2018-09-15

 割と早々に目が覚めてしまった。
 昨日は4時半起きで旅先であるシンガポールのホテルで寝たのが日本時間で3時近く。チェックアウトのギリギリまで寝てても良い位なのだが、まだこちらの時間で7時である。
 シンガポールに目的がある訳ではないので、そんなにカツカツ動く必要は無く、よって午前中はあまり動かず体力を温存したい。朝食と簡単な買い物、SIMの入手までかなぁと思う。
 身支度をして少し歩く。

 ショップハウスが立ち並ぶ先に

 インド寺院がある。これジョージタウンみたいだ、と言うとシンガポールの人には怒られるかも知れない。
 朝食はインド人街のレストラン、とも思ったが、勝手が分からず断念。

 結局、適当なホーカーに。こちらの方がシステムが分かりやすい。

 何となくインド人街が頭に残っていて、マトンのカレーにする。4シンガポールドル
 スーパーに寄り道。インスタントの肉骨茶をいくつか買う。先日買った物がなかなか使い勝手が良かったので、他の種類も含めて試してみる次第。

 SIMも買って部屋に戻る。チェックアウトまで2時間ほど間がある。ひとまず荷物を詰めて時間まではゆっくりする。
 今日も前回同様、戻りのフライトはJL038。夜中の1:50出発だから12時間以上ある。夜にチャンギへ向かうとして、その間は先日同様、MRTの乗りつぶしをやっておく。前回の残りを片付けておきたい。
 ホテルをチェックアウト。荷物は預かって貰う。少々歩いてダウンタウンン線、ジャラン・ベサール駅に赴く。前回はダウンタウン線、空港に向かう際にチャイナタウンからチャンギ近傍のエキスポまで乗り通しているが、その反対側をやっつける。

 やってきた電車は無人運転。先頭車には運転台の機器すらない。先頭の非常ドアの所に立つ。席に座っていた中年男性に席を譲られたが、年上の人に席を譲られるのも変なので遠慮する。しかりあまりにどうぞどうぞ感が凄く、何かと思ったら鉄道会社の係員だった。なるほど。

 地下鉄だが、行く手が見えるのは楽しい。中心地をぐるっと小回りして、郊外に向かう。最後まで地下線だったが、飽きなかった。12時半過ぎに終着のブキ・パンジャン駅に到着。
 次に乗るのはここ、ブキ・パンジャン駅から出ているLRTのブキ・パンジャン線。LRTと言うと高雄でも香港の新界でも路面電車を発展された軽電車を差す事が多いが、シンガポールLRTは日本でいう所の新交通。シンガポール全土でいうと三路線ある。いずれも地下鉄から先、住宅地のアクセス用らしい。
 駅の改札を出てちょっと歩くとLRTの乗場。ブキ・パンジャン線はラケットのような形をしていて、ラケットの柄とヘッドのつなぎ目にあたるのが今いるブキ・パンジャン駅。それだけなら単純だが、ブキ・パンジャン駅から1駅、枝線があるという形。全部で7.8㎞だからたかが知れているが、少々面倒な路線である。
 適当にホームに上がるとCという系統が来た。枝線の終点、テン・マイル・ジャンクション駅からラケットのヘッドを廻ってテン・マイル・ジャンクション駅に戻る電車だ。乗ってしまう。

 ゴムタイヤを履いたミニチュアのような電車が団地の羅列をかき分けてゆく。ミニチュア電車は混んでいる。子供連れの姿が目立つ。郊外のさらにLRTで行くような団地に住んでいる人だからシンガポールの中でも低所得者層なのかも知れないが、子供の多い国は将来安泰だろうなぁ。
 電車はラケットのヘッド、頂点へと向かう。段々と空いてくる。その代り新しいお客さんが増える。


 たまに2両編成の電車も混じる。使い分け方はぱっと見は分からない。ブキ・パンジャンまで戻るとお客さんは大量に降りる。後は一駅、テン・マイル・ジャンクション駅まで。お客さんは数人になった。

