2007-03-11

 頭がぼけーとして、起きた時刻がさっぱり分からないのだけど、だんだんと午前4時である事を認識してくる。ノロノロと支度をして出発。雨、と言う予報だったけど大したことないね。
 電車を乗り継ぎ、羽田空港へ。

JL1501 JA8982 B777-200 HND→ITM

 今日は毎度おなじみ、6時半の伊丹行きからスタート。空港で2区間分チェックイン。

 ラウンジで朝だけ出てくるパンとビール。少しだけ今日の恥辱を纏めて飛行機へと向かう。何時の間にか雨、本格的に降り出している。
 日曜早朝の大阪行き、どうやら極め付けに空いているらしい。チェックインしたときの番号が67。前方座席なので後方の様子までは分からないけど、とりあえずクラスJでも真ん中の座席は空いている。6:27、Doorclose。伊丹までの飛行時間は50分との事。定刻よりも早く6:29、Pusubuck。雨具に身を包んだ地上係員に誘導されて6:35、Taixing。今日は誘導路を南側へと進んでゆく。34Rを使うようだ。
 丁度着陸してきたSFJの機体を見送った後、滑走路へ。後ろに1機付いてくるのは同時刻発の千歳行きの様子。6:43、Takeoff、RWY34R。
 空港が霞んで、飛行機が揺さぶられる。視界は真っ白。上昇しているのだろうが、良く分からないまま揺さぶられ続ける。大揺れが来た。すとんと一瞬落ち込む感じ。
 6:57、機長さんから飛行状況の案内。前線の影響で伊丹まで時折揺れながらの飛行となること。そのため機内サービスは差し控えさせて頂く旨が告げられる。伊丹到着は7:30前後との事だ。
 テレビモニタが機内プログラムを映し始めた。どうやら電子機器使用OKなのだろうと判断する。JLの場合、着陸前の電子機器利用不可と言う案内は入るけど、離陸後の電子機器利用可の案内が無いのでちと困る。ベルト着用サインが兼ねているのだと聞いたことも有るけど、NHはベルト着用サイン消灯前に案内ありますしね〜。

 雲が幾重に重なる。

 ようやく青空が見えました。唯一の位置を知る手段となったNHKラジオは全国放送の後、名古屋からのローカルニュースに切り替わった。

 雲の合間からちらっと見えた海岸線。遠州灘の辺りでしょうか? 時刻は7:10。
 後半戦もひたすら雲を眺めて。ラウンジで飲んだビールが効いたのか時折すとんと眠りに落ちる。
 あと10分で着陸と案内。7:22。全ての電子機器をお切り下さいと案内。伊丹の天候は曇りで気温は7℃とのこと。
 7:30、ようやく大阪の市街地が見え出した。大阪城を眼下に見下ろし7:31、Geardown。曇り空の下に広がる冴えない街並みが近づいてくる。7:34、Landing。RWY32R。7:39、Spot in SP18。

 伊丹に到着した搭乗機、JA8982は旧JAL塗装機。愛称はVega。

JN2305 JA846C DHC-8-400 ITM→MYJ

 乗継時間は1時間半ほど。この後の乗継がみんなタイトなので貴重なまとまった時間だ。ラウンジでここまでのフライトを纏めてしまう。サイトアップの準備まで出来てしまった。
 ちょっと早い目に搭乗口へ。空港ターミナルの北外れ、24番からの出発。隣の23番但馬ゆきは条件付の運航だとか。これから乗る松山行きともども閑散としている。8:50ごろ搭乗開始。散々ばらばら、飛行機へと向かう。伊丹空港周辺、何時の間にか晴れ間が見えている。今度のフライトは地上、見えるかなと少し期待。風が強いのは……大揺れのフライトを期待しようか。

 飛行機へは歩いて搭乗となる。
 新聞が早速廻ってくる。愛媛版だ。今朝、松山からやって来た便がそのまま松山へと戻るのだろう。8:57、Doorclose。お客さんは20人少々と言ったところ。プロペラが一つ廻り、一瞬暗くなってもう一つ廻り出す。9:00、Taixing。松山までの飛行時間は55分との事。滑走路手前で停止。まん前にSaab340が居る。JA8886、かな?但馬行きだろう。サーブが一震えして飛び立ってゆくと今度はこちらのQ400が滑走路へと歩み出る。 9:07、Takeoff、RWy32R。
 綺麗に晴れ上がった空の下、街並みが広がる。所々に雲が切れ切れ、機体は揺れ揺れ。右に左にふらつきながら左へと旋回してゆく。遠く神戸の街並みが見渡せるようになる。揺れも収まってきた。時刻は9:11。
 大阪湾へと進み右旋回。真下に神戸の街並み、六甲アイランドやらポートアイランドが見て取れるようなる。普段ならこの辺りでベルト着用サインが消灯するけど、今日は少し引っ張っている感じ。まだ消えない。六甲山から北側に幾つもの雲が被っている。飛行機は少しずつ内陸へと入り込んでゆく。

 再び海が見え出した9:18、ベルト着用サインが消灯する。でっかい製鉄所が見えているけど、加古川かな?新日鉄の広畑かもしれんけど。飛行機は瀬戸内上空へと進んでゆく。家島諸島上空に差し掛かる。

 9:21、機長さんより飛行状況の案内。高度5,500mを対地速度500km/hにて飛行中との事。あまりに遅くて聞き間違いかと思ったけど「今日は西からの強い季節風の影響で松山到着は定刻より遅い10:00を予定しております」の案内。本当に500km/hらしい。松山の天候は北の風が強く曇りで気温は8℃との事。
 9:29ごろ、干拓地のような眺めは児島湾かと思う。その後に見えた市街地は倉敷かな。中国地方も内陸は雲で見えないけど沿岸部だけはしっかり地上が見え続ける。西に行くに従い天候が回復しているのは確かだけど、まぁ良いフライトになってくれた。

 9:41、三原を望みながら左旋回。瀬戸内の海が見え出すとベルト着用サインが点灯した。雲が俄かに湧き出してくる。青空が消える。機体は左
右に揺さぶられる。一瞬、海。再び雲。揺れ。揺れ。「生憎と気流が悪く〜」揺れ揺れ「〜少々揺れております。揺れましても〜」揺れ。海。揺れ「安全な飛行には差し支えございませんので」揺れ。海。島が見える。「ご安心下さい」
 左手に松山市街が見て取れる。そして空港の滑走路。北風と言っていた事を思い出す。9:52、Geardown。左旋回。地上に差し掛かる。伊予鉄道の線路を行く元京王5000系がチラッと見えると再び左旋回。松山の中心街を望み、揺れながら地上へと近づいていく。9:55、Landing、RWy32。9:58、Spot in、SP6。

JN2306 JA846C DHC-8-400 MYJ→ITM


 隣のスポットに青い飛行機が居る。エアセントラルのフォッカー50だ。ターミナルへと歩いてゆく途中にプロペラを廻しだす。中部へ戻る所の様子。
 一旦制限エリア外へ。戻りの伊丹ゆきと乗継の羽田行きをチェックインして貰う。それだけすると保安検査場へ。到着ロビーのじゃこ天なんてお店が目に入り、ちょっと後ろ髪引かれるけど、仕方ない。出発ゲートはラウンジとは逆側。残り10分では寄っている暇は無いなぁ。ゲート直行。まん前の売店を覗いてみると松山駅の駅弁、醤油飯が売っている。これは衝動買い。小腹が減っていたので軽いものをと思っていたけど、ぜんぜん軽くないぞ。

 搭乗開始。先ほどと同じ飛行機へ歩いて向かう。当然同じアテンダントさんに迎えられる訳で、「あら」と言う感じに「お待ちしておりました」と。
 今度の便も割りと空いている。概ね30人ぐらいかなぁ、お客さん。10:20、Doorclose。プロペラが廻り出す。伊丹までの飛行時間は40分との事。行きに比べ随分と早い。今度は追い風なのだ。10:23、Taixing。10:26、Takeoff、RWy32。すぐに右へと旋回し始める。まもなく薄雲。機体が揺すられ始める。一瞬機内が明るくなった後、再び雲の中へ。10:26、雲海の上へと躍り出る。青空が広がる。
 10:30、左手に海岸線が見えた。現在地は良く分からないけど、瀬戸内沿いに四国の上空を東へと向かっているはず。10:32、ベルト着用サインがようやく消灯。

 アテンダントさんが挨拶してくれる「往復でのご利用、ありがとうございます」って。内心どう思っているかは別として、表面上は丁寧だ。「何か温かいお飲み物をご用意致しましょうか」と申し出は嬉しいけど、ペットボトルを持ってきていたので、好意だけ頂く。

【今日の駅弁】醤油飯 ¥730 有限会社鈴木弁当店

 定番と言えそうな駅弁が見当たらない四国の地にあって、唯一に近いと言って良さそうな(あとは高松の穴子かなぁ)駅弁。その醤油飯、空港にも進出していました。


 あっさり目の炊き込みご飯がグッドです。汽車の中で食べて美味しいものは空の上で食べても美味しい。

JN2306 JA846C DHC-8-400 MYJ→ITM その2


 駅弁を食べている間に雲が少しずつ取れてくる。恐らく讃岐平野が見えているのだと思うけど、時刻は10:40ぐらい。ようやく食べ終わったら今度は橋が見えてきた。瀬戸大橋、では無く既に鳴門海峡大橋。もうフライトも後半戦だ。すっかり雲が取れて、淡路島が綺麗に見えている。

 飛行機は淡路島の南を飛んでゆく。右手からまた陸地が見えて来る。こりゃ、紀淡海峡だなと思っていると10:48、ベルト着用サインが点灯する。これより先、『大揺れ』を予想してとの事。伊丹の天候、強風が吹いていて曇り、気温は6℃だとか。和歌山上空から北上する。雲が再び出てくる。左手遠くは晴れていて見えているのは神戸の街。関空上空は厚い雲に覆われている。
 ちらっと団地群が見えた。泉北かなぁなんて思っていると飛行機が一瞬上に持って行かれた後、ストンと落っこちた。とうとうやって来たと身構える。左へ旋回しながら丘陵地帯の上空へ。左に右に前に後ろに機体は弄ばれる。関西線の線路を横切る。生駒山の上空。揺れ。揺れ。上。すっとん。揺れる。前後に。左右に。後ろに居るとぐるーと廻されるような感覚。う〜ん、こりゃ、YS揺れだぞ。Q400では初めての経験だ。八尾の空港が左手に見えている。
 東大阪から大阪の都心部へと進入してゆく。相変わらずの揺れ、上、上、大阪城が見えてる、下。10:59、Geardown。大阪駅を望み、再び左右前後のYS揺れ。淀川を渡ってまだまだ揺れ。地上が揺れながら迫ってくる。ん?揺れているのは自分の方か、と思っているうちに滑走路が現れた。11:03、Landing、RWy32R。「揺れの中のご搭乗、お疲れ様でした」とアナウンスが流れる。
 11:06、Spot in、SP24。

