2020-10-10

二つの目覚ましが同時に鳴り、起こされる。週末土曜日の朝。外は雨音。今日昼過ぎに台風が最接近するとか。窓を開けると雨がそこそこ強めに降っている。なんだけど、妻と同時に起きだして身支度。今日は出掛ける予定。一応、予定通りに動く。
 雨降る中、2人でスーツケース1個で出掛ける。最寄りの京阪電車。始発に乗る。

 昨晩のうちに掲示されたのか、風速25m/s以上で運転見合わせという予告が出ている。今の所、風はそんなに強くない。

 やって来た始発電車で石山に出る。
 東海道線、昨晩は終電間際に人身事故があったよう。
trafficinfo.westjr.co.jp
琵琶湖線】 お客様と接触 運転見合わせ <第一報 00時23分>00時40分更新
0時23分頃、琵琶湖線野洲駅で列車がお客様と接触したため、野洲駅~京都駅間で運転を見合わせています。
運転再開は、1時25分頃となる見込みです。
なお深夜時間帯のため、振替輸送は実施しておりません。
<運転再開見込日時:2020年10月10日 01時25分>
影響線区 琵琶湖線 野洲 から 京都 まで 運転見合わせ

<第一報 00時23分>02時55分更新 0時23分頃、琵琶湖線野洲駅で列車がお客様と接触したため、野洲駅~京都駅間で運転を見合わせておりましたが、2時50分に運転を再開しました。このため、琵琶湖線の列車に遅れがでています。
影響線区 琵琶湖線 草津 から 米原 まで 遅延

 夜中何度もアプリからプッシュが来ていて翌朝に影響するかと思う遅れ具合だったけど、一応は朝の電車、定刻に走っている様子。

 ごくごく普通にやってくる。この時間に乗務している人は、事故発生時刻にはもう仮眠中だったか。
 雨降る中、東海道線を下る。今日は新大阪まで。

 この時間、まだ薄暗い。一応、在来線も新幹線も定刻に走っている様子ではあるが

 紀勢線の白浜以遠は運休との事。週半ばの予報からするとだいぶ影響度合いは少なそうだが、それでも週末に水を差した事にはなる。

 少々待ったのちに空港行きのリムジンバス。京都から乗っても良かったのだけど、今日は雨模様。屋根の立派な新大阪駅のバス乗り場を選んだ次第。
 バスは空いていたが道も空いている。30分も掛からずに空港まで運ばれる。

 台風の影響も少しあるようだが、感染第二波の影響の供給減で先週に引き続き減便が続いている。空港内も人の姿は疎ら。先週は混雑していた優先窓口も今日は空いていた。
 搭乗手続き。本当なら10時のフライトだったのだが、減便で前出しになっている。その影響で妻と席がばらけたのでそこを調整してもらう。保安検査を受けた後はラウンジへ。

 数少ない出発便が目の前を出てゆく。タイミング的にはJL102の筈。今日もERJ190である。
 ラウンジ内。空いている。羽田行きが7:30、8:30と運休しているから地方に行く人しかいないのか。

 コロナ以降、すっかり変わったラウンジのメニューにも慣らされた。スープが欲しいなぁとは思うけど、時間が経って無い事には違和感を感じなくなっている。簡単にいただくと間もなく搭乗開始の時刻。そろそろ席を立つ。

JL2001 JA328J B737-800 ITM→CTS

 雨が降る中、空港を搭乗口まで進む。

 見えているのはB737-800。J-AIRERJが並ぶ中では比較的乗せられる飛行機が待っている。向かうのは札幌、新千歳。

 伊丹空港も端っこの方までくると昔ながらの空港で19番搭乗口にはパタパタが残っている。既に優先搭乗が終わっており、後方席での案内で機内に進んでしまう。あてがわれた席、本当に一番後ろという所。通路側から2席並びに腰掛ける。窓側は空いている。この後だれか来るのか。

 足元にUSBの差し込み口が増設されている。先日クラスJに乗った時には気付かなかったが、一部機材が改修されているのだろうか。後で調べたら
press.jal.co.jp
 昨年のうちにプレスリリースが出ていた
 外は相変わらずの雨降り。窓側に人が来る前に、と思って写真を撮っておく。

 乗り込みは続いている。後方席にはどうやら観光ツアーの団体さんがいるらしい。比較的お年寄りが多めの団体を添乗員が面倒見ている。

 席がほぼ満席になる。7:58、最終の出発準備に時間を要している旨の案内。8:00、Doorclose。結局、窓側に人は来なかった。3人掛けを2人で使える事が確定する。
 8:02、Pushbuck、8:07、Taixing。