 ブキ・パンジャン駅からテン・マイル・ジャンクション駅までは僅か。本線を離れて枝線に入るとすぐ目の前のビルに吸い込まれる。ここがテン・マイル・ジャンクション駅だった。ショッピングモールの中らしい。

 駅には殆ど人が見えない。わずかな客を乗せて、C線の電車はすぐに戻るようだ。試しに駅の下に降りて無ると、冴えないショッピングモールだった。
 テン・マイル・ジャンクション駅からブキ・パンジャン駅まで歩いて戻る。距離にして200m少々だからすぐである。残ったラケットの柄の部分に乗る。向かう先はチョア・チュー・カン駅

 やっぱり団地の中に細かく駅があるような所を走る。

 チョア・チュー・カン駅の一つ手前、サイスビュー駅まで来るとMRT南北線の姿が見えた。そのままカーブしてゆくと

 終点のチョア・チュー・カン駅。
 MRTの案内に従って歩いて行くと、改札なくMRTのホームに行く事が出来た。南北線とは運賃を通しで計算するようだ。後で調べてみたら、南北線とブキ・パンジャン線は運営元が同じ。ダウンタウン線は運営元が別だった。
 南北線は8月に全部乗っている。次に目指すのはMRT北東線とその先に延びる2つのLRT南北線から東西線に乗り継ぎ、市の中心地に戻って来る。北東線接続のアウトラム・パーク駅まで戻ると、電車に乗り始めて2時間が経過している。改めて乗換。次の未乗線へ。北東線は全線通すと距離20㎞。これでシンガポールの中心地から北東側の果てまでとなる。全線地下なのでどこまで行っても退屈なまま、国土の果てまで来る。プンゴル駅に14時半。
 今度はLRTのプンゴル線に。この路線はプンゴル駅を中心に∞の字を書いている。

 改札内の乗換で地下のMRTホームから高架のLRTホームへ。East loop、Weat loopと案内しているようだ。勝手が分からないが、West Loopの方が先に来た。

 先程と雰囲気の違う車両が来たが大きさは一緒。編成も1両。ブキ・パンジャン線がボンバルティア製、プンゴル線は三菱重工業製である。運営元も違うようだ。

 西環状線沿線は開発途上のようで、建設中の団地が散見する。営業してない駅もあって、電車は停まったけどドアは開かなかった。

 こんな景色が続くからお客さんはかなり少な目。それでも降りて乗って、プンゴル駅に戻る。この時点でまだ15時前。
 一度改札を出る。ついでに昼食を済ませる。駅前にショッピングモールがあり、そちらに。

 ショッピングモールの地階。大阪王将だの味千だの、日本発祥のチェーン店が目立つ。熊本の味千は置いておいても、大阪王将なら吉野町にもあるではないか。食指が伸びず、タイ料理の店に入る。どこの国もそうだが、地元民向けの気の利いた食事処はだいだい外国の料理がメインになる。
 メニューから具材と麺と味付けを組み合わせるというものを選んだのだが、鶏、玉子麺、グリーンカレー。タイにはありがちな食材を3つ。

 しかし、見たこともないようなタイ料理になる。まぁ、旨いよ。旨いけど、何て言うんだこのタイ料理風。
 麺が確か10.4シンガポールドル。それに水のペットボトルを貰ったら15.07シンガポールドルだった。サービス料もあったのかもしれない。ホーカーよりもこういった食事処の方が高くつくけど、その差分の価値は、ないだろうなぁ。
 プンゴル線続き。今度は東環状に乗る。先程の西環状っよりも開発が進んでいる分、混んでいる。
 一周してMRTで今度は一駅、センカン駅で下車。1本残したLRT、センカン線に乗る。こちらもセンカン駅を中心に∞の字を書く路線。先程のプンゴル線同様、二つの円が東環状線西環状線を名乗るようだ。
 新交通と団地の組み合わせに少し飽きてきそうだが、とにかく乗る。一度途中下車してみたが、本当に団地の中だった。

