酷く喉が渇いて何度か目が覚めた。薄暗い外がだんだん明るくなってきて、7時過ぎに起床。週末の朝を出先で迎えるのは久しぶりだが、今日は早いうちに横浜に戻る。
 早く出られるのなら久しぶりに静岡地区の休日乗り放題きっぷを使って、普通列車乗り継ぎで移動しようかとも思ったのだが、何となく気だるいし、ずるずると時間も遅くなる。結局新幹線に乗ろうと決める。
 9時過ぎに荷物をまとめる。外に出てみると雪が散っている。湿った雪だし勢いが無いから積もりはしないだろうが、妙な天候だ。
 思ったよりも時間が掛かって豊橋に出る。ちょうど2時間に一本のひかりがやってくる時間。何の捻りも無いが、それに乗ろうと決める。
 ちょっと間があったのでコンコースの立ち食い蕎麦できしめんを食べてゆく。駅弁と同様に壷屋の運営。中途半端な時間だが、妙にお客さんが続いて賑やか。

 取り立てて美味しい訳ではないが、たまに食べたくなる時がある、不思議なスタンドだ。
 さて、新幹線。今朝の地震で運転を見合わせていた時間もあるようだが、この時間。遅れの原因は関ヶ原の雪。三河で雪が散らつくぐらいだから、関ヶ原は本格的な雪の筈で

 定刻になっても列車は来ない。4分遅れて10:46到着見込みと告げられる。下りは定刻に来ている。

 予告通りの遅れでひかりが到着。510A、C43編成である。
 豊橋からのお客さんを合わせて指定席は8割以上埋まっている。ちょっと出掛ける家族連れ、とかそんな客層が目立つ。普段日曜日の夕方に乗る525A辺りと同じような雰囲気だ。
 東へひた走る間に空がだんだん青くなってゆく。静岡県に入るとすっかり世界が変わる。
 普段と同じような走り。遅れをそのまま引きずるのだろうと思っていたら、小田原通過後の案内。「列車はただいま時刻通りに小田原駅を通過しました」

 新横浜に着いてみると定刻である。豊橋‐新横浜68分というダイヤに、まだ余力があるとは思っても居なかった。
 まだお昼だが、今日はこのまま自宅に直行する。帰宅してから熱を測ってみると37℃を少々越えている。どうやら風邪のようだ。週末は大人しくしなくてはならない。
 午後は引きこもり。ひたすら大人しくしていた。