2018-07-15

 5時前に目が覚める。冷房が軽く効いている、もう少し眠れそうだが、起きる事にする。
 今日からしばらく出掛ける。出掛けるのは夕方からだけど、出先の時差を考えると早く起きて早く眠れるようにしたい。
 午前中は身支度やら何やら。お昼前に出掛ける。この時間、かなり暑い。今日も横浜の最高気温は35℃という予報が出ている。
 南太田に出て京急線

 43運用1637編成。数か月前にはいなかった新顔だ。こちらで横浜まで。さらに

 77SH運用1153編成に乗り品川へ向かう。更に

 59H運用606編成。向かうは成田空港。南太田を12時に出て2時間。遠いけど、近江から関空よりはだいぶ近い。
 今回は日本で両替。事前に出来るような環境ではないので、まとめて今日になったが、レートはお宜しくない。このタイミングで円安が少々恨めしい事になる。Wifiのレンタルも手続き。普段とだいぶ段取りの違う成田空港を経て、搭乗手続き。何時にもまして気を使われる手続きの後、出国となる。
 さて、ラウンジ。

 セルフサービスの筈のラウンジで最初のお飲み物、出していただき恐縮する事になる。

 中途半端な時間だが、お昼がまだなので昼食替わりにラウンジの食事を。今日はこの後、最上級クラスが控えているので、ラウンジの食事は控えめに、控えめに。でも

 寿司は食べてしまった。

JL62 JA738J B777-300ER NRT→LAX

 今日この後向かうのはロサンゼルス。5年に一度貰えるリフレッシュ休暇で、今回は遠出する事にしている。普段なら妻とのスケジュールが合わずに妥協案になりがちなのだが、今回は奇跡的に都合を合わせる事ができ、かなりいい感じの休暇になっている。
 ラウンジに入った14時半の段階で搭乗機はスタンバイしている。

 待っているのはJA738J。JL3としてニューヨークから戻ってきた機材が今度はロサンゼルスに飛ぶ。忙しい機材繰りだ。しかし、61番搭乗口からの出発というのも久しぶり。ラウンジからすぐの搭乗口なので、位置付けの高いフライトじゃないとなかなか入れて貰えない。成田T2の玉座だと勝手に思っているが、その玉座から飛び立つのは気持ちがいい。
 搭乗開始は16:55。少々早いがラウンジが混んできたので席を離れて搭乗口に向かう。


 10分程待ち時間がある。少し早すぎたかなぁと思いつつも、搭乗口でしばらく待機。予告通りに16:55、搭乗が始まる。最初の優先搭乗で乗り込んでしまう。

 待っているのは先程ラウンジから眺めたJA738J。左側の扉から機内へ。実に実に丁寧なご挨拶を頂戴する。そして宛がわれた座席、

 2A、2Dに。今日はファーストクラスでロサンゼルスに向かう。まぁ特典航空券でのご利用ですけどね。
 今回の旅を企画したのは昨年9月。妻と自分、両方が勤続休暇を貰える目途が立ち、互いの休みを合わせるタイミングで、特典航空券でファーストクラスが予約できる所で探したのである。結果、白羽の矢が立ったのがロサンゼルスという事。
 ちなみに、行きの特典に必要なマイルは自分が拠出しており、勤続の記念品で旅行券を貰った妻がホテル代は負担している。帰りの航空券は互いのマイル。ほぼ貰い物で成り立つのが今回の旅。
 席に落ち着く。ファーストクラス担当の乗務員がご挨拶で来てくれる。自分たちの担当。反対側の列の担当。ギャレーの担当。そして搭乗時に丁寧なあいさつのあった今日の先任さん。座席の説明もして貰う。折角なので一緒に聴く。さて着席。
 座っちゃうとお互いが遠く話がほぼ出来ない。最初は真ん中2列、D席、G席で取っていたのだが、搭乗手続き時、窓口で薦められてA席、D席に変えている。D,Gでも地上ではパーテーションを上げる必要があるし、A、Dなら担当する乗務員が同じになるので、サービスをしやすい、というのもあるかも、と想像しているが、さて。

 ウェルカムドリンクのシャンパンを頂き、出発を待つ。今日のファーストクラス、乗客は6名らしい。1列が4席埋まっていて、DG席に外国人のカップル。K席に日本人の比較的若い男性。最後にA席に初老の男性。最後の方はJALの偉いであろう人のアテンドが付いていたからVIPなんだろうと想像する。後になって妻が「○○じゃない」と言ってくれて、正体が分かったけど、まぁ、どうでもいい。

