛行機は更に更に上空へと進んでゆく。
 機内サービスが始まる。

 先程と同じピーナッツの袋が配られる。写真だけ撮ってシートポケットに仕舞う。

 一緒にジュースの類も配られた。先程のペナンからのフライトと違い、時間があるからか、コップに注がれたものを配る方式。リンゴジュースを頂くとちょっと目を瞑る事にした。
 少し寝たようだ。わさわさした気配で目が覚めると食事を配っている。てっきり関空到着前に朝食提供かと思っていたので、驚く。そして食べる気にはなれない。

 水だけ貰って要らないと意思表示。
 妻は機内食を貰うだけは貰ったそうで、後で写真だけ提供して貰った。



 けっこうがっつり系。夜中、23時半なんだけど。

 最後はピノみたいなアイスも出たそうだ。
 協力、多謝。
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