 雨が窓を叩く中、地上係員に手を振られ、飛行機は誘導路を進んでゆく。滑走路端で一息、8:12、Takeoff RWy32L。

 雨降る中を北側へと飛び、すぐにカーブをしてゆく。揺れつつ揺れつつ窓外に広がる街を眺めていると、まもなく雲に隠される。

 白く煙る中、大きく揺れる。飛行機は淀川沿いを飛んで行く。琵琶湖の湖南、普段の生活エリアも真っ白な中。そして揺れる。

 雲の上に出ると揺れも少し落ち着く。少しずつ上昇してゆき、8:32、ベルト着用サイン消灯。飛行機は琵琶湖岸から岐阜県内へと入っている。窓外はまだ白い雲ばかりの景色。飛行機は高山の上空に差し掛かっているようだが、景色からは何も分からない。
 揺れを警戒しているのか飲み物のサービスが始まらないまま飛行機は見えない北アルプスの脇を飛んで行く。ようやく飲み物のサービスが始まる。今日はフルサービス。温かい飲み物も提供するそうだ。
 8:44、副操縦士から飛行状況の案内。女声だ。現在高度10,600mを飛行中。この先、佐渡島上空を8:50、青森上空を9:10頃に通過し、千歳着陸は9:45頃を見込んでいるとの事。千歳の天候は晴れ、気温は12度。台風の影響を受けて揺れを予想をしているそうだ。
 8:50を過ぎる。窓外の雲が切れると

 既に日本海の上空。案内によると佐渡島が真下にあるあたり。台風の影響を抜けて青空の下。でも見えているのは青い水面だけ。若干ちぐはぐ。 

 最後方の座席まで飲み物のワゴンが廻ってくる。既に時刻は9時。温かいスープを貰って一息つく。9:10には降下開始の案内、5分後にはベルト着用サインが点灯するそうだ。

 そろそろ雲に重たい気配を覚える。9:14、ベルト着用サイン点灯。少し揺れつつ降下の気配を覚える。 

 窓外に北海道が見えてきて9:26、最終の着陸態勢に入る旨の案内。少しずつ北の大地が近づいてきて、

 左手に苫小牧の工業地帯を見て降下してゆく。そして新千歳の空港も。今日は北側からのアプローチになるようだ。少し北上して 

 広大な畑の上を旋回し新千歳空港への最終アプローチ。千歳の市街をかすめて9:36、Landing、RWy19R。

 滑走路を減速してゆき誘導路へ。この時間、千歳の気温は15℃だそうだ。この先もお気をつけてお出掛け下さい、との言葉があって9:41、Spot in SP16

www.jal.com
 ピンクリボン運動の紹介があってそれと同時に機内がピンクに染まる。そして降機。どうせ最後尾なのでゆっくり順番を待つ。ほぼ最後に降機。

 入れ替わりに清掃の方が乗ってくる。
 預けた荷物を受け取り保安エリアの外へ。

 到着して15分。まだ10時前。本当なら10:20に伊丹に出発する筈だったからだいぶ早い。
 飛行機に乗るのはここまで。今日は札幌市内に宿泊する。新千歳空港の駅に向かう。今のダイヤ、空港からの札幌方面は1時間に5本。12分毎という運転間隔。既に待っていたのは733系の快速エアポート

 向かいにやって来た721系の快速エアポートと入れ違うに出発となる。地上に出て千歳線を北上。窓外に流れる秋色の景色を見る。札幌近郊でもだいぶ雰囲気は良い。途中北広島を出た所で新しい球場の工事現場が流れ、札幌市内へ。40分程で運ばれる。まだ11時前だ。

 乗って来た列車を見て改札の外へ。いったん今日のホテルに荷物を預かってもらう。
www.city.sapporo.jp
 市内の移動。今日は土曜日なのでドニチカキップが使える。中心市街の移動だけだろうが、販売額520円なら少々の利用で十分に元が取れる。

 札幌の地下鉄、南北線で南に下る。何のことはない、2駅、すすきのまで。今日は駅からちょっと歩いた所にあるホテルを予約している。


 路面電車の通りに沿って数分。ホテル着。まだチェックインは出来ないので荷物だけ預かってもらう。身軽になってもう一度市内へ。何のことはない

 地下鉄で札幌駅、地下鉄で言うところの「さっぽろ」に戻る。時刻は11時半過ぎ。今日は少し早めだけど昼食を志す。向かった先は北海道ローカルの根室はなまる
www.sushi-hanamaru.com
 行列ができる回転寿司の廻らないバージョンに。正午には少々間があるタイミングだったが、既に待つ人がいる状態。

 順番が廻ってくるまでしばらく待機になる。およそ30分程だったか。コロナ禍の影響で座席を減らしているみたいだけど、ランチはそんなに時間がかからないから。 
 席に案内されて注文。間もなく

