2025-09-20

 まだ暗いうちに目が覚めてしまった。週末、土曜日を迎える。時刻は5時半。妻が先に起き出し、自分も起き出す。今日から、今年一番の遠くに出掛ける。行先はおいおい。
 身支度少々、荷支度少々。朝食の支度は余り物で簡単に仕立てて頂く。食事の後、妻の支度が終わると8時前になる。最初の予定は京阪に乗るつもりだったが、時間に余裕が出来た。歩いて膳所まで行っちゃう。スーツケースがあるけど。
 時々ぽつっと雨粒が落ちて来て心配になるが、幸い雨にはならずに膳所駅着。下りホームへ。少し間があってやって来た普通電車で西に向かう。逢坂を越えて、東山を抜けて京都まで。予定していた電車よりも早く、乗り継ぎに少し余裕ができる。そのつもりでお手洗いやら何やら済ませてから、八条口伊丹空港行きバス乗場まで向かうと、意外と長い行列が出来ている。8:35にバスが行った後、9:00の便を待つ行列なのだが、思った以上に混んでいる。行列は更に伸びて

 10分前、バス到着。妻と二人、最後列の5人掛けに並んで座る。その後もお客さんは増えて、正規の座席が見た所いっぱいになるぐらいの勢いで乗る。
 バスは伊丹空港まで。京都市内、少々混んでいる。少し遅れている京王線恥辱の巻き返しをしつつ小一時間。何となく進んだ所で伊丹空港到着。

 月曜を休めば4連休となる初日。そのせいかどうかは知らないけれど、×△が目立つ今日、これからの便。そして少々遅れている便も見受けられる。この後に飛ぶのは羽田だが、1本前の羽田ゆきにも間に合いそう。
 荷物を預けて搭乗券を受け取り、ラウンジに進む。すると目を引いたのがこちら。

 トリプルセブンが伊丹にいる。JA732J。767か787しか見なくなった伊丹-羽田に何があったかB777-300ERが緊急登板。とは言え定員244だからB767より運べないのかぁ。

 搭乗橋が離れて写真を撮りやすくなったJA217Jなんかも見ていたが、もう一つ違和感。よくよく見るとこの時間の伊丹、RWy14で運用している。

 出発まで時間少々。午前中だけと軽く飲む。しばらく目の前の飛行機を見つつ、滞在。JL112になるらしいJA732Jは10時半を過ぎて搭乗開始。少々遅れて出発してゆく。

 代わりにJL114となるJA846Jがやって来る。こちらも到着は少し遅れている様子。入れ替わりに

 JL112がRWy14で飛び立ってゆく。

JL114 JA846J B787-8 ITM→HND

 遅れて来た114便。案の定、10分遅れと案内される。前便JL111の到着は10:47。さすがに30分では折り返し便の搭乗は始まらない。遅れたタイミング合わせて搭乗口に着いたが


 10分遅れとなっているが、10分で済むかね。
 他に行く所もないので並んで待っていると11:25近くになって事前改札。それも搭乗橋の手前で止められていたから、まだ少々掛かる様子。11:30が近付いてようやく機内へと進む。
 今日は中程、非常口座席を予約していた。そうだっけ?と思いつつ機内へ進むと担当の乗務員にご挨拶かたがた、非常口の説明を受ける。その流れでモバイルバッテリーの新ルールも。非常口座席の場合はどこにいれるのだろうと疑問を口にすると、窓側席脇にある機内誌用ポケットになるそうだ。ついつい5月のキャセイでモバイルバッテリー全紛失した事を話してしまうと「私どもは絶対にお返しいたします」と力強いお言葉。その言葉を信じ、モバイルバッテリーはシートポケットに。でもその前に自分で気付け、と言う事にはなる。
 普通席も△という搭乗率。3人掛けの非常口座席、窓中と自分-妻で座ったのだが、通路側にも人が来る。インバウンドっぽいファランだが、肘掛を占拠していると妻に愚痴られる。人の良さそうな見かけなのになぜとちらっと見たら、両肘を肘掛ドン、ではなくてお腹の贅肉がはみ出して肘掛に乗っていた。アジア圏の小柄な人では有り得ないような状況で、想像の斜め上。
 11:41、Doorclose。前便到着遅れの影響で遅れている旨、お詫びが伝えられる。乗務員の紹介があって秋雨前線の影響で揺れが予想される事が伝えられた。このシーズン、初めて「秋」と言う言葉を聞いた気がする。11:45、Pushbuck。11:51、Taixing。飛行機は南に向かう。いつの間にかRWy14からRWy32へ変更。通常運用に戻っている。11:57、Takeoff RWy32L。 