 税関の書類とWifiのクーポンを貰い、色々と並べられたアメニティの類を収納箱に仕舞う。鞄はオットマンの下に。上の収納棚。使う必要が全くない。
 L2のドアが閉まり、最後の搭乗客はL1から搭乗。17:26、2名のお客様が搭乗を取りやめたとのことで荷物を降ろす作業を行うとのこと。出発が遅れる旨のお詫びがある。17:31、Doorclose。少々間が空いて17:49、Taixing。同じ17:25にはサンディエゴゆきの66便もあるのだが、先に行かれただろうなぁ。

 飛行機はA滑走路目指して延々Taixingしてゆく。

 第一ターミナル側を右折して北側へと向かう。この時間。出発ラッシュのちょっと手前なので、渋滞は無く流れてゆく。


 18時過ぎには滑走路端へ。この時間からターミナルを出発するフライトは多いのだが、それらに先んじて、空へ向かう。18:05、Take off RWy16R。

 長距離フライトらしく緩やかに上昇してゆく。普段とだいぶ違う離陸を楽しんで東へ、まもなく

 九十九里浜から日本を離れる。遥か太平洋を越える10時間のフライトが始まる。
 少し揺れを感じつつ上昇。18:14、この先、リクライニングとテーブルを使って良い旨の案内があった直後、18:15にベルト着用サインが消灯する。

 カーテンが閉じられて機内前方にゆったりとした空間が出来る。ひとまず映画でも見ますか、という時間だが、何となく音楽を。妻はWifiをつないでネットをしているらしい。

 西に向かう太陽を背に東に向かうフライト。倍速で日が暮れてゆく。機長さんから飛行状況の案内が入る。現在31,000フィートの上空を飛行中。遅れを戻すため速度を上げて運航しており、ロサンゼルスには定刻の11:40到着となる見込みとのこと。ロサンゼルスの気温は25℃だそうだ。
 サービス開始となる。時刻は18時半前。

 まずはおしぼりが出てくる。そして飲み物を聞かれる。このタイミングで妻がこちらの席に来る。席の広いファーストクラス。オットマン側もシートベルトが備えられていて、向かい合わせて食事が出来るよう、配慮されている。

 テーブルを真ん中に向かい合わせで飲み物を頂く。なんか食堂車に乗っているかのような気分になる。

 シャンパンを頂いている間に日は一気に沈んでいった。逃げていた太陽を今度は迎えに東に飛ぶ。その間にアペタイザーとメインの確認がある。

 ちょっと狭いので一つに纏めさせていただきました、と塩とバターが出てくる。


 そして1品目から。アミューズブーシュから頂く。ついで

 アペタイザーは定番のキャビアを選択。

 妻は魚介のサラダを選んだので二人で食べ分けてみる。

 時折揺れが来てグラスも揺れる。メインに合わせて飲み物は白ワインに。日本のワインをお願いしたら新しい瓶を開ける事になる。


 メインも二人別々に。和牛フィレ肉に鮑の蒸し煮。
 そして1品目から。アミューズブーシュから頂く。ついで

 アペタイザーは定番のキャビアを選択。

 妻は魚介のサラダを選んだので二人で食べ分けてみる。

 時折揺れが来てグラスも揺れる。メインに合わせて飲み物は白ワインに。日本のワインをお願いしたら新しい瓶を開ける事になる。


 メインも二人別々に。和牛フィレ肉に鮑の蒸し煮。こちらもシェアして頂く。

 最後にデザートが出てくる。ここまでで70分程。案外と早い。
 妻はコーヒーを貰っていたけど、自分は先程開けて貰った白ワインを続行。できればポートワインでも飲みたいが、一度封を開けた瓶は着陸後、中身を捨てると見聞きしており、少しずつたくさん、という気にはなれない。
 デザートを貰った時に向かい合わせで色々とお手数をおかけしましたとお礼ついでに、向かい合わせで食事する例があるのか聞いてみる。先任さんに拠ると結構あるのだそうだ。ちなみに、と向こうのカップルさんも向かい合わせで召し上がってますよ、とのこと。1DGの外国人カップルが2Hで食事していた。ちらっと見ると女性を正規の席に座らせて、男性がオットマンの方に座っている。自然にレディファーストが出来ているんだなぁと少し恥ずかしくなる。

 最後にマカロンが入った小箱を渡され、空の上のレストランならぬ食堂車でのディナーは終了となる。少しライトダウンされて早いけどお休みへと誘われる。さすがにまだ早いので