 サッポロクラシックから頂く。秋の深まる北海道で頂くサッポロクラシックがさっと喉を通ってゆく。
 ランチのセットメニューにプラスアルファを注文している。そちらが先にやってくる。

 つぶ貝の握りと

 赤ほやの刺し。
 そして

 ランチセットの寿司が出てくる。1,000円台の安価なセットでも北海道で食べると非常にレベルが高い。一緒に出て来たあら汁もほとんど身が付いた状態で出てくる。「あら」じゃない。どうでもいいけど骨付きの鮭の身を解すあら汁は、骨肉茶と精神は一緒だなぁと思い至る。
 妻のリクエストでもう一軒、はしご。はなまるの真ん前にあるこちらの店、
www.yotsuba.co.jp
 よつ葉乳業のアンテナショップみたいなお店。11時半過ぎには空いていたが、この時間は混んでいる。妻はパフェに手を出していたが、さすがに重たい。とはいえコーヒーというのも難なので

 コーヒーフロート、なんてものを頂く。甘いもののつもりでストローに口を運ぶと濃く苦い液体が口に広がる。フロート部分が混ざらないと甘くならないのだった。
さて、午後の部に移る。札幌駅を西から東へ。高校生の時に最初に使った時から基本構造は変わっていないから、なんとなくでも目的の場所へは行く事が出来る。次に大きく変わるとすれば2030年代に想定される北海道新幹線札幌開業だろうけど、あまりに遠く、想像がつかない。

 東豊線さっぽろ駅から北上する。あんまり馴染みのない電車で2駅。やっぱり駅前からさほど離れていない所で動き回っている感がある。地上に出る。遠くに函館本線を見つつ少し歩くと

 サッポロビール園。なんだけど食事は先程済ませたばかり。今日の目的地は
www.sapporobeer.jp
 サッポロビール博物館。12年前に訪れて以来の訪問となる。何度も行くところではないけど、今日は試飲目的になるかも知れない。

 前回は案内の人について回るツアー形式だったと思ったけど、今回はコロナ禍の影響で自由に見て回る形式。ひとまず順路に沿って展示物と建物を見て回る。

 麦芽煮沸用の大きな釜やら古い醸造用の装置やらを見たのちに、パネル展示へ。意外と見覚えのある展示ではないので、こまめに入れ替えているかもしれない。

 創業当時からの瓶の変遷。つまり、今の赤星に繋がる系譜。

 大日本麦酒の頃、つまり戦前の、輸出用ラベルを数多く展示している。アジア方面が中心だが、ケニヤ向け、ジブチ向け何て物もある。今より手広くやっていたようにも見える。
 面白かったのは札幌の街の変遷をしめした展示。


 開拓がはじまった明治初期から現代に至るまでの地図が少しずつ映し出される。じわっと札幌の街が広がってゆく経緯が良く分かる。
 展示を見学した後は有料の試飲。

 同じ建物の中であり、当時の雰囲気に溢れる会場。昨今の状況を鑑み席は間引かれているので、余裕がある。そんな空間で

 三種類の飲み比べセットを頂く。黒ラベル、クラシックと創業当時の味を再現した開拓使ビール。3杯をゆっくりといただく。
 ホテルに戻る前、駅の近くにあったスーパーに寄り道。地元食材やら何やらを買い求めて

 東豊線ですすきのに戻る。正確にいうと豊水すすきの。偽すすきの、と言いたくなる立地だが、ホテルには戻れる。
多くなった荷物を仕舞った後、もう一度、札幌駅界隈に。今日の宿の場所、間違えたかなと思うぐらい、札幌駅に通っている。

 先程、15時を過ぎており、今回対象となっているGOTOトラベルの電子クーポンが使えるのだが、札幌界隈、電子クーポンを取り扱う店が殆どない。駅の地下も紙クーポンばかり。GOTOトラベルの公式サイトで電子クーポンが使える事になっていても、現地では使えない所もちらほら。公式サイトの情報が必ずしも正しくないようだ。
 2人で12,000円分という結構な金額のクーポンがあり、結局、ドラッグストアで少し使う。残りは空港で。
 そんな訳で買い回りの後

 すすきのに戻る。夕食だけはすすきの界隈で取ることにしている。
 すすきのに戻る。夕食だけはすすきの界隈で取ることにしている。適当な居酒屋を直前に予約した。
 予約した居酒屋、個室居酒屋だった。感染リスクは少なそうだが、隣からの声は筒抜け。そして同じ個室の中では感染リスク、それなりに有りそうな感じ。

 先程試飲したサッポロクラシックを頂いた後、


 適当に北海道っぽい料理を頂いて1時間ちょっと。最近、飲む量は減ったが飲むペースは変わらないので、短い時間で終了、となってしまう。
 歩いてホテルに戻る。適当なテレビ番組をつけていたが、早々に眠くなる。気が付いたら寝落ちていた。

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