種子島宇宙センター

 再びレンタカーのお世話になる。公共交通機関に頼っていたは動きを取れなくなるし仕方が無い。
 一人で動くならお昼の離着陸を撮りに戻ってくるところだろうけど今日は観光に費やす事にした。でも最初に見に行くのは新空港だったりする。今日のクルマにはナビが着いてないので記憶に頼ってハンドルを握る。間違えずに山の中の新空港へ。7月に見に来た時よりも工事は進んで仕上げの段階に入っている様子。3月ダイヤも発表されており、旧空港からの最終便はYS-11、新空港への着陸第一便はDHC8-400になるらしい。
 さて観光。定番だけど種子島宇宙センターへ向かう。

 http://www.jaxa.jp/about/centers/tnsc/index_j.html

 一度中種子に戻ってさらに南下。行き交う車の無い道をひた走り、宇宙センターの敷地内へ。見学施設は宇宙センターの中でも一番奥なので、中に入ってからの方が時間が掛かる。04年9月に来た時にさらりと見学したけどあくまでさらりだったから少しじっくりと見学する。ロケット設計ゲームなんてあり、要は第一エンジン、第二エンジン、補助エンジンの組み合わせで何処まで飛べるかという単純な話しなのだけど、3〜4個の選択肢でも組み合わせれば27通りとか64通りの設計になる訳で、適当に選べば良いと言うものではないらしい。よく分からないけど第二は軽く、補助エンジンは推進力重視で選んでその日の最高得点。と言っても64点だから大学のテストなら何とか「可」が貰える程度ではありますが。
 施設見学ツアーもあるのだけど時間が合わないので断念。初回が10時半締め切りだから新空港に行かず、真っ直ぐに宇宙センターへ向かっていれば間に合ったことでしょう。種子島へ再び来るための宿題が出来たような。
 お昼過ぎになり空腹を感じる。南種子にでも出ようかとクルマを走らせる。何やら観光施設。折角なので寄ってみる。
 たねがしま赤米館
 http://www.jalan.net/kanko/SPT_166725.html
 入場は無料だけど名前を書いてけと言うので書いておく。今日初めてのお客さんになるらしい。町が設置した施設なのか県が設置した施設なのか良くは分からないけど、維持費も人件費もバカにならないだろうし。通りすがりに寄ってゆく事はあっても赤米を目的に種子島を訪れる人は殆どいないだろうし。これで赤米が食べられると言うのならまぁ趣旨としては分かりますが、赤米を食べるにはどこかの温泉ホテルのレストランで予約をしなくてはならないらしい。
 これで稲穂の実る季節なら思いもまた違ったでしょうが、今は師走。稲が刈り取られた跡の田んぼを横目にクルマを転がし、先ほど見たビデオに映し出された光景をタブらせてみるに留まる。
 時間が無くなって来る。門倉崎まで行く余裕は無さそうなので南種子の中心地、上中で食事を志す。でもここ、クルマを止めて置けそうな店ってのが無いんだよなぁ。さて困ったと街中をノロノロ走っていると「回転焼き」と言う看板。回転焼きって何だろう。暖簾が出ているんだからやっているんだろうけどまるでやる気の無い雰囲気な店に入る。ラーメンと回転焼きを注文。お湯を沸かすところから始めているし。かえって悪い事したのかな。それにしても、方言何喋っているか全く分からないなぁ。余所者には標準語で喋ってくれるからコミュニケーションは取れる。まずラーメン。その後に回転焼きが出て来る。今川焼きとかそんな感じの食べ物。九州では回転焼きと称するらしい。
 時間も無いので空港に戻る。でも真っ直ぐ帰ると早く着きすぎるので島間を廻ってみた。島間への道は国道58号。この先、奄美、沖縄へと続く道だ。