 雲が目立つ中、上昇。このタイミングで案内。ベルト着用サインが消灯するまで8分掛かる見通しの事。また、上空揺れが予想されるため、飲み物のサービスはリンゴジュースと冷たいお茶のみに限るそうだ。

 薄暗くなり雲が目立つ中を上昇してゆくと視界から地上が消える。幸いそれほど大きな揺れがないうちに12:03、ベルト着用サイン消灯。

 雲混じりではあるが、思ったよりも青空が広がっている。そして大人しいフライト。飛行機は生駒山地を越えて東へと向かってゆく。

 伊賀から伊勢へと抜ける頃には雲がだいぶ目立つようになるが、揺れることなく大人しいフライトとなる。間もなく飲み物のサービスが始まる。冷たい物2種に絞ったサービスは、ワゴンを出さず、トレーに飲み物を注いだコップを乗せて、希望者だけに配って回る方式。本当に一番まずい時にだけ執り行われる方式でのサービスとなる。

 冷たいお茶を頂いたが、中身は普段の半分ぐらいだろうか。余程慌てて注いだようだ。
 12:23、あと5分でベルト着用サインが点灯する旨、案内される。

 窓外の景色、雲ばかりでどこを飛んでいるのかさっぱり。飛行機は翼を傾け、北に機首を向ける。そして12:30、ベルト着用サイン点灯。

 雲の切れ間に房総半島を見つつ飛行機は北上、そして降下する。どこを飛んでいるか分かり辛いままに東京湾に差し掛かったようだ。対岸の川崎が見えてくると12:42、Landing、RWy34L。減速して誘導路に入る。この時間、羽田の天候は曇り、気温は26℃との事。先程の秋雨前線、と言う言葉も相まって急に秋がやって来た感を覚える。12:47、Spot in SP16。

 降機の準備が整う前に降機の後の動きを確認する。定時到着時の本命案は発動困難なので次善策でいくつか。その間に準備が整い降機する。

 ここまで乗って来たJA846Jをズーム不動の望遠レンズで切り取ると荷物の受け取りへ。人出不足の昨今、どうしても時間が掛かりがちの荷物引き渡し。幸い、10分掛からないうちに荷物を受け取る事が出来る。

 制限エリア外に出ると13:04。成田への移動。早くて楽なアクセス特急には間に合わないが、次善の策は発動できる。モノレールの駅へと向かい13:10の空港快速。そして浜松町から北上は

 京浜東北線、1216A列車はE233系121編成。こちらで上野まで。ここで乗り換えなのだが、不忍口から出た上野駅界隈、インバウンド客で溢れかえっている。渋谷よりもインバウンド率が高いかも知れない。京成上野駅構内に入っても賑やか。京成上野って、こんなお客さん多かったっけ?と失礼ながら思い返してしまう。
 今日はこの先、成田へ。14時のスカイライナーに乗る。1時間程前、予約した列車を京成上野で捕まえる。

 スカイライナーは上野から十分に混んでいる。その大半は外国人観光客。今日のスカイライナー、満席と案内が流れる。13時過ぎに抑えた列車だが、この1時間でそんなに売れたのか。そういえば品川からの成田エクスプレスも空席わずかだった。 
 日暮里で満席になったスカイライナーに揺られる。京王線恥辱を綴っていると40分少々。関西空港の遠さに慣れると遠いと言われる成田空港が可愛らしく思えて来る。

 第二ターミナルに着くと15時前になっている。搭乗手続きを改めて。何時もなら伊丹で国際線区間の搭乗券も頂けるのだが、今日は成田からの搭乗券はまだ手にしていない。
 ステータス持ちなのでファーストクラス用カウンタが使えるが、今日は少々待たされた。全体的に混んでいるように思える今日の成田空港。


 心なしか出発便も増えているような気がする。一昔前の成田は午後はアイドルタイムだった。
 出国は何故か空いていた。特に出国手続き。日本人向けの顔認証ゲートががら空きだったので。制限エリアの中に入るまで所要時間7分。
 ラウンジに赴く。ダイニングの席に落ち着くと出発までしばらく滞在。まずは

