夏みたいな青空が広がる週末の二日目。夏みたい、なんて書いたが

 <梅雨明け>東海・近畿・中国・四国で 昨年より早く 毎日新聞 7月8日(金)11時36分配信
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110708-00000035-mai-soci

 気象庁は8日、東海、近畿、中国、四国で梅雨明けしたとみられると発表した。このまま確定すれば、いずれも昨年より9日早く、平年より13〜10日早い。

 なんてニュースが後になって配信されていたから、「夏みたい」では無く「夏」が正しいという事になる。
 しばらく自宅で何しようと悩んでいた。何となく時間が過ぎて行き、10時が近づいたからひとまず出かける。モーニングは一応、食べておこう。
 
 週末はお休みの喫茶店。金曜日だからあいていてモーニングにありつく。こちらでの価格は¥350。サラダをつけてもらったがフルーツも選べるそうだ。
 さて、バスで名鉄の駅に出る。名古屋方面の電車に乗ったが、どこに行くか、この時点では決めていない。本線の急行に乗ったから栄生で降りれば産業技術記念館が最寄だと漠然と考えル。名古屋港に行くとこんなのが居る事にも気付いた。

 南極観測船 ふじ http://www.nagoyaaqua.jp/fuji/index.html 

 昨日の飛鳥と言い、「ふじ」と言い思いがけないものが並ぶ名古屋の産業観光だが、結局夏休みに入ったら混雑するであろう、リニア・鉄道館に出かける事にする。名古屋で乗り換え。駅の反対側、新幹線のその向こう側は場末のような雰囲気。
 
 やはり、今日は空いている様子。じゃぁ行こうと改札機へ。
 
 ICカード、何が使えるんだったっけ????
 結局、マナカを使う事になる。残高が心配になってチャージしておく。名古屋は交通費が高い。2000円ぐらいチャージしても気が付いたら無くなってしまう。
 
普段はまず乗る機会の無いあおなみ線に乗る。節電のため、車内の照明はカット。冷房は通常通りだろう。よく効いている。後ろめたさはあるが、アホみたいに暑い名古屋の夏。冷房が使えないと冗談抜きに死人が出るかも。
 電車はゆっくり座れる程度の乗り具合。南に下るにつれて車内は閑散としてゆく。
 
 海が見え、そして目的地のリニア・鉄道館が見えると終着の金城埠頭。歩いて少々、先程見えたリニア・鉄道館まで歩く事になる。お昼を過ぎていよいよ暑い名古屋の夏。外で待たされるようだと本当に辛いが、
 
 今日は待ち時間なし。カラーコーンの行列が混雑時の激しさを物語る。
 冷房のよく効いた館内に入る。入場料は¥1,000。トイカ払いが出来る。もちろん手持ちのスイカで大丈夫。
 
 入場してすぐがシンボル展示、と言う事で蒸気機関車、新幹線の試験車両、超電導リニアの3両が並ぶ。改めてパンフレットを見て、C62をここに並べた意味が初めて分かる。「C62 17」という蒸気機関車狭軌鉄道における蒸気機関車の世界最速記録の持ち主である。
 
車両展示には歴代新幹線が並ぶ。一番手前はついこないだまで当たり前のように東海道を闊歩していた300系量産車。J21編成って多分乗っているよなあと思って調べたら2年前の夏に使っていた。その奥はJ1編成。300系試作車。2両を並べて見ると造作が違う事が良くわかる。
 奥の100系、そして0系には食堂車が一緒に展示されている。
 
 
 仕事の関係でこの10年ぐらいの間は新幹線を利用する機会を得てきたが、0系は東海道から撤退した後だったし、100系も食堂車は既に無かった。個室グリーン車はこだまで残っていたから2度ほど選んで乗ったのがいい経験と言えば経験。
 
 収蔵エリアという所には所狭しと車両が並ぶ。もう少し建物を広く取れればこの車両たちもじっくり見れただろうに。折角残した車両が勿体無い、という感じはある。
 
 在来線エリアにいるクハ111。地方にいけばまだまだ走っていそうな顔だが、身近に居た車両と言う点では残すに値する車両かもしれない。とはいえ、偉大なる通勤型103系も一緒に残して欲しかった、気はする。
N700系の運転シミュレータの抽選に外れたのを見届けるとまもなく滞在3時間。思ったよりも長居になった。まだまだ暑い中を帰路に着く。名古屋まで出ると15時半過ぎ。いい加減、お腹が減った。
 ちょっと考えてこの暑い時期に難だが味噌煮込みうどんを食べてゆく。さすがにこの時期、この時間。行列は無いだろうと思う。
 
 名鉄百貨店の上、山本家総本店。案の定、行列は無くすぐに店内に通される。そりゃまぁ、こんな暑い日に味噌煮込みなんてたわけも良いところだが、それでも先客はそれなりに居た。
 
 店はそれなりに空いているから味噌煮込みうどん、割と早く出てくる。うどんの硬さにおどろいたけど、食べているうちにこれはこれで良いんではないかいと言う気になってくる。そして出汁の味は濃いのに柔らかい、不思議な味。
 百貨店の隣にあるバスターミナルからバスで帰る事にした。バスは1時間に1本。最後は味噌煮込みのみそを慌てて飲み込む事になり、大汗をかく。
 バスはそれなりに混んでいる。栄の方へと廻ってゆくと
 
 テレビ塔の向こうに夏が広がっていた。