JN2153 JA842C Dash8-Q400 ITM→AOJ

 伊丹についてみるとぐるぐるがいる。羽田からのJL1503がJAノL塗装機だったからなぁ。これはありがたい。ちょうど離陸するところだったのでとりあえず展望デッキに急いで見たりする。離陸には間に合う。伊丹のRWy32L、ちょっと遠いなぁ、これなら羽田で撮る方が楽だ。

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 写真:伊丹空港を飛び立つ「ぐるぐる」B777-200 JA007D

 写真:伊丹空港を飛び立つB747-400 JA8099
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 写真:伊丹空港を飛び立つハーレクインエア塗装のMD-81 JA8552

 小一時間ほど撮る間に747からDASH8-400までバラエティ豊かな機材が撮れたりしたけど正直ばてた。今日も暑い。なんか調子が悪いのでまだ1時間あることは目をつぶり、搭乗手続きをする。カウンタで「お誕生日おめでとうございます」といわれたのは何気に初めてかもしれない。
 まだ1時間ある。23番搭乗口はまだまだ誰もいない。売店も開いていない。撮影地を開拓がてら、あちこち動いてみる。日の回りの関係なのか、ガラス越しだとちょっと映りこみがある。羽田や鹿児島だと考慮しなくても良いのにな。しばらくやる気なく撮り、どうやら青森ゆきに充当されるらしいDASH8-400がやってきたのを見届けてから10時過ぎにもう一回搭乗口に向かう。
 さっきはがら空きだった搭乗口付近も人の姿がちらほらしだした。この時間、出雲ゆきのQ400や隠岐ゆきのSAAB340もいるからちょっと
した出発ラッシュ。その割には人が少ないかな。搭乗開始は10:15。機材は先ほどのJA842C、幸いといって言いも思うけど旧JAC塗装の機材だ。搭乗口の様子では良く分からなかったけど乗客は50人ぐらい。まぁまぁの乗り、なのかなぁ。 
 RWy32Rからの離陸。すぐに左旋回をはじめ、3/4周して左の下に伊丹を望み、東へと向かう。飛行状況の案内がある。新潟、秋田を経由するとのこと。新潟までどうやって飛ぶのか良く分からなかったが、かすんだ地上に海か湖が見える。若狭湾?琵琶湖?良く分からないけど平野が大きいような気がするので近江平野と琵琶湖の組み合わせかと考える。そのうち日本アルプスが見えてきたので先ほどの考えが正しい事を認識できる。アルプスの上にはまだ雪が残っている様子。

 写真:窓の外に日本アルプスが見えてくる。
 ドリンクサービスは6月に乗った伊丹−鹿児島のQ400と同じでコーヒー、まろ茶、りんごジュースの3種類から。青森ゆきだからりんご、って訳じゃないと思う。新聞は南日本新聞を積んでいたので、今朝鹿児島を出てきた機材だと分かる。鹿児島(JN2400)伊丹(JN2153)青森(JN2154)伊丹(JN2335)隠岐(JN2336)伊丹(JN2351)出雲(JN2352)伊丹って運用でしょうか。西に東に。大変なものです。
 山々を縫って深い谷が刻まれている。その先には海が見える。川は泥を吐き出している。糸魚川だろうか?川は姫川。直江津かもしれない。やがて機材は日本海へとでた。
 3人乗務しているアテンダントさんが、左手に霞む島影を見て佐渡佐渡だと言い合っている。今まで松本が最東端の会社だし、きっと青森便は初めての乗務なのでしょう。左手に佐渡が見えますの放送。右手には新潟が見えて様子。右の席が開いているので断って見せてもらう。信濃川阿賀野川、新潟だ。どちらも泥を威勢良く吐いている。新潟を豪雨が襲ったのはつい先日のことだった。アテンダントさんは新潟空港を見て新潟と判断したようだ。なるほどさすがは航空会社の社員さん。
 アテンダントさんが右側への席の変更を薦めてくれる。こちらとしてはありがたい申し出。正直、この先の日本海岸はしっかり見ておきたいところ。既に新潟平野は尽きつつあり、羽越線の村上以北、笹川流れのあたりに機材は差し掛かっている。空から見るとほんとう海岸線まで山が差し迫っている様子が良く見て取れる。じきに庄内平野が広がる。庄内空港が見え、最上川も泥を吐き出し、酒田の港が広がる。その背景には鳥海山、が見えていれば最高だけど、生憎と言うか、やっぱりと言うか、雲に隠れている。それが不思議と秋田県側からは青々とした山並みが見えているからちょっと不思議だ。この鳥海山、ビューポイントの一つだと思うけどアテンダントさんからの案内はな無し。鹿児島県在住の方には知名度が無いようだ。
 秋田県内、本荘由利のあたり、高速道路が建設中。これも空から見ると良く分かる。村岡道かぁ、確かに露骨ですわな。
 秋田市内の上空で日本海岸のルートから別れを告げる。左手には緩やかに弧を描く海岸線が見え、視界があればその先、男鹿半島八郎潟干拓地が見て取れたはずだけど 今日は霞の中だった。
 この先秋田−大館−弘前のルートを取るのではないかと思うけどなにせ目印の無い山の中。再び何処を飛んでいるのかさっぱり分からなくなる。市街地が広がるけど大館かなぁ、弘前かもしれない。岩木山は確認できない。
 突如、青森市街が広がった。アスパムベイブリッジ、確かに青森市街地。いったん陸奥湾沖に出て反転。どうやら北側からアプローチらしい。再度青森市街地上空を今度は高度を下げてかすめて空港へ。着陸時、プロペラ機ではよくあることだけど多少揺れが大きくなる。飛行に支障が無いことは良く知っているけれども、やっぱりプロペラ機に対するイメージはこの揺れでマイナスになるのだろうなぁ。
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 写真:青森空港に着陸したJA842C
 青森空港にはMD-90A300-600RJASだらけ。せっかくだしゆっくり眺めていたい、Q400が大阪へ戻ってゆくのを見ていたいけれどもあいにくとこの後着陸機が無くて、戻っていく事まで見ていると身動きが取れなくなる。多少写真を撮って、青森市街へ向かうバスに乗る。案内嬢、素朴な感じの美人で、ふと東北ベースのコミューター航空をつくればなんて妄想が湧き出てくるけど、まぁ妄想の範囲。