喉が渇いて二度三度、目が覚めた気がするが結局は朝まで眠る。外は明るくなっている。旅先というか旅先というのだろうが、大阪市内のホテルで迎える4連休の3日目。
今日一日、特に予定はない。チェックアウトの時間までホテルを起点に過ごし、その後は自宅に帰るだけ。昨日みたいに明後日な方向に寄り道、なんてこともするつもりはない。
大阪市内、よく晴れている。軽く身支度、7時を過ぎて朝食を取りに行く。ちょっと早いが、ホテルのレストラン混雑予測、時間が遅くなるほど混むとなっていたので、空いているうちに。
コロナ禍以前ならバイキング形式なのだろうけど、この時勢なので定食式。和定食or洋定食という事で和定食を選んで、レストランへ。7時過ぎ、間引いた席の半分ぐらいが埋まっている感じだろうか。まぁ空いている。
マスクを外しておく間用のマスク入れ、を渡される。昨日のハードロックカフェにも同じようにマスク入れがあった。ちょっとお高い店では常識になりつつあるみたい。
ジュースが先に出てくる。何となくビジネスクラスの機内食みたいだなと思ったけど本末転倒。機内食が地上の食事を真似ているのだ。
ご飯、味噌汁、出汁巻き卵はお代わり自由という朝食が出てくる。出汁巻き卵のほかに温泉卵もあるから最低卵2個。出汁巻きの大きさを考えると1人3個かも知れない。多い。
吟味された食材で美味しく頂けた。ホテルの自室に戻る。チェックアウトは12時。10時には妻の買いものに付き合うのでそれまでは自室で、遅れ始めた京王線恥辱を進めておく。テレビをつけると普段見慣れない番組ばかり。世の中は一応月曜日なのだった。テレビが京都や大阪、観光地の人出を報じていた。昨日の戎橋は確かに人が多かった。
滞在あと2時間という所でちょっと出掛ける。戎橋は避けて心斎橋筋の方へ。この辺にもちょっとしたファストファッションの店やら何やらがある。大津に留まる限りは店舗には入れない店に妻が引き込まれ、それに後からついて行く。
この時間の心斎橋筋。まぁ空いている。このぐらいなら出歩くのも怖くはない。少し北へと向かうと昨日も見た庶民的な商店街になる。こんな商店街が真ん中にあるあたり、何となく大阪の街はアジア圏の街に似ていると改めて認識することになる。近隣各国で大阪観光が人気になるのも何となくわかる気がする。
部屋に戻ると11時過ぎ。名残惜しいがもう間もなくチェックアウト。
綺麗に晴れた大阪の街を見て荷造りを進める。そんな色々と買ったわけではないが、来る時よりは荷物が増えた。エコバック二つ分。軽くまとめるとチェックアウト。
手元にはたこやき無料券がまだ1枚残っている。それを使うべく昨日とは別の店へ。目的の店、難波の地下街にあった。
たこやきの元々、ソースやマヨネーズを掛けない素焼きという物を頂く。こんなものがあるのは知らなかったが、粉物=ソースの印象が強すぎて。
さすがにたこやき1皿シェアでは昼食には少ないのでもう一軒、別の名物を頂く。難波の外れというか千日前の道具屋筋にある肉吸いの店に行く。
有名店だし行列ができている。行列が進まず結構な時間を待つ事になったが、中に入ると理由がわかる。この時勢で相席をやめていた。
名物なので肉吸いに卵かけご飯。店の言い方に倣うと小玉、を頼む。卵がまた増えると思ったら肉吸いの中にも玉子が沈んでいた。
小玉はやめておいた方が良かったかなぁ。さすがに玉子が多すぎる。
肉吸いに1時間以上並んだので時刻は14時になっている。今日はそろそろ大津に戻ろう。帰り道はまっすぐ帰るので2Dayパスを使って、なんて事はせずにまっすぐと。妻の定期券範囲と突き合わせると結局元来た道を戻り、丹波橋から京都に抜けるのが良い、ということになる。
何の捻りも無く御堂筋線に揺られて淀屋橋。さらに京阪電車。
準急なんぞに乗っちゃうと何時着くか分からないから
特急に乗る。来る時とは違って3000系。まぁ二階建てを待つ事もないので、こちらに落ち着く。椅子の感触は3000系も良く出来ている。途中、行列の疲れが出て居眠り。気が付くと淀を通過していた。
京阪沿線から京阪沿線に行くのだが、残念ながらショートカットした方が圧倒的に早い。途中、丹波橋で降りると
元奈良電の近鉄京都線に揺られる。難波に居て近鉄に乗るなら近鉄通しでも良かったのだけど、さすがに京阪を使った方が安くて早かった。1時間ちょっとで京都到着となる。
ショートカットの甲斐あって三条を経由するよりも早く膳所に着く。最後、
律儀に京阪電車に戻る。愛くるしい田舎電車は高校生で混んでいる。コロナ禍で休みのない高校生がちょっと可哀想。
難波から2時間で自宅。もう夕方になっている。久しぶりの都会から中途半端な田舎生活にまた戻る。
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