2020-09-20

ついつい寝過ごした。気が付くと7時前。普通の週末ならそれで構わないのだけど、今日は少し慌てる事になる。ちょっと出掛けるので。
 朝食を済ませて身支度。外は曇り空。天気予報はあまりよくないみたい。何とか予定より少し早い目に出掛ける。
 今日は京阪電車に乗る。使う切符は昨日のうちに用意しておいたこちら。
www.surutto.com
 最終目的地は大阪だからこの切符を使う意味はあんまりないけど、せっかくだから行ける範囲で遠くに行きたい。
 地元の駅から京阪電車に乗る。 

 黄色い電車に乗って浜大津まで行くとお向かいにも

 「こわび」を名乗る黄色い電車。そのうち日常になるんだろうな。乗り継ぎ。

 この先も京阪電車京津線を普通に交通機関として利用する。休みとはいえ、朝の時間帯に使うのは初めてかも知れない。逢坂を越えて追分までくると出掛ける人が結構乗ってくる。一応は交通機関として使われるのね、という事がわかる。
 三条で乗り換え。下り特急が8000系でやって来た。どうせなら始発から乗ろうと折り返す。手元の切符がフリーパスなのでこんなこともできる。


 京阪沿線に住んでいるけど、京阪の本線に乗る機会はほとんどない。
 折角なので2階建て車両の2階に乗ってみる。出町柳ではそんなに乗らず、三条でも空いていたから出町柳まで行かなくても良かったかも知れないけど。
 京都市内、割とこまめに停まって丹波橋で時計を見ると電車を乗ってから1時間ほどが経っている。JRだったらもう大阪だなぁと思うのは、今日は良くない思考。普段馴染みのない淀川ぞいの景色を普段馴染みのない高い目の視線で楽しむ。
 枚方市で座席がほぼ埋まり、京橋でたくさん降りる。淀屋橋まで行く人って意外と少なかった。
 今日はまだまだ先に進む。

 大阪市内を移動するのに何にも考えず捻りもなく進むとだいだい乗ることになる御堂筋線に数駅揺られる。なんばまで。また乗換。今度は


 南海電車京阪電車に輪をかけて普段縁のない電車だ。関空に行く時に乗りそうなものだけど、今まで数回、JRかリムジンバスで南海に乗る機会はなかった。横浜から成田だと案外と京成を選ぶ事もあったのだけど。
 和歌山市まで行く特急は30分毎。急行は全部関空に行くので和歌山市先着は30分毎の特急となる。指定4両、自由4両という混成電車。ロングシートの自由席に座る。案外と空いていて空席多数。新今宮天下茶屋でたくさん乗ってくる。難波の比重が案外低い。
 滋賀にいると縁のない泉州のエリアを列車は走ってゆく。泉佐野あたりまでは関空に行く時に近いところを通っているけどさらに南はしばらく行った覚えがないところ。和歌山に行ったの、過去の記事を遡ると2007年5月になるらしい。
 曇り空の下、さらに南下。緑が目立つようになるとちょっとした峠を越えて紀州和歌山へ。紀の川の大きな流れを渡ると和歌山市駅になる。電気鉄道の駅というよりは汽車の駅、という風情の和歌山市駅

 特急列車から改札口まで平坦で行ける所も地方の汽車駅、って感じだ。昔の秋田駅新潟駅。色々と思い起こす。
 和歌山市駅から少し歩く。車も人も少なく寂しい駅周辺。こんなだっけ?と思うのだが地方でありがちの中心市街地空洞化が和歌山でも進行しているのだろう。まぁ、日本一寂しい県庁所在地の大津市民には言われたくないだろうが。
 今日はお昼時に合わせて和歌山まで足を延ばしている。向かうのは和歌山ラーメンの店、
ramen-marui.com
 こちらへ。手元の2dayパスで優待を受けられるのだが、

 結構並んでいた。並んだ直後に10人以上の家族連れなんてのも来て、人気があるらしい。
 順番が来るまで30分少々。カウンタ席に通される。注文。

 カウンタの前には早寿し。これは必要な分だけ取って精算時に自己申告だそうだ。

 中身はこんな感じ。案外さっぱり、するっと頂ける。 

 注文した品が運ばれてくる。片方がラーメンで片方がチャーシュー麺なんだけど、見た目はどちらも葱ラーメン。自分はこの量でおいしく頂けるけど、人によっては多すぎるみたい。ちなみにオプションで葱半分、葱少しなんてのも選べた。
 美味しく頂いて店を出ると入る時より長い行列ができていた。思った以上の人気店何だなぁと思うと同時にこの連休、結構人出が多いなと認識することになる。
 さて、和歌山市駅に戻る。

 駅の雰囲気が少し変わっている。改修があって
 https://kino-wakayama.jp/
 という施設になったそうだ。その1階にある高級スーパーで和歌山食材を見てみる。普段使いにはちょっと高いなあと思ったが弁当用に梅干しを。それに練り物を買ってみた。一応、保冷パックは持参しているので持ち帰りには困らない。
 駅構内へ。

