週末の朝を迎える。目覚めると6時。ちょっとだけ琵琶湖岸まで歩いて自宅に戻るとゆっくり朝食。何もしないような朝の過ごし方だが、今日はこの後、生煮えながら出掛ける予定がある。妻も一緒。18きっぷを使ってのちょっとしたこでかけ。目的はこちら。
スターバックスの店舗でアプリを使うとその店の電子スタンプが貰えるそうだ。そのスタンプを47都道府県、集める事を狙っているそうで、今日は18きっぷで行ける範囲でいくつか、廻る。希望している行程はあるけど流動的なので、行先はおいおい。
朝食と身支度。時間を考えると9時前の電車には乗りたく、帳尻を合わせるべく京阪電車に乗る。
9月までで終了が伝えらえる603-064編成、びわこ号に乗って京阪石山へ。乗り継ぎ4分。普段なら楽だが、今日は18きっぷの日付印を貰わないといけない。早く歩ける自分が先に行って、2人分の日付印を、と申告する。1人なのに2人なんていうから駅員さんを混乱させる。間もなく妻が追い付いて無事、2人分の捺印を受けてホームへ。予定していた新快速に間に合う。よって第一案を発動できる。まずはどこに行くにも米原まで。
新快速は混んでいた。草津で二人並んで座って東に。段々と外はのどかな景色になる。
稲穂が首を垂れる時期になった。無事に収穫期を迎えて新米が出回って欲しい、と昨日のスーパーの景色を思い浮かべて、切実に思う。
米原到着。乗り継ぎは2本。東海道線、大垣へと進む電車と共に、北陸線、敦賀まで行く電車。その敦賀行きにのる。福井県のスターバックスがまずは目的。
北陸新幹線の開業で北陸本線は米原-敦賀45.9㎞、全線直流電化の路線に成り下がっている。午前9時半に米原を出て敦賀に向かう電車。新快速の運用と絡んで223系か225系の4両編成が充当されているのかと思ったら、待っていたのは521系の2両。辛うじて座れたけど、かなりの混雑になる。
混んだ電車。長浜で結構な人数が降りてゆき、少し落ち着く。それでも混んだまま、義父の生まれ故郷、塩津を越えて父の故郷、敦賀まで。
敦賀まで来た521系は回送表記になり、側線に引き上げてゆく。昼間は仕事が無いらしい。高価な交直流電車が勿体ない。
北陸新幹線延伸後、初めての敦賀。この時間は新幹線の発着がないのか、落ち着いている。敦賀での持ち時間は1時間ちょっと。スターバックスは駅前にある。人口6万人台の小都市でしかない敦賀にスターバックスがやって来たのは新幹線効果だろうなぁ。昨年までは無かったと思うし。
今日一杯目のコーヒーをゆっくり頂く。
この先の事を考えると次の新快速に乗りたい。時間が中途半端に余る。父の生家があったのは氣比神宮の近くらしいが、そこまで足を伸ばすのは無理。敦賀ヨーロッパ軒のカツ丼にも興味があるが、その時間も難しい。そんな訳で駅横に新しくできたこちらに寄ってみる。
書店とも図書館とも古本屋ともつかない感じの不思議な店内を見て回る。ふと目に付いた
こちらをお買い上げ。企画展の図録を衝動買い。
さて、次のスターバックスに向かうべく移動。北陸線を辿って石川、富山へとは18きっぷでは出来なくなったので、引き返しとなる。
次の電車は新快速姫路ゆき。とは言え、そのまま姫路に向かってもスターバックス未訪の地は遠い。東に向かわねばならない。
敦賀駅構内。列車の影が薄い。特急列車が新幹線の高架下に新設されたホームから出発するので、従来のホームには姿を見せない。特急の乗り場はどこ、と迷っていた老夫婦が駅員に案内されている。
新快速は何かあったのか遅れている。北陸線が転換したハピラインふくいの福井ゆきが定刻に出発していった後で
