一夜城 - 京王線恥辱

　いつもの時間、目覚ましに起こされた。喉が乾く。頭が痛い。う〜ん、二日酔いだ。一度寝る。寝付けるような寝付けぬような。それでも寝たらしくはっきりと意識を戻したのは7時半過ぎ。
　今日は妻共々、親戚と会う約束がある。小田原の先、早川に11時という約束。電車の時間を遡ってゆくと9時半には出かけたい、という事になる。朝食を作って片付けをして、なんてやっていると容赦なく時間が経つ。最後はバタバタ、地下鉄に乗って横浜でJRに乗り継ぐ。冬の低い日差しが車内に差し込む。

湘南の陽光を浴びつつ一時間。小田原を過ぎて最初の一駅。

　大幹線東海道と思えぬ鄙びた早川の駅に降り立つ。ここで親戚と待ち合わせ。
　結婚式でも顔を合わせたけどゆっくり話しを出来なかったから昼食を取りながら近況やら式の話しやらを。その後で、一夜城の跡に連れていってくれた。

　石垣もあり、山の上に似合わないまっ平な土地もあって確かに城跡。

　白く光る小田原の街と青く輝く海。どこかのリゾート地を眺めているみたいだ。

　手前の谷間には箱根登山鉄道の線路が見える。
　小田原の駅まで送って貰って帰路につく。帰りは戸塚から地下鉄。JRとの乗り換えは戸塚のほうが楽だった。
　一度帰ったあと、日が暮れてからもう一度出掛けてみた。