土曜日に所用があって横浜に戻ってきたが、日曜日は所用があって愛知に居なくてはならない。仕方ないので土曜日の夜のうち、高速バスで移動する事にした。
 JRの高速バスは東京駅発着。東名江田で客扱いする便もあるし、YCATに入る便も一部はあるけど名古屋側の使い勝手が悪い。結局、出先の家の近くまで来るバスを東京駅まで出て捕まえる事になる。22時前に地下鉄で出発。東京駅に向かう。

 東京駅八重洲南口。高速バス乗り場は人で溢れている。西へ向かう夜行バスの他、昼間便の最終バスが次々と出発する。キャンセル待ちなんて案内も聞こえて来る。
 自分の乗るバスは23時に出発。バスは歩道から離れたバス乗り場に姿を見せているが、手前のバスが動くまで、お客さんの移動を止められている。出発時間が迫る中、ジリジリ。なぜか福岡空港の第一ターミナルを思い出した。

 5分前に案内開始。同時に2台のバスが発車して、どちらもほぼ満席だから70人ほどがバスに向かうことになる。乗車券のチェックやら何やらがあるから発車はジリジリと遅れて行く。

 今日は二階席、7Bを用意している。一階席の方が揺れなくて好みなのだが、数日前に予約した時には既に空いていなかった。仕方ないので後ろに気兼ねせず背もたれを倒せる席にしてみる。階段横の一人掛け。階段下に見える出入り口が気になる。冷え込むと外気も気になるかも知れない。
 発車が5分ほど遅れた。案内があってまもなく消灯。愛マスクをして背もたれを倒す。さっさと寝てしまおうと努力をする。首都高速、継ぎ目を拾う振動が気になるが、いつの間にか寝落ちていた。
足柄の休憩で目が覚める。1時間少々だがよく眠れていて、すぐには体が動かない。このまま寝ていようかとも考えるが、結局外に出ることにする。

 標高が高い分冷え込んでいて、ジャケットだけだと体が冷える。写真を撮り、お手洗いに行くとさっさと自席に戻る。毛布を被りアイマスクをすると早々に意識が遠ざかる。
 エンジン音の変調で気がつく。三ヶ日の休憩だなと思う。エンジンが落ちて行くはずが高まって行く。これは加速だ。どうやら三ヶ日を出発する所らしい。休憩で停まって15分はドアが開いていた筈だが気がつかずに寝ていたようだ。まもなく寝落ちる。
 5時ぐらいから各地で客扱い。その度に車内に明かりが点りドアが開く。二三人ぐらいは降りて行くようだ。発車すると車内は暗くなりまた眠れる事になる。

 最寄りのバス停には少々の早着。ここでも数人下車。まだ暗い中、発車するバスを見送る。

 その後ろにツアーバスも1台。どこから来たバスだろうか。
 歩いて自宅に戻る。まだ6時前。そろそろ明るくなる頃だが一眠り。目覚めると9時であった。まだ眠いが起き上がる。日曜日の晩にバスで移動して早朝こちらに到着、仮眠の後、出勤出来るかなあとは思わなくは無かったが、今日のこの感じだとなかなか難しそうだ。
 雨が降り出している日曜日。今日は荷物を受け取る事になっている。ずらせる事が出来ればずらしたかったが後は後で荷物受け取る目処が立たないから、間違いなく受け取れる今日のうちに受け取っておく。
 荷物が来る前、ぼんやりと過ごす。宅配便が来たのは11時近くだったが、それから何か出来るかというとそんな訳も無い。今日は一日、何もしない予感がぷんぷんしている。
 朝兼昼飯を食べたのが13時過ぎ。冷蔵庫には殆ど何も無かったから適当に買い出しをして自分で作っておく。夕食は19時。その間に恥辱を片付けられれば良いのだろうが、そんな時に限って何にもしない事になる。