 先程来のワインと一緒にチーズの盛り合わせを貰ったら思った以上のものが来た。JALのビジネスで供されるチーズ盛り合わせは貧弱だが、キャセイのビジネスで供されるチーズ盛り合わせぐらいの心積もりでいたもので。
 暫く向かい合わせで。妻はスマホでネット。自分はチーズつまみに飲み続行。会話は、特にない。これ、普段、居間でやっている事と一緒。
 お客さまが空の上であることを忘れるような「住まい」をめざしました。ってJALのサイトで書いているけど、住まいでやっている事と、本当に変わらん。
 20時半近くになるとベットメークが始まる。着替えを渡され一人ずつ着替える間に座席をベットに変える作業が行われる。

 食堂車が寝台車に変わる瞬間だ。リラクシングウェアという上下パジャマのような寝間着に着替えてベットに入る。さすがに広くて寝返りも打てる。例えていうなら下段だけのA寝台。まだ21時だけど、ほぼ減光となる。この時間、ロサンゼルスは16時間前の午前5時。寝るべき時間ではある。
 一度目が覚める。飛行機は揺れている。窓の外、雷が光ったようにも見える。まるで嵐の中だ。もう一度起きるとそろそろ夜が明けるところだった。

 日付変更線を越えた後なので15日の夜明け。二度目の夜明けだ。もう少し寝ようと横になる。それなりに眠れる。スカイスイートになってからのフルフラットのビジネスクラスで寝た事がないので比較ができないが、シェルフラットの時は座席が暖まって不快になるのが常だったのだが、ファーストクラスではそんな事は無い。まぁ眠れる。

 24時を過ぎてすっかり外は明るくなる。眼下は雲。まだ北太平洋の洋上を飛行中。ロサンゼルスまではあと3時間という所。まだ起きるには早い。もう少し寝ておく。
 機内の灯りが戻った気配で起き出した。時計を見ると2時近く。

 外は完全に明るい。乗務員さんに到着まであと1時間半と知らされ、朝食をご用意いたしましょうか、と尋ねられる。色々アラカルトはあるのだけど、空腹ではないし、考えも廻らない。結局洋食のセットをお願いする。飲み物も、酒という気分ではないので、トマトジュースを。

 何度目かのおしぼりを頂いた後、順番を待って着替え。その間にベットが座席に戻される。

 そんな訳で朝食を頂く頃には到着1時間前になっている。恐らくファーストのお客さんはギリギリまで寝かせておいたのだと思う。
 食事を頂き終わったあたり、1DGのカップルの所に乗務員が集まって何やらやっている。拍手も起きた。これ、何かのサプライズだろうなぁ。自分たちも新婚旅行の時にやって貰った。

 こんな感じに。
 そしたら、妻の所にも何やら

 勤続 n th congratulations
 搭乗時にそんな話にちらっとなったのは承知しているけど、それをネタによくやるわ、とびっくり。それにチョコレートで勤続、なんて書けるのは凄い。驚いた。

 時計を米国太平洋時間に合わせると16日午前3時が16時間巻き戻り、15日午前11時になる。この11:00を過ぎてアメリカ大陸が見えてくる。3年ぶり2度目のアメリカ本土。実に広々としている様子をしばらく眺めていると11:16、ベルト着用サイン点灯。飛行機は北側からロサンゼルスへと近づいて行く。

 サンタモニカの北側で一瞬海岸線が見えた後、左に旋回。まもなくロサンゼルス郊外の市街地が見えだす。一瞬遠くにハリウッドサインも見える。そして旋回。

 彩りの少ない市街地を段々高度を落としてゆくと空港の敷地に差し掛かる。11:32、Landing、RWy24R。大きな空港で減速してゆく。

 一つ前はエアチャイナ。入国が混みそうだなぁと思っているとこちらも誘導路へ入りターミナルへ。

 一番端と思われる所に入って行く。11:40、Spot in SP140。
 最後、お世話になった乗務員にしっかりお礼を言ってから降りたかったのだが、後ろから人がわらわらやって来て静寂が破られる。こんな事をしてはいけないなぁとやられる側になると思うのであった。降機のタイミングでは先任さんがアナウンスを始めており、会釈だけして降りる事になる。
 成田から10時間。熟睡ではないが体は圧倒的に楽である。

