寝坊

 何か夢を見た気がする。昨日の記憶と混じっているような気もするけど、どうなのだろう。カーテン越しに部屋へ明るい光が差してくる。変だなと思って時計を見ると7時25分、寝過ごしたよ。
 十分リカバリが可能な時間だったのは幸い。ちょっと慌しく出かける。シーサイドラインは8時の電車に立ってゆく。普段は早めに出て座ってゆくのだけど30分余計に寝て立ってゆくのも悪くはない。最もぎっしりと詰められてゆくのはやっぱりきつい。
 仕事が溜まっている。一つずつ片付けはじめるけどだんだん追いつかなくなる。仕事に集中し手居るところに突然別の仕事を突っ込まれ、そちらにアタマが切り替わったところで突然別の話しを持ってこられた。頭の中でプチンと音がした気がした。「今その話持ってこないで!」
 少し落ち着いてきて思う。我ながら情けないことだけどこれじゃダメだなぁ、と。その時に今度に営業から電話。全く知らない案件。よほど声が荒かったのか「そんなに怒らないで」と言われてしまう。
 残業して帰宅。何時の間にか晴れ上がっている。月明かりが眩しい。