目覚めてあくびをしてもう一度寝たくなって時計を見て諦めて。今日は帰国日。ある程度荷物は片付けたけど、改めて荷物整理。そして最後だからと朝食は外に出た。
朝のワイキキ。もう観光客が闊歩している。夜遅くて朝は早くからの弾丸状態、って言う人もいるだろうが、夜遅い人と朝早い人は別々なんだろう。それだけたくさんの人がワイキキを訪れていると言う事。
アメリカン って雰囲気のお店で朝食。担当のスタッフが決まっててそれ以外の人には何もお願い出来ないと言うアメリカの方式。頭で分かっていてもなかなか。担当者の手が空くまで待たされるのはちょっとペースが崩されるけ
ど、あんまりカツカツで動いては行けないって事ですか、ね。
頂いたのは。何だったっけ？ ジャガイモの上に卵。と言う料理。見た目以上にボリューム満点。
ホテルに戻って最後の荷物造り。完璧、多分と言う事でチェックアウト。予約していた迎えで空港へ。行きはバスだったけど、帰りは大型バン。行き程集中しないって事らしい。
下道を淡々と30分程で空港に。国内線ターミナルから国際線ターミナルへ。JALのカウンタ前で降ろしてくれた。
まず荷物を預けてから搭乗手続き。13時前後は日本行きが集中するからか慌ただしい様子。係員は漢字の名札を付けた日本人顔。ちょっと日本語に違和感があるから日系3世とか4世なんでしょうね。
今日は仙台ゆきのチャーター機もある。
混んでいる割りに出国とセキュリティ検査はスムーズ。空港に着いてから30分弱で出国。指示されたラウンジに入る。
ホノルルの空港にはサクララウンジもある筈だけど今日はJALラウンジを指定された。搭乗便別に振り分けているのかも知れない。窓の無いラウンジはあまり雰囲気良くないけど、引っ越しするのも難だから大人しくビールを飲み恥辱を綴る。搭乗開始は13時。まとまった時間があったからそれなりに進んだ。
JO079 JA613J B767-300ER HNL→NRT
名古屋行き、成田行きと案内が続いて搭乗便、JO079。成田行きの搭乗案内。搭乗口は19番と言う。
JALのB747がたむろする所では無く
ハワイアン航空を横目に見つつ歩いて向かう遠く離れたエリア。成田からの折り返しではなくハワイ島のコナから来るから、なんだろうか。行って見ると既に行列は無くなっている。
待っているのはB767-300。ハワイ島コナからホノルルを経由して成田へ向かう便。ホノルル線なのに小振りな機材が活躍する。613Jはかなり新しい方の機材。先日ソウルから乗った767とは雰囲気もだいぶ違う。
今日もビジネスクラスにアップグレード成功。ただ、767のビジネスクラスは椅子の幅に難あり。行きの747に比べると明らかに狭い事が見た目に分かる。エコノミーだと767の方が良いのだけどね〜。
13:22 Door close。乗務員、ホノルルで交代との事。成田までの飛行時間は8時間5分と告げられる。ところどころで揺れる事が予想されるとの事。今日は満席だとか。連休からの帰宅にしてはちょっと早いけど、出掛けている人の絶対数が多いのだろう。ビジネスクラスは30席中27席までが埋まっている。
13:24 Push buck。13:28 Taxing。今日は真ん中の通路側だったから外の様子はテレビモニタを通じて見守る。滑走路端までやって来る。一息着いてからフルスロットル。13:40 Take off RWy08R。青い空と青い海を人越しに眺めつつ上昇、ひと揺れ、ひと揺れ感じながら。
上空に行くにつれて飛行機は落ち着きを取り戻し、13:48、ベルト着用サインが消灯する。まずは上空のウェルカムドリンクからスタート。
シャンパンを軽く1杯。テレビにはNHKニュースが映る。3日19時のニュースだ。4日朝のニュースを見たい所だけど微妙に積み込みが間に合わないのだろう。新型インフルエンザのニュースが続く。状況が状況なので真剣に見てしまう。一応このまま言っても機内検疫の対象にはならないで済みそう。アメリカ本土の様子は知らないけれどホノルルに関して言えば、滞在期間中、大流行の兆しすら感じなかったのだけど、実際のところはどうなのだろう。
飛行機はハワイ諸島を離れてゆく。今日の天気ならもしかしたらニイハウ島が見えたかも知れない。ドリンクが終わってのんびり構えていると機内食の時間になる。14:20ぐらいか。遅めの昼食という感じでちょうどいい。テーブルがセットされクロスが敷かれる。メニューが渡されるけどパーソナルモニタがちょっと邪魔。
アミューズ。飲み物は何となくジントニックにしてみた。おつまみの袋は時間を置いて渡される。テーブルの上が一杯になるよりもスマートで良いかもしれない。他では経験した事がないので、担当したアテンダントさんのオリジナルかな。
ちょっとニュースをと、思ったけどやっぱり両立は無理でした。モニタは明後日の方向へ。ドリンクのお代わりなんかを頂きつつ、ゆっくりと。
14:28、機長さんから飛行状況の案内が入る。現在、高度10,400mを対地速度810km/hで順調に飛行中と。この先、ミッドウェーの近くを日本時間11:10に通過して成田空港には16:40に到着する見込みとの事。成田の天候は曇りで気温は20℃だそうだ。