 入国審査場へと向かうことしばし、行列のできた審査場に到着。人が多いのだけど、それ以上に目立つのはESTA登録済みの人用のキオスク端末。ダラスでも経験済みだが、これにパスポートを読み込ませ、質問に答え、指紋と顔写真を登録するとよい仕組み。最後、判子を押してもらうためだけに有人窓口に並ぶが、15分ぐらいだっただろうか。ESTAで払った分の利益はあると思う。日本も出国税なんて導入するならその分、入国審査の改善を図るべき。強く思う。

 荷物を受け取り、制限エリアの外に出るまで30分だった。これなら十二分に良い。タイミングの問題もあるだろうけど、悪い印象が刷り込まれていた分、一気に好印象を覚える今日の米国入国。


 荷物を受け取り、制限エリアの外に出るまで30分だった。これなら十二分に良い。タイミングの問題もあるだろうけど、悪い印象が刷り込まれていた分、一気に好印象を覚える今日の米国入国。
 さて、ロサンゼルス滞在。ホテルは先日JTBで取ったダウンタウンのホテル。そこまでは相乗りの送迎サービスを予約している。生憎ロサンゼルスには空港鉄道が整っていないので。
 予約していたのはスーパーシャトルという会社。ダウンタウンまで1人18ドル。1割引きのクーポンコードを使ったので二人で32ドルちょっとだった。公共交通機関を使うよりは高いが、タクシーよりは圧倒的に安く、ホテルまで直行できる。
 ターミナルの外に出ると涼しい。気温25℃。陽射しがない所だと暑さは全く感じない。避暑地に来たみたいだ。乗場を探して、係を捕まえ、予約している旨を伝えて

 指差されたバンに乗る。全部で4人。クルマは動く。外に出ると陽射しは強い。片側6車線近く有りそうな高速道路を飛ばして30分弱。ホテルの真ん前まで連れてきてもらう。

 今日からお世話になるのはダウンタウンでも有名なクラシカルホテル。ロビーの雰囲気も非常に格調高そうな雰囲気。部屋はそれなりにリノベーションされていて、電源も豊富で使い勝手は良い。
 機内で寝ているが、ベットに倒れればそのまま寝てしまいそうな午後。それでは時差ボケは解消しないので頑張って動き回って夜を迎えるのが鉄則。休憩していた気持ちも強いが出掛ける。今日はこの界隈で妻に付き合って買い物の半日。

 ダウンタウンは平たく言うと業務地区。横浜でいえば関内。ちょっとずれると浮浪者の多いエリアもあって、その辺りも関内に近いかも知れない。今日はスーパーマーケットを1軒下見。もう1軒、今度はロサンゼルスの地場のスーパーへ。会員価格は結構安く、ビールが750ml缶2本で4ドル。大きなポテトチップスは2つで3ドル。どれもポイントカードが必要なのだが、レジの店員さん。備えてあったカードで割引価格を適用してくれた。もしかしたら自分のカードなのかも知れないけど、これはWin-Winというやつ。
 数日間滞在中に飲む水のボトルなんかも買い求めたので、荷物が重くなり、一度ホテルに戻る。今度はアラモアナでもおなじみのロスドレスフォーレスへ。

 この辺り、クラシカルな建物も多く、古き良きアメリカという雰囲気が漂いのだが、実際には閉ざされた店も目立ち、その店先には浮浪者が寝そべっていたりする。横浜にも寿町という街はあり、ここを通り過ぎる分には何も問題はない事は知っている。日本とアメリカと同列には出来ないだろうし、ロサンゼルスのこの辺りも観光地としてお勧めするエリアでは無いとは思う。建物の雰囲気は良く、惜しいなぁと思うけど。
 ハワイでお馴染みのロスドレスで少々買い物をする間に夕方18時となる。そろそろこの界隈を抜けておく。ホームレルの黒人が良い声で歌っていて、それだけの能力があってなんで路上にいるのかね?と思いつつ街を変わる。
 そろそろ夕食。何となくハンバーガーなんて言っていたが、メキシカン料理を食べたくなる。この辺り、少し歩くといくらでもメキシカンの店はあって、適当な一軒に入る。


 ブリトータコライスブリトー太巻きと言いたくなるような大きなブリトー。美味しいけど半分でいいや、そんな気分になる。
 ホテルに戻ると19時。まだ外は明るいが今日はホテルの部屋に入る。昼間買い求めたビールを飲んでのんびりしていると外が暗くなったのは20時を大きく過ぎてからの事。だいぶ昼が長い。21時過ぎに眠くなる。これで朝まで眠れたら、時差ボケも解消なんだけど。

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