JN2304 JA846C DHC-8-400 MYJ→ITM

 今度乗る伊丹ゆき、JN2304も10分遅れて12:20発の見込みとの事。12時前にパソコンを片付けて搭乗口に向かう。お土産なんぞを買っている間に搭乗が始まる。
 
 待っているのはJA846C。久しぶりに乗るボンバルティアの機材。JACに乗るのも久しぶり。タラップを上がった所、トイレの前に新聞ラックがあったりするのが目新しい。サービスを作りこんでゆくようで好感を覚えるが、機内は空いている。30%程度か、搭乗率。
 12:15 Door close。伊丹までの飛行時間、45分との事。エマージェンシーデモが始まる。これもやり方が変わった。以前は一人がアナウンスを担当、一人が実演。それがアナウンスはテープに任せ二人とも実演。サービスでは無いがこれも改善の一つか。
 デモの間にプロペラが始動する。一つ、もう一つ。まもなく12:18 Taixing。この身軽さがプロペラ機の身上。QuiteのQで機内にはプロップ音も届かない。滑走路手前でちょっとの間があった後、12:26 Take off RWy 32。目の前でギアが引き込まれるメカニカルな動きを楽しむ。海へと出てから左へ廻り続ける。気が付くと松山空港を見下ろしていた。そして松山市街。12:31、ベルト着用サイン消灯。
 
 まだ見えている松山市街を眺め東へ進路を取る。山は雲を被っている。機内、アテンダントさんが新聞を持って廻ったり、ルートマップを持って廻ったり。ルートマップ、いつの間にか大きくなった。札幌まで載っているのだった。
 
 機内の様子を。ご覧の通り、寂しい状態。
 
 機内サービスは粛々と進む。新聞、ルートマップに続いてキャンディ。その後も絵ハガキにオリジナル機内紙。ドリンクが無いだけで巡回頻度は同じような所要時間のジェット機よりも多い。
 海岸線に戻ると晴れている。遠くに瀬戸大橋が見える。2日前に4時間掛けて辿った区間。今日は10分だったな。
 機長さんから案内が流れる。四国の太平洋側に非常に発達した積乱雲がある影響で瀬戸内海上空を通過する航空機が多く、そのため管制からの指示で出発が12:25以降と制限されたそうだ。従って伊丹到着は10分遅れて13:10となる見込みとの事。
 
 高松市内が綺麗に見えた。
 
 良く晴れた高松市内を過ぎるとまた雲が出てくる。12:53 ベルト着用サイン点灯。電子機器使用NGの後、右へと大きく旋回してゆく。窓の外には大きな積乱雲、白く分厚い雲の向こうに伊丹がある。カタンと落ち込む感触。左右上下に持って行かれつつ雲の中。地上が不意に現れる。生駒山地らしい、家と山が混ざり込むような景色が広がる。揺れながら東大阪、そして大阪市内。揺さぶられながら眺めると少しずつ高度が下がってゆく。13:06、淀川を越える辺りでGeardown。13:08、Landing、RWy32R。13:12、Spot in SP24。
 
 伊丹空港に到着したJA846C。この後は福岡行きとなる。

 伊丹からは、ムーンライトながらに乗った時点でも迷っていた。18きっぷで日着しようとすれば出来なくは無いのだけど、翌日の仕事を考えて結局航空券を決済。昼間の便なら前日予約でもそこそこ安い値段で乗る事が出来る。搭乗手続きは松山で済ませてきたからそのままラウンジに直行となる。
 
 飛行機を降りてから10分ほどでラウンジビール。恥辱の続きに手を掛ける。