 ヱビスビールを取りにゆく。一緒につまみも準備したが、ほぼ同じタイミングで

 注文した寿司も届く。光り物のコハダがあるのは珍しい。そのコハダが秀逸だった。その辺で売っているものとは全く別の食べ物。妻は光り物全般を嫌っていて普段は絶対に食べないのだが、騙されたと思って食べてみてと強く勧めたら、これは美味しいとの事。

 順番が変だが、ローストビーフを頂き、

 文字通りの名物、ビーフカレーは小にしておく。
 妻は免税店に行くそうでラウンジを退出。自分はその間に3階に居を移す。

 食べ続けるのは難なので飲みだけ続行。滅多にお見掛けする事がない響なんてものが置いている。ありがたく水割りで頂く。
 妻が戻って来たのを機にラウンジ替え。今日は何となくキャセイパシフィックのラウンジに脚を延ばす。空いている事が多いキャセイのラウンジ。17時を過ぎてそこそこ混んでいる。

 食事もお酒もJALの方が上なのだが、こんな軽くつまめるものがJALのラウンジには何故か無い。
 歳も50になっていろいろなものが凝り固まって来ると、自分の理想を体現できる場所がなかなかない。もう少し柔軟な方がいいだろうに半分思う今日この頃。

JL707 JA821J B787-8 NRT→BKK

 今日、この後はバンコクまで飛ぶ。出発は18:20。30分前を目安に席を立つ。搭乗口はサテライト側の94番。歩いて歩いて

 出発20分前。間もなく搭乗開始と言うタイミング。列が出来ているが整理はされている、搭乗券の確認を受けて指定された列に並ぶ。間もなく搭乗開始。

 いつの間にか雨が降り出した成田空港。暗くなった中に浮かぶ白い機体はJA821J。レジの上ではJALB787、初号機と言うように見える機体。デリバリーはだいぶ遅かった筈。
 今日は翼の中程にあるエコノミークラスを指定している。新間隔ではない標準仕様のエコノミークラスだが、深夜便ではないし、まぁ良いか。席に落ち着く。
 定刻を過ぎた18:28、搭乗待ちをしている旨、伝えられる。18:36になって機長さんから搭乗を取りやめたお客さんの荷物を降ろしているため、時間を要している事がお詫びと共に伝えられた。
 18:40、Doorclse。出発遅延のお詫びと共に乗務員の紹介。航路上、雨雲の影響で揺れが予想されるそうだ。飛行機は気が付いたら動き出している。18:55、Taixing。誘導路をA滑走路側に向かっている様子だが、気が付いたら寝落ちている。妻によると緩々と誘導路を進んでだいぶ時間が掛かったそうだ。手元をみると19:28、Tkeoffとだけメモがある。後で航路を見たらTakeoff RWy16Rだった様子。
 19:44、ベルト着用サイン消灯。機内が明るくなる。それで目が覚めた。妻に良く寝ていたと伝えられる。
 ビジネスクラスとの間、カーテンが閉じられる。エコノミークラスでも機内サービスが始まる。

 使い捨てのおしぼり、相変わらずBusiness classと記された余り物が配られる。本来のビジネスクラスでは布のおしぼりになっている筈。この在庫が無くなると旧来の薄い布に戻るのか、使い捨てで継続になるのか、よく分からない。あるいは次のパンデミックに備えてビジネスクラスと記された使い捨てのおしぼりを作り続けているのか。
 今日は中距離なので飲み物のサービスが先にある。 

 ド満席のエコノミーでややこしい注文は憚られ、簡単そうなヱビスビールを頂く。隣が見知らぬ人だとお手洗いに立つ事を考えて憚る所だけど、今日は2列席。そしてお隣は妻なので気は楽。
 これは見たい、という映画が無く、何となくモヤさまのハワイを見る事にする。ハワイ、ご無沙汰である。行けば物価高でビックリするんだろうなぁ。
 20時半を過ぎて機内食の時間となる。ラウンジでだいぶ食べているから、パスでも良いけど、機内では重大なイベント。逃す選択肢はない。
 中距離線なのでエコノミーでも機内食に選択肢がある。