 16時半までに両方の環状線に乗る。これでシンガポールLRTは完乗。MRTは残っているのは東西線の一部区間。そのほかにセントーサ島へゆくモノレールがあるそうだ。今日はMRTまでは全部やっつける事にするが、いずれにせよ一度中心地に戻る。
 電車を乗り継ぎ、ホテルの近くに戻ると17時。前回受けた足つぼマッサージを受けようかと思う。しかし昨晩着いた時には16ドルなんて出していた店が、今の時間は32ドルなんて出している。今の時間は需要が高いのだろうなぁという点では理解だが、16と32の違いはさすがに残念。やる気が失せたので、もう空港に向かう。
 荷物を受け取り、東西線に乗る。このまま空港にも向かうとさすがに早すぎるので、今日はMRT東西線の未乗区間、タナ・メラ駅から東の終点、パシール・リス駅まで乗っておく。キャリーバックを持って、いかにも空港に向かう外国人なのだが、空港に向かう人が降りるタナ・メラ駅をガン無視。特に誰も注意しなかったって事は、シンガポールの人は遠来の人には冷たい、って事なんですかね。
 とにかく、パシール・リス駅まで乗り通したので2日各半日に分けてのシンガポール各路線の乗りつぶしは一応の到達点には至った事になる。セントーサのモノレールがまだだが、今日乗ろうと思えば乗れたとも思うけど、まぁいずれまたシンガポールで時間は出来るでしょ、と言う事で置いておく。
 一度改札を出て、改めてタナ・メラ駅へ戻り、

 チャンギ空港への枝線に乗って空港に18時半過ぎ到着。MRTの駅があるT3からT1に移動すると18:50になった。

 この時間、21:50に出発するJL36の搭乗手続きが開始している。日付が変わって1:50出発のJL38はまだ対象外の筈。暇なら受け付けて貰えるかも知れないけど。

 試しにJALのカウンタに行ってみたが混んでいた。そりゃ当たり前か。それならばと、アーリーチェックインカウンタを試してみる。基本3時間前スタートの搭乗手続きだが、それより前でもアーリーチェックインカウンタで受け付けて貰える。JALの場合は12時間前からだそうだ。
 銀行の窓口みたいなところで整理券を貰い、呼び出しを待つ。人は少ないのだが、ちょっと待つ。順番が来て呼ばれる。すると係員。こんなことを言う。かなり意訳。
「あなたダイヤモンド、なら専用カウンタが使えるわよ。向こう側」
 これでおしまい。自分の仕事は専用カウンタの案内を持って終わった、と言う風だ。試しにその専用カウンタへ行ってみる。会員証の提示を待つまでもなく、JapanAirlinesね、と受け付けて貰える。

 椅子のある搭乗窓口。これは先程のJALのカウンタで手続きするより高級感があるではないか。
 荷物を預け、搭乗券を受け取る。乗継の券も出してくれた。ラウンジの案内もある。必要十分、いや十二分。そして専用の通路で一気に出国審査場まで。何か足りないと思ったら保安検査だが、チャンギは各搭乗口の前で受ける事になる。
 先程の搭乗窓口ではDtanaラウンジの案内を出してくれたのだが、前回の利用でイマイチ感があるのは分かっていて、今回はカンタス航空のラウンジに行ってみる。昨日の成田、7月のロサンゼルスとラウンジにばっかりお世話になって一向乗る機会のないエアライン。申し訳ないけど、お邪魔します。
 深夜には閉まるからDtanaに行ってね、というのと、JALの出発案内は無いから、という注意だけ貰ってラウンジ内に。ファースト、ビジネス共用のラウンジだが、広々としていてなかなか。バーラウンジでペールエールを出してもらって、

 ダイニングでちょっとした食事と共に頂く。ビール旨い。お代わりを貰いに行く。
 何かホットミールを出しているカウンタがある。丼があったので麺類かと思ったら違うと。

 土手煮丼、みたいな感じ。ごはんがインディカ米なので若干微妙だが、日本人としては美味しく頂ける。大多数を占める欧米系の方々には、?かも知れないけど。
 席替えをしてしばらく。

 テレビがサッカーの試合を流している時は騒々しいが、それ以外は静かなラウンジである。居心地が良い。

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