JL3221 JA705J B777-200 NGO→FUK

 これから飛ぶのは福岡。福岡なら実は15時ごろに1便あったのですが、わざわざやり過ごして夕方の便を待ちました。
 これに座りたかったんです。※ベルト着用サイン消灯後に撮影
 
 シェルフラットシート、るん♪
 っー訳でそろそろ日が傾きかけた17時過ぎ、ようやく搭乗開始となったJL3221へ。待っていた機材はJA705J。この機材、名古屋-パリの間合運用だそうですが、パリに行くお金も時間も用事も無い私は福岡ゆきでお茶を濁す事にします。
 固めの座り心地が最近の設計かなと思わせるシートに縮こまっていると17:22、Doorclose。需要に比べて機材が大きすぎるのか、クラスJにも空席が目立ちます。隣が空席だし、写真の通り、通路側にも空席あるし。普通席は見ませんでしたが、推して知るべし、でしょう。新聞は名古屋版の新品。通常であればこの時間帯、もうぼろぼろになっていて可笑しくないけど、中