 そして皿数も1つ多い。

 メインは鶏照り焼きと UMAMI 野菜ソース。

 もう一つの選択肢はスパイシーハンバーグ 胡麻風味のマスタードソースキヌアライス。
 サイドとして3品。

 サラダと

 春雨サラダ。そして

 スパニッシュオムレツと並ぶ。
 食事が胃袋に収まる頃、

 アイスクリームが配られ、食後のお茶が供されると食事も終了。少し薄暗くなる。
 しばらく機内プログラムを見ていたが、機内が暗くなると、石垣辺りを最後に眠ってしまう。気が付くと2時間以上経っている。よく眠っていたと妻には言われた。乗り物の中ではあまり寝ないのが常だが、今回は良く寝てしまった。
 時刻は日本時間で24時になろうとしている。飛行機は南シナ海上空。もうすぐベトナムに差し掛かる頃。だいぶ飛んできている。
 エコノミークラス側の室内が明るくなり、

 リフレッシュメントとしてパンが配られる。空腹ではないが、持ち帰れないし食べてしまう。
 0:10、あと55分で着陸する旨、案内される。飛行機はインドシナ半島上空を飛行中。ベトナム領内を横切るとウドンラチャタニーの辺りからタイ領内へと差し掛かる。0:27、あと20分でベルト着用サイン点灯との事。サービスも終了するそうだ。降下の感触を覚えると軽い揺れ。飛行機は南に機首を向けてスワンナプームへ向かう。0:53、ベルト着用サイン点灯。
 機内が暗くなる。航路が北南と迂回するような飛行経路となったが、最後はスワンナプームの最終コースにのった様子。

 街明かりも近づいてくると1:09、Landing、RWy19。減速すると誘導路を進む。機内モードを解いたらスマホの時刻が2時間戻る。成田空港混雑の影響で遅れた事へのお詫びが伝えられる。この時間のバンコク、気温は29℃だそうだ。バンコク時間23:16、Spot in SP G2。
 ビジネスクラスからと案内があり降機する。成田離陸がだいぶ遅れた割にはバンコク到着、巻き返してくれた。とは言え時刻は23時を回ったところ。延々歩いて入国審査へ。ここでだいぶ時間が掛かると覚悟していたのだが、何気に空いている。悪名高きスワンナプームの入国審査、ほぼ秒で突破。これで遅れた分を取り返した感じがある。荷物も出て来るのが早く、

 制限エリアの外へ出ると23:38。スポットに着いてから20分ちょっとである。スワンナプーム史上最速ぐらいの勢いで入国完了。最初はホテルまでタクシーで行くかGRABで行くか、なんて話をしていたのだが、何ならエアポートリンクに間に合う時間。23:50ぐらいに電車がパヤータイまで行くので、ちょっと急ぐ。急ぎ過ぎて下車駅を吟味せずに、マッカサンまでの切符で買ってしまったのはしくじりだったけど。今日のホテル、もう1駅先、ラーチャプラーロップ駅で降りた方が良かったかも知れない。

 とにかくエアポートリンクに乗る。時間帯が遅いせいかがら空き。バンコク郊外から市内へ向かう高速道路沿いに電車は走る。西に向かうにつれて街明かりが増え、徐々に賑やかな市街地となるが、さすがにこんな時間の郊外発の電車は空いている。タイ時間でも日付が変わってマッカサン到着。

 ここまで乗って来た電車を見送り、改札の外へ。マッカサンは地下鉄連絡があるが、地下鉄ではホテルに行くのがかなり不便。今日はここからGRABに頼る。

 日付が変わってバンコクの街も渋滞はしていない。目的地まで90バーツで配車。マッカサンまでのエアポートリンクと合わせると160バーツで空港からホテルまで行けるなら、まずまず安上がりになる。
 やって来たクルマで10分ちょっと。ホテルに着くと1時近くになっている。だいぶ遅くなったがチェックイン。日付が変わってチェックインとなると余っている部屋を宛がわれるちょっとしたギャンブルになる。が今日は多分、予約した通りの部屋だと思う。落ち着くと1時を廻った。
 荷解きをしてちょっとだけコンビニで買い物。タイでは24時を過ぎるとアルコール類は販売禁止となる。ビールが手に入らない事は予め分かっていたので、コンビニではコーラだけ買っておく。部屋に戻ってスーツケースに入っている安ウィスキーと混ぜて頂く。機内で割と寝たからか、ベットにバタンとはならない。とは言え、時計が2時を過ぎるとさすがにどうかと思う。明日の時間に決め事は無いけど、さすがに寝てしまう。

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