新快速が到着する。福井方面は1時間待ち。乗り継ぐ人がいたならお気の毒だ。
折り返し敦賀ゆきとなる新快速で2駅。近江塩津で乗換。
米原に出るけどだいぶ待ち時間がある。駅前に出たけど行く先はないので結局ホームに戻る。間もなく
新快速が来る。こちらは米原廻りの姫路ゆき。冷房が効いた車内がありがたい。出発を待っていると湖西線からの新快速がやって来る。敦賀からの乗継は悪いが、今津からの乗継はよくできている。そういえば長浜・永原-敦賀の直流電化転換は
滋賀県がだいぶお金を出したのだった。
中途半端な時間の電車は空いていたが、上るにつれて席が埋まる。コロナ禍以前は30分毎運転だった長浜から先は相当な混雑になる。そろそろ新快速のダイヤを元に戻してくれないかなとは思う。米原に12:41。敦賀から1時間20分が掛かっている。乗換。今度は東海道線を東に向かう。 暑い米原のホームで待つ事少々、
会社が変わって東海の313系に乗車する。車内は空いていたが、1時間毎の新快速がやって来て接続。満席になり立客も目立つようになる。
関ヶ原を越えて岐阜県に入る。スターバックス未訪の地、二県目となる。大垣の店に寄るか、岐阜の店に寄るか、迷う所だが
大垣では乗換にして岐阜まで足を伸ばす。時刻は14時になった。暑苦しく街歩きには向かないが、昼食がまだである。いい加減、食事を志す。そろそろランチ営業が終わる時間帯で選択肢は限られたが、何となく適当なラーメン屋に入る。
ランチ帯には飲み物がおまけで付いてくるという珍しいセットが提供される。今日はコーヒーという飲み物を飲む旅なのだが、暑さには勝てず
余計と思いつつコーラを頂く。一気に飲み干してしまった。
その後で本来の和え麺がやって来る。
さて、岐阜にはラーメンを食べに来たのではなく、コーヒーを飲みに来たのだった。スターバックスは岐阜駅構内。暑いさなかに駅まで戻って
コーヒーを頂く。敦賀から4時間経っているからそれなりに飲めるけど、段々飽きて来た。もう1軒、もう1県行くけど、どうしたものか。
駅構内に戻る。
高山線の列車が発車を待っている。高山線を乗り継げば、富山のスターバックスに行けるかも知れないけど、流石に過酷。妻は付き合わせられない。大人しく
東海道線を東に向かう。新快速は豊橋ゆき。次の県、愛知県へ。岐阜から名古屋はすぐ。大津から京都には負けるが、21分で到着する。今日は帰りの事を考えて、名古屋では無く金山で下車。3軒目はさすがに辛く、妻だけがスターバックスに行って持ち帰りにする。
時刻は16時前。今日はここまでで引き返す。米原直通の快速にギリギリ間に合って、乗車。名古屋で並んで座る。持ち帰りにしたコーヒーは車内でいただく。米原まで1時間15分。日が傾いてきて
伊吹山が見える頃には夕方の気配が漂い出す。
5時間ぶりに米原に舞い戻る。
名古屋の電車から
大阪の電車に乗り換える。一気に地元に帰って来た感じ。最終コースの新快速に乗車する。
8月も下旬になって日が傾くのが早くなった。近江路の琵琶湖南岸を行く間に
薄暗くなってくる。田んぼが住宅に置き換わっていって車内も混んできて、東海道線内で唯一、琵琶湖が見える瀬田川橋梁を渡ると石山到着。ほぼ9時間のショートトリップにピリオド。
京阪電車で帰宅すると19時になっている。まだまだ暑いこの時間の膳所。夕食は作る気になれないが、外に食べに行くのも難で、スーパーの総菜を買ってきて適当に済ませる。京王線恥辱が遅れているけど、軽く飲んだから先に進まなくなる。結局、遅れが広がる方向で一日が過ぎてゆく。
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