連休の二日目。かなり早く目が覚めてしまった。
 食事を適当に作って済ませ、冷蔵庫と冷凍庫のありものでお弁当をつめると出勤する。
 昨日は電車もバスも休日ダイヤだったが、今日は電車は休日、バスは平日。毎日微妙に異なるのでややこしい。ひとまず南太田に出る。

 13運用1565編成。上大岡で乗換は特急になる。

 55H運用606編成。
 文庫からバス。暦の上では土曜日なのでバスは平日ダイヤ。とはいえ工業団地の会社はどこもやっていないからがら空きに空いている。空いているのだが短い列の先頭に社長がいてぎょっとする。
 仕事。今日は机の上に溜まっている書類の山に手を掛ける。その殆どが検図の申請書。図面に明らかなミスがないか、ぐらいは目を通すのだが、2週間以上処理できなかったので、山になっている。全部片付けると午後結構いい時間になる。だいぶ時間を費やしたが、その代りに机の上はさっぱりする。
 他、こまごまとした処置をすると夕方それなりのじかんになる。今日は仕事を切り上げる。
 新杉田に出て少し飲んでゆく。一杯目は角打ちに行こうと思ったのだが、土曜日の今日は休業だった。仕方ないのでサッポロを出す課題店に行く。 

 こじんまりとしているけど、これで6点。朝採れのタコが実に弾力があって素晴らしい。シメ鯖の締め加減も良いね。
 一杯だけで出るのは申し訳ないような感じだが、他にも行きたい店があるのでこれでお暇頂く。会計を締めたら、その後で改めておしぼりと、あら汁が出てきた。その代り値段も少々張る。これで¥1,920。
 次はその隣。こちらも課題店。上大岡に本店がある立ち飲み屋の支店。 

 他ではあまり見かけない樽生のホッピーが310円。それにかまぼこはたったの100円。合わせて410円。
 1000円札一枚でベロベロに酔える店、センベロを名乗る店は色々とあるけど、ここまで安いのはなかなか無いかも知れない。勢いのある人気店だが、これなら確かに通うよね、と思う。これでビールがアサヒでなければ、もっといいのだけど。
 三軒目も課題店。杉田の商店街、入った所すぐにある立ち飲み屋というか、小籠包屋というか。
 昼間は焼き小籠包の店なのだが、夕方からはここで飲んでゆくことが出来る。小籠包に飲み物と他一品というセットが¥870と安いのでそれを頼む。
 ここの店、常連と思しき人で既にカウンタはめいいっぱい。と言いつつ先客4人なんだけど。それでも少々詰めてくれたり、飲み物や他一品を選ぶのに構ってくれたり、一見さんに妙に優しい店だ。

 こちらがそのセット。飲み物はついホッピーにしたけど、瓶のホッピーって事は、中お代わり確定ではないか。

 そしてこちらが焼き小籠包。
 先週の吉野町餃子祭りでは、ゲスト参加してあちこちで失敗の嵐を巻き起こしたのだが、こちらの小籠包はカリッとした感じ。そして大きい。一口、口にすると肉汁があふれ出す。これは間違いない小籠包。まるで違う。
 立て続けに三軒寄り道した。ちょっとペースが早いかも知れない。移動を挟む事にする。

 乗ったのはエアポート急行、25D運用1001編成。たまたま来た電車に乗った訳だが、エア急と言う事は井土ヶ谷で降りるか、日ノ出町まで行くか、となる。
 今日は井土ヶ谷で下車。蒔田辺りで次の店、と思っただが、蒔田と弘明寺の間、通町のあたりに新しくもつ肉店が出来たようなことを思い出したので足を伸ばしてみる。
 井土ヶ谷から鎌倉街道に出て、さらに弘明寺方面へ少々。確かに関内や杉田でおなじみの黄色い看板がある。

 出来たてみたいな外装の店。中は椅子とテーブルが並んでいる。関内も杉田も立ち飲みが基本だけど、ここは座るのが基本か。そういえば井土ヶ谷の立ち飲み屋も立ち飲みと言いつつ、座るのがデフォだった。

 安心してサッポロが出てくるのがもつ店シリーズの良い所。モツの味は、関内や杉田に比べるとちょっと劣るかなぁ。
 生ビールともつ煮だけで早々にお暇する。次に来る機会があれば焼き物も試してみたい所。
 そろそろ酔いが回る。〆ようかと思ってふらっと

 サッポロビールの看板があったラーメン屋に入る。全く予備知識なし。店はお客さんがぱらぱらと。全くの不人気店、と言う訳ではなさそう。
 取りあえずビールを頼む。中がメニューにあったけど、瓶しか無いって。別に構わないのだが、

 出てきたのはキリンのラガービールだった。たまにこういう無頓着な店ある。ビールなら何でも一緒、みたいな店。少々がっかりする。
 頼んだのは看板にも出ていたタンタンメン。辛いのは大丈夫か、と聞かれ、普通で良いと言うと普通でも辛いけど大丈夫か、と聞かれ、大丈夫だと言って出してもらったもの。

 ハードル上げた割には割と普通だと思う。
 さて帰宅。今日は飲むつもりだったが、戻ってみると21時を少々過ぎた所。杉田で飲み始めてから2時間。5軒で6杯だから、飲むといきこんだ割には大したことは無い。帰宅して少々ゴロンとしていると、やっぱり飲もうという気になってくる。
 今度は食べるは必要ないので、純粋に飲める店に行くことにする。今更遠くに行くつもりはないので、吉野町界隈で。

 まずは吉野町交差点にある落ち着いた店へ。先客が二組いて少々落ち着かなかったのだけど、相次いで帰って行ったから落ち着いた空間を独り占めできる。
 この店は一人で食べるにはちょうどいい食事メニューが充実していて、帰宅が遅くなった時とかちょうどいいのだが、ただ単に飲むだけの使い方でも、良い。30分程滞在してゆっくりと一杯。
 もう一軒。フードメニューがやたらと安い店に行く。

 店に来るのは数か月に一回ペースだが、また店の人が変わっている。横浜周辺に何店舗かあるみたいで、前の人が辞めてその後釜だそうだ。
 食べ物が相当安く、何人かで食べながら飲むという使い方が一番良さそうな店だが、今日はお腹は一杯なので、

 いい加減お腹は膨れているのでお酒だけ貰う。酒類が充実しているこの店。店長は何度も交代しているが、酒には煩い人ばかりで、仕入れにも裁量があるらしく、おすすめを聞いて頂くのが、この店の正しい使い方。今度の人のおすすめはブランデーだそうで、一杯出して貰った。
 さすがに飲みが過ぎるのでこれでおしまい。日付が変わってだいぶ経ってから帰宅する。