 おでこに二つライト。分散8個クーラ。形としては好ましいが南海の電車、本線筋でも古い電車が目立つ。まぁ車歴を辿ると1959年製の260型にたどり着く石坂線沿線の人には言われたくないだろうが。
 そこへ折り返し13:30の特急がやってくる。妙に写真を撮る人がいるなぁと思ったら、

 こんなのが来た。知らなかったけど
www.nankai.co.jp

 昨年末から走っていたみたい。
 折り返しまでの10分ちょっとに写真を撮る人が目立つ中、行きと同じくロングシートの自由席に座る。来た道のなぞり返しだが、来る時と座る向きが逆にしたので景色が違う。この時間、少し日が出て大阪湾が青く見える。関空へと降りる時に見える濁った海とは少々印象が違った。
 いつの間にか寝てしまい気が付くと天下茶屋。いつの間にか増えていた人が降りてゆく。なんばまで続く太い複々線を薄ぼんやりとしながら過ごすと終点なんば。

 4時間ぶりに戻って来た。時刻は14時半。

 改札を出て街に出る。4連休の二日目。戎橋は思いがけず混んでいた。感染第二波が落ち着いてきたところの4連休で全国的に人出が増えている、というが、それを地で行くミナミの光景を目の当たりにする。
 少し北に行くと落ち着いてくる。妻の買い物に付き合いつつ。15時を過ぎて心斎橋の近く、今日はホテルにチェックイン。案外と安い値段で出ていた大阪のホテルに今日から一泊。
 関西二府四県を対象にした割引プランで予約したら、色々と特典がついてフロントでその説明が入る。半分ぐらいは対象者みたいで左隣も右隣も同じ説明を受けていた。
 滋賀から泊りがけで来るところではないが泊ってゆく。


 こうやって少し高い所から見ると大阪は大都会だ。しばらく部屋でどよんとする。

 ちなみにフロントで頂いたものセット。お土産の菓子とトランプ。たこやき無料券2枚。百貨店の優待券、除菌シートというラインナップ。
 夕方になってちょっと出掛ける。先程頂いた中からたこやき無料券を生かす。2枚あるけど1枚を使って、残りは翌日にする。

 アメリカ村の中心でたこ焼きを頂いたけど、落ち着かないので早々に退散。心斎橋筋の方に戻る。こちらには妻のToDoリストがあるのでそちらにお付き合い。

 昼間は曇っていたがこの時間、夕空が赤く染まる。次第に色が毒味を増してゆく。

 ビルの谷間に恐ろしい夕焼け。何人かがカメラを向ける程。
 駅で言うと心斎橋と本町の間。なんば辺りの戎橋は「この4連休は各地で行楽客が」のニュースを地で行く賑やかさだったが、

 このあたりまで来るとだいぶ落ち着いている。何か横浜橋商店街でも歩いているような気分になってくる。並んでいる店も激安衣料品店だったり、外国食材店だったり。どこか雰囲気が似てくる。この賑やかな商店街というのは都会ならではの光景。モータリゼーションが進化した田舎には賑やかな商店街、というものは存在しえない。大津にもアーケードがある商店街というのは辛うじてあるけど、息も絶え絶えだ。
 商店街の一角で韓国のビーフコンソメ、ダシダを買っておく。そろそろ補充したい外国食材はちょこちょこあるのだが、まだしばらくは海外旅行なんて無理。せめて日本で海外旅行気分に浸る。
 海外旅行気分、その最もたるイベントが夕食。そんな訳でこんなところを予約している。

 ダシダから振れ幅大きく、HardRockカフェなんて所に来る。自分たちが行こうとするような街にはだいたいあると思うけど、入店したのは今回の大阪が初めて。というのも妻がハワイに行けない代わりに、という希望で。
hardrockjapan.com
 まぁ自分は我が道を行くで   

 ハードロックからは最も縁遠そうなエビスビールを飲む。店側もハワイアンフェアを意識してか、流れるはロックではなくハワイアン。
 ヱビスの小瓶は早々に空く。後は海外に行った気分で

 ハイネケンのラージ。1パイントっていうべきジョッキなのだろうなぁ。
 軽くつまむ、ぐらいのつもりでクラブサンドイッチ、なんてものを頼んだら

 結構大ごとになる。アメリカをうっかり舐めて掛かってしまった。
 滞在1時間ほど。ホテルからは地下鉄で1駅来ている。フリーパスはあるのだが、御堂筋をぷらぷら歩いて戻ると20時前。

 流行りのマイクロツーリズム、というのだろうが悪くないとは思う。大津で見るのと同じようで違うテレビ番組を見て軽く部屋飲み。普段と同じぐらいの時間に眠気が増す。就寝。

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