今日はさらに乗り継ぎ。キャセイパシフィック航空で香港まで飛ぶ。確かキャセイは仁川空港、サテライト側だなぁと思って歩いていたらなんか本館側へ行く新交通システムに引きずり込まれそうになったので、近くにいた係員に確認すると歩いてきた方向を指して向こうだと。ありがたくお説に従うとセキュリティチェックの後、出発階に来る事が出来る。なるほど。
ひとまずキャセイのラウンジに入る。香港ゆき。1時間遅れて16:15発だそうだ。
時間が相当ある。この時間のラウンジ、ほとんど無人。まぁ、まだ3時間近くあるからなぁ。まずは食べ物やら飲み物やら。
キャセイパシフィックだけど日本蕎麦があります。あとはサンドイッチとかピザとかケーキとか割とありきたりの物を選んで、
ビールと一緒に。時間が来るまでは恥辱をまとめたりなぜか一冊置いてあった週刊朝日を読んでみたり。日本の雑誌があるって事は日本人の利用もそれなりにあるって事なんでしょうかねぇ。待つ間に15時を過ぎる。本来の出発時刻。さすがにラウンジも混雑して来る。
気がついたら16時。最後は寝てしまった。もう搭乗が始まったのか、ラウンジは閑散としている。やばいやばい。慌てて荷物を括り、搭乗口へ向かう。手元の切符には記されていないが126番スポットだそうだ。
まだ搭乗中、良かった。待っているのはA330。機材番号はB-HLUと読める。では搭乗。成田で受け取ったチケットを係員に差し出すと？？？という表情を一瞬浮かべた後、もぎられて半券を返してもらえる。指定された座席、一番後ろの窓側だ。こちらから特に指定したわけではないが予め割り当てられたようで。「変えましょうか」と成田の係員は言ってくれたけど、定時なら一番後ろでもまぁいいかと思いそのままにしておいた席。1時間以上遅れるのであれば、前の方が良かったかな。
ほぼ満席になり、16:36、Pushbuck。16:40、Taixing。1時間半近い遅延である。日本ならもう日暮れ時と言った時間だけど、時差はないのに西に位置する韓国ゆえに日は傾きかけても明るい時間。まぶしい西日が機内に差し込んでくる。それがぐるっと廻っていってごとごとと走り16:49、滑走路端まで。16:51、Takeoff RWy33L。揺れのない、きれいな離陸だ。空港が小さくなってゆき、飛行機が旋回してゆく。
17:00、ベルト着用サインが消灯する。所要時間は3時間少々。羽田−沖縄程度の距離のフライトが幕を開けた。
周りのお客さんは圧倒的に香港のお客さんと思しき人ばかり。ちなみに隣は空席。
久しぶりの後方席。空いていれば決して嫌いではなくむしろ落ち着いているかなとも思うけど、今日はちょっと賑やか。
まもなくコップを載せたトレーを持ってアテンダントさんが廻りだす。コップの中身はオレンジジュースか水。とりあえずジュースかなぁ。
っー訳で一緒におつまみの袋ももらう。アテンダントさんがやってきて英語で何やらどうのこうの。何を言われたのかサッパリだが、恐らく上級会員への挨拶なんだろう。今度はワゴンが廻ってきてドリンクサービス。
ビールをお願いしたら出てきたのはサンミゲル。なるほど香港かと妙に納得する。ワゴンにはハイネケンもあったようだけど。矢継ぎ早にサービスが行われてゆく。飛行機は朝鮮半島西岸を南へ、さらに済州島の上空から東シナ海へと進んでゆく。
17:30すぎになって機内食のサービス開始。一番後ろの座席だから一番最初のサービスとなる。「Beef rice or Chicken rice」と聞かれたように思えたので「Beef please」と。出てきたのは、こんなの。
