JL173 JA331J B737-800 HND→KIX

 
 今日は関空に飛ぶ。いつも6時半の101便、もしくは7時半の103便に乗る事ばかりで、たまにはパターンを変えたかった。とはいえ、8時以降の便は特便割引が高くなるので新幹線を使わない説明がしづらい。そんな訳で第三の選択肢、として関空行を選んでみた次第。
 
 日蔭との境目に駐機していて撮りにくい状況だが、待っているのはJA331J。B737-800である。東京-大阪という括りだと幹線中の幹線になるはずだが、不便のレッテルが剥げない関空線は利用客が低調なのか、B737で3便というのが現状。ローカル線並みの設定である。以前は伊丹の時間制限が掛かる所で22時関空発なんて便が、B777だったりDC-10で飛んでいたのに乗った事もあるけど、10年で更に没落した感じが付きまとう。
 今日の関空行き、7割ぐらいの搭乗率だろうか。クラスJは取れなかったので普通席での搭乗となる。席は右の窓側を抑えておいた。
 定刻は7:15、その7:15を過ぎて
 
 なお荷物の積み込みが続いている。お客さんはそろいっているようだが、荷物の積み込みに時間を要しております、と案内があって7:19、Doorclose。Pushbuckは7:23になった。航空の世界は15分以内は定刻とみなすようだから、その基準でいえば、まぁ定刻。でも案内ではお詫びが添えられる。
 
 7:29、Taixing。国際線ターミナルを右に見て、多摩川の河口よりへと進んでゆく。RWy05だなぁと何となく思う。すると思いがけない所で右に曲がった。
 
 34L端で一旦停止、Stopの文字が出ている。まもなく
 
 着陸機を1機やり過ごす。そして飛行機は滑走路へ、
 
 進んでゆく。朝の三便にのみ認められている、34Lからの離陸、ハミングバードデパーチャーだ。全く予期がなかったので本気で驚く。
 7:33、Takeoff RWy34L。飛行機は羽田の第一ターミナル前を疾走してふわりと浮かび上がる。
 
 普段と視点がまるで違うので新鮮だ。34Rなら東京湾へと右旋回だが、今日は
 
 左へ旋回。大井を眺めてさらに左旋回。向きを西へと変える。今度は
 
 蒲田、そして多摩川が姿を現す。普段よりも圧倒的に街に近い所を飛んでゆくので機窓に広がる景色が本当に楽しい。
 このまま西へと向かうと横浜直上になってしまうから、飛行機は東京湾を目指す。
 
 ちょっとズームしてみると横浜の街が絵にかいたみたいに広がっているし、
 
 広角にしてみると京浜工業地帯が広がっている。何から何まで新鮮なんだけど、ここまで離陸からわずか1分少々。キリがない。キリがないけど、横浜が近づいている。
 
 大黒ふ頭を手前に、横浜の中心地が見えてくる。通常のRWy34Rからの離陸よりも横浜が近い。やはりついつい写真を撮ってしまう。
 
 今度は本牧ふ頭を中心に
 
 間髪入れず金沢工業団地が見えてくる。ここまで3分30秒、速い。キリがないのだが、
 
 横須賀の軍港が見えてくる。そして
 
 三浦半島。今日は良く晴れているから高度が上がっても地上がきれいに見えていて、本当、いちいち写真を出していては何時まで経っても関空に到着しない。
 伊丹行きなら横須賀辺りでベルト着用サインが消灯するが、関空行きは7:43、ベルト着用サインが消灯する。既に高度6,000mまで上昇している。対地速度は600km/h。飛行機の右手には小田原が、そして真鶴が見えてくる頃。
 
 まもなく富士山が見えてくる。ここまできれいな富士山は久しぶりである。 
 
 伊豆半島を超えて沼津を見下ろしつつ西に向かう。さらに富士の市街地と延々富士山が続いて行く。
 7:48、機長さんから飛行状況の案内。現在、高度6100mを飛行中。この後、名古屋の南側を通って、関西空港には定刻よりも10分遅れて8:45に到着する見込みとのこと。関空の天候は晴れで気温は7℃とのこと。
 飛行機は静岡県内を西に向かう。
 
 三保の松原が見えて来る。ついで
 
 静岡の中心地。またシャッターを押す回数が増える、増える。キリがないなぁと毎度思うが、今日は仕方がない。
 飛行機は内陸へと入って行く。新幹線に乗っているとあんまり気づかないけど、静岡って案外と山深い。間もなく見えてきたのが
 
 大井川だろうか。背景の白い山は南アルプス。この辺りは先週も眺めた山。日が出ている分だけ眺めとしては良い。
 この時間になってようやくドリンクサービスが廻って来た。
 
 コーヒーを頂いたところでそろそろ朝食を頂く。今日は空弁を用意してきた。