 写真:伊丹24番スポットに戻ってきたDHC8-Q400。

JL1510 JA8983 B777-200 ITM→HND

 ダイヤ上、乗継は20分。ちょっと早着。羽田行きは17番搭乗口からの出発。少しだけどラウンジに寄る時間が出来た。トマトジュースを1杯だけ頂くと、搭乗開始。

 今度もJALの旧塗装機。JA8983は「アルタイル」。
 機内は混んでいる。久し振りの通路側を割り当てられた。11:28、Doorclose。羽田までの飛行時間は45分との事。離着陸時は揺れが予想されているそうだ。11:31、Pushbuck。11:38、Taixing。 
 お昼前の伊丹空港はさほどの混雑ではなく、すんなり滑走路端までたどり着く、11:43、Takeoff、RWy32L。上昇しながら揺れてゆく。左に旋回しながら揺れてゆく。雲に突入しながら揺れてゆく。
 こんな調子でベルト着用サインが消えずに飛んでゆくのかなと思っていたら揺れが落ち着いてきて11:48、ベルト着用サイン消灯。20分ほどでベルト着用サインが再び点灯する旨が案内される。

 モニタに映し出された現在地は木津のあたり?高度は4,800m、対地速度800km/hにて飛行中。
 通路側の席ゆえ、外の様子は良く分からない。つまらないので恥辱の続きを進める事にしてパソコンを立ち上げる。ドリンクサービスが廻ってくる。

 突然揺れてこぼれても困るのでありきたりな冷たいお茶を。
 機長さんからの案内が入った。時刻は12:02。あと5分ほどで降下を開始しベルト着用サインが点灯する見込み、との事。羽田到着は12:25を予定。天候は曇りで気温は8℃。強風が吹いているそうだ。

 NHKニュースが終り再び現在地を表示。大島の近くまで既に来ている。時刻は12:08。そしてベルト着用サイン点灯。飛行機は鴨川の沖合いを迂回して羽田へ向かうコースを取る。12:13、あと10分で着陸と案内。電子機器使用禁止のお触れも出る。
 房総半島の上空に差し掛かった。人越しに窓の外。東京湾が広がり三浦半島が見えている。続いて横浜市南部。八景島が見て取れた。木更津から東京湾に進み出る。12:24、Geardown。でっかいB777が揺れながら高度を落としてゆく。12:30、Landing、RWy34L、12:32、Spot in SP8。

午後は京王

 これから大阪へ行くと言う友人と落ち合い昼飯を食べお別れ。空港を後にする。今日はほぼ午前中で終りという変則行程。先週も同じ感じだったけど意図も概ね同じ。午後は京王線を見ておく。
 最初の心積もりでは午前中に京王線を見て午後に伊丹経由松山往復と言うつもりで、航空券の予約まで済ませていたのだけど、昨日の天気予報を見て、午後の方が写真を撮りやすいと判断、午前と午後の予定を入れ替えてみた。こんな事が簡単に出来るのも普通運賃の恩恵。
 品川〜新宿と乗継、向かった先は困った時の笹塚。

 6741F 急行 新宿ゆき
 天候の回復、思わしくない。っーかちょっと北側には青空が見えているのが非常に恨めしい。

 8708F 準特急 北野ゆき

 8706F 準特急 京王八王子ゆき
 しばらく苦しむ。

 6437F 急行 橋本ゆき
 突然、青空が広がり、日が差し込む。こういう急変は急変で非常にやり難い。
 さて、そろそろと若葉台へ。

 ネットでも見てたけど46Fが離脱。そして6431Fも。既にパンタグラフやらクーラやらも取り外されて。来週訪れた時には既にいないかもしれない。
 京王線、あまりに久し振りだったので夕方も少し撮ってみた。

 9706F 快速 橋本ゆき

 8726F 各停 高尾山口ゆき

 左7706F 各停 新宿ゆき 右 9733F 急行 橋本ゆき 百草園梅まつりヘッドマーク付き
 暮れなずむ頃、夕闇にLEDが映えました。

【今日のC&Cカレー】サーモンチーズフライカレー(辛口) ¥630 渋谷店


 今月の限定。これ書いているの26日だから、どんな感じが良く覚えてません。31日にでももう一度食べておこう(苦笑)
 諸般の事情で東京経由での帰宅。ちょうど時間が良かったので、こんなの乗ってみました。