プリンが妙に硬い所が少々気になりますが、あとは普通かなぁ。ちなみにサンミゲルは二本目。そろそろ陽は西へと傾く時刻。どこまでも続く雲海がだんだん赤く染まってゆきます。
飛行機は琉球諸島と大陸の真ん中を軽く孤を描きつつ南へ。高かった日も西へと消えてゆきます。まだ香港着かないか(苦笑)。機内プログラムも多分分からないだろうし、日本語の新聞もないだろうからと珍しく持参した本を手にすると機内消光。19:00の事。既に台湾上空に差し掛かっている。この先は成田からの航路と同じおなじみの道。あと1時間。
長らく現在地やCMを流し続けてきた目の前のモニタ。現在地のその先に香港が現れる頃、乗り継ぎ案内が表示されるようになった。シドニー行きCX161便。オークランド行きCX107便。ムンバイ行きCX683便など。11月に乗った大韓航空もそうだったけど、乗り継ぎ需要を意識しているんだなぁと。そして20:03、ベルト着用サイン点灯。少々揺れだす。アテンダントさんがヘッドフォンを回収して廻ると言う見慣れぬ光景を目にすると窓の外には船灯り。そして香港島の夜景が飛び込んでくる。流石に見とれる。
このまままっすぐでは空港には着かないから旋回開始。20:22、Geardown。そして20:27、Landing、RWy25R（だったと思う） ここで香港時間に改めようか。1時間ずらして19:30、Spot in SP25。定刻だと18:10の筈だからなぁ。。。
と言うわけでようやく香港、到着。
入国審査で10分程、荷物も無事に届いている。全部で20分程か。随分と待たせてしまった同行者とも無事に合流すると確か20時過ぎ。エアポートエクスプレスで九龍に出る。今日は九龍駅隣接のホテルに宿泊。今まではバスへの乗換え地点としか使った事が無く、殺風景な所と言う印象しか無いけど、いつの間にかショッピングモールが出来ている。
ホテルに荷物だけ放り込むと軽く夕食に出かける。歩いて佐敦までは15分程。街は意外な程寒い。気温が12〜13℃ぐらいしか無いようだ。街を行く人がコートを着てマフラーをしている様子に違和感。でも横断歩道が青になった時の「カタカタカタ」と急かされるような音。間違い無く香港の街にいる。
彌敦道まで来ると香港らしい景色となりもうちょっと行った所にある麺屋さんで担々麺を。
街中の普通に混んでいるラーメン屋さんだけど、地元の人から観光客にも広まったようで日本語のメニューはあるし片言の日本語も通じる。ついつい「ビールを」何て日本語で答えてしまったり。
そんな訳で担々麺。確かHKD32
ワンタンも合わせて。こちらはHKD26だったかな。満足。
更に地下鉄で二駅移動。着いた先は旺角駅最寄りの女人街。地下鉄の出口から外に出るとどこまでも続く人の波にまずは圧倒される。渋谷辺りの人出より多いんじゃ無いかと。地元の人と観光客が半々かなあ。
渦高く積み上げられた夜店の品々が独特の雰囲気をかもし出してる。けど出店を見に行ったと言うよりは、何か人種のるつぼを見に行った感じが強い。
もう23時過ぎ。宵っぱりの香港はまだまだ賑やかだけど、今日はホテルに引き上げる。たまたま九龍駅まで行くミニバスに乗れた。市場見たいな路地に突っ込んだりしているうちに見覚えのある界隈に差し掛かり、九龍駅のバスターミナル着。
ホテルの部屋まで戻る。改めて窓から見える景色を眺める。真下は港。手前には台船がたくさん停泊中。高速船の停泊地でもあるようで小さな船体が幾艘も並ぶ。悪い眺めでは無い。
少々飲むつもりでビールを二缶買って来たけどさすがに疲れた。日本時間で午前1時過ぎ。朝から飲み続けた一日は1本のビールがトドメを刺す。ホテルのベッドに沈み込んで本日、終了。
