ORC88 JA5316 BN-2C KGT→NGS

 15時40分ごろ、それじゃぁ手続き致します、と座席番号を書いた半券をくれた。何で誰だか分かっているんだろう?と思い「まさか乗客一人ですか?」と聞くと「二名様です」とお返事。もう一人は姿がないから、地元の人か、次の到着便に乗ってくるのかどっちかなのだろう。到着便は16:10到着予定だけど、さっきの感じから言って長崎から20分もあれば到着しそうだ。16時ぐらいかなと思っていると係員が到着口を開けて外に出て行った、どうやら到着らしい。自分はターミナルのささやかな展望デッキへ。そして飛行機到着。降りてきたのはビデオカメラを回す絶対オタが一名。このお客さんが折り返しらしい。
 アイランダー 上五島に着く 
 16時過ぎ、バスが到着。運転手はさっきの人だけどクルマが違う。「歩いたんですか」と聞かれる。「自分じゃ歩いたこと無いから」と呆れられた。バスが変わったのはさっきのバス、ICカードリーダがやっぱり不調だったからだとか。折角なのでICカードの普及状況を聞いてみると殆どの利用客がICカードを使っているのだそうな。もうバスの出発時刻、「有難うございました」とバスを見送った。
 搭乗開始に先立ち手荷物検査が始まる。検査器具なんて仰々しいものはなく係員による目視の検査。一つ一つカバンのポケットを開けなくてはならない。こっちはカメラバックでと中身を見せ、もう一つのカバンも中身を見せる。これはPC、ここには貰ったパンフレットの類、とポケットを一つ一つ開けてゆく。最後のポケット、「ここは、クジラです」係員、笑ってる。最後に金属探知機による身体検査。
 全員の検査、と言っても2人だけど、が終わると搭乗となる。パイロットは同じ人。まず2列目の自分の乗り込む。折り返しのオタ氏は1列目。オタ氏、パイロットにお帰りなさいなんていわれてる。ひょっとすると小値賀と合わせて4レグ目かい。そんなことを考えれると不意にエンジンが掛かる。プロペラが廻り出し、Taixing、16:30。ゴトゴトゴトと滑走路端までゆくとくるっと反転、16:31、Takeoff、RWy35。高度計がグルグル廻り始める。速度が上がってゆく。16:35、高度3,150フィート、対地速度毎時120ノットとなって巡航に入る。洋上、来る時よりも霞んでいるけど揺れは無い。まぁまぁのフライト。
 オタ氏とパイロットはどうやら4レグですっかり打ち解けているらしい。その成果しらんけど飛行中もビデオカメラ回してても注意なし。なんだ、電子機器使っていいんかい。なら撮らせて貰お。
 アイランダー機内 
 16:47、降下開始。高度計が派手に廻りだすので良く分かる。高度を落として一旦水平になる。パイロット氏がオタ氏に話しかけてる、「あれがオランダ村」16:50のこと。高度1,900フィート、対地速度は毎時110ノット。更に高度を落とすと大村湾に差し掛かる。長崎空港が真横に見えてくる。高度が落ちると流石に揺れる。一揺れ、もう一揺れ。空港をいったんやり過ごし、ほとんど直角にカーブ、もう一回曲がるともう最終アプローチ。16:58、Touchdown、Rwy32。
 朝乗ったハイエースで到着口へと運ばれる。改めて比べるとハイエースの方が座席が立派かもしれん。

 長崎では乗継時間が2時間弱。その間にやっておきたいことを済ませる。まずはチャンポンを食べる。どうせなら外に行きたいけど海上空港の長崎から外に出るのは帰ってくるのが結構難儀、空港内で済ませる。次いでANAのカウンタへ。来月の函館-奥尻の往復を購入。この区間はネット上では予約できないので有人カウンタで買わねばならない。さすがに長崎で奥尻となるとかなり手間取る。20分ぐらい掛かったけど、ADK二回きっぷで発券出来た。
 予約履歴
 後日、ウェブサイトから確認した奥尻線の予約履歴。他社便って、まぁ確かにそうですけどねぇ。ADK、かわいそ。 
 
 一旦展望デッキに出る。羽田ゆきのA300-600Rが居る。そこにANAB747-400が着陸。B747か。出発客多過ぎでセキュリティチェック混みそうだな。先月の宮崎がそうだった。早い目に入っておこう。セキュリティ、今の時間ならまだ空いている。中に入ると困るのがPCの電源だけど待合室の一角にホットスポットがあって、コンセントがあるので拝借。これで恥辱が書ける。
 今居る直ぐ横は元ラウンジだった場所。閉鎖の張り紙が出ている。閉まったのは確か05年の9月だ。しばらくPCに向かっていると一組お客さんがドアの前までやって来て「経費節減だって」と話しながら引き返してゆくのが見えた。