アナウンスが終わる頃に機内食の選択を聞かれる。和食も懐かしい頃だけど海外積込の和食にどうしても抵抗があって同行者と共に洋食を選択。2杯目のジントニックが終わる頃になって機内食が運ばれてきた。
洋食の魚は海老と帆立。
こちらは洋食のお肉。
一番嬉しいのは野菜スティック。機内だけあって乾燥気味だけど結構美味しく頂ける。お酒とも相性がいい。帰国便ならスナックやアミューズよりも野菜スティックが最初に出てくるのも良いかも知れない。
デザートが出てきておしまい。ちょっと前まではワゴンにデザートやフルーツを載せてお客さんに選ばせていたと聞くけど、経費削減ですかねぇ。美味しいことは美味しく頂けたけど、フルーツなんてのも良かったかもなぁ。
全てが終わった15:40。入国関係の書類が配られる。ソウルではチェックインカウンタで貰った健康状態質問票も今度は機内で配布。
機内に呼び出しが流れる。「急病の方がおられます。お客様の中でお医者様もしくは看護士様はおられますでしょうか」とお医者様がいるならビジネスクラスだろうけど室内は誰も動かず。その後の続きも無かったから、その後どうなったかは良く分からない。少なくとも引き返しますとか緊急着陸とかにはならなかったから軽症だったか、応急処置で何とかなったんでしょうかねぇ。
16:15、機内が減光する。廻りはお休みの人もちらほら。誰かが寝るたびにアテンダントさんがブラインドを閉めて行くから薄暗かった機内は少しずつ暗く、また暗くなりしまいには真っ暗に。起きている人は読書灯をつけて雑誌やらなにやらを見ているか、映画を見ているか。そんな穏やかな空間に似つかわしくなく時々揺れる。こんな上空で揺れるんだ。一揺れ。もう一揺れ。結構続く。割と長い。
16:30ごろ、日付変更線を越える。今までの5月3日がこれからは5月4日。
飛行機はもう30分以上、揺れの中を飛行している。薄暗い中で一眠りして目覚めてもまだ揺れ。高度10,700m、対地速度780km/h。断続的に揺れが続く。ちょっと暑めの機内。シートが温まり不快感の高まりを感じる。使っていない枕を背と背もたれの間に挟んだり、抜いたりしながら。
18:10、機長さんからアナウンス。10分後から15分ほど、強い気流を横切るためベルト着用サインを点灯するとの事。今までも揺れてたけどもっと揺れるのか。ベルトを再確認してぼっとしていると18:17、本当にベルト着用サインが点灯した。さぁ揺れが来るぞと身構える。う〜ん、でも意外と揺れない。さっきの方が揺れてたかも。荷物が宙に浮くとかそんな事は無く18:38、ベルト着用サイン消灯。
今のベルトサインが自分に取っては一つの転換点になる。ぼんやりと過ごすのをやめにして映画でも見ることにする。お供に
カンパリオレンジ。何か甘いものが欲しいのと、とは言えアルコールがやっぱりいいなぁと言うのと。
相変わらずブラインド全閉のビジネスクラス。映画を見ながら風に逆らい西へと向かうと19:42、機内が明るくなる。オシボリが配られてどうやら到着前の軽食タイム。お飲み物はと聞かれてちょっと困ってしまってから口から出たのは「エビスを」と。ん、散々飲んだ後にビールか。絶対変だ
時間帯としては夕食相当ですが到着前の軽食。あっさりとしたハムサンドイッチにサラダとフルーツ。やっぱりビールじゃ無いよなぁ。
ついでアイスクリームが配られる。コナコーヒーのアイスと言うところが好ましい。ちょっと苦めの風味も良い。
最後に
頼んでしまった。行きは食べてないし。小さめ軽めのカップ麺だからすんなりお腹に入ってきた。美味しく頂くと20:25、あと1時間10分で成田到着の案内。日本時間では15:25、天候は晴れで気温は22℃とのこと。これからは日本時間で考えることにして時計の針も戻す。一つ二つと空いたブラインドの外は真っ白で間違いなく15:25。飛行機、軽く揺れながら、徐々に日本へと近づいてゆく。
軽く揺れる。まだ降下は開始していないけど。16:00過ぎ、どうやら降下開始。エンタテイメントシステムがまもなく終了しますの案内があったのが16:08。ヘッドフォンを回収するのだそうだ。行きの時は案内だけあってビジネスクラスに関しては回収は無かったけど、今度はしっかりと回収される。だいぶ下に降りてきた様で高度3,600m、対地速度680km/hとなったところでベルト着用サイン点灯、16:19。あと10分で着陸だそうだ。もう一度揺れ。モニタに地上が映し出される。16:28、Geardown。どうやら西側へと回り込んでの着陸。16:30、Landing、Rwy16R。A滑走路から長々とTaixing。途中、一時停止を喰らってさらにTaixng。結局、スポットに入ったのは16:46、SP 82。
乗る時も撮り辛いけど降りる時もちょっと難しい。自分は気づかなかったけど乗務員さんが会釈していたそうだ。
本館へのシャトルからようやく撮る事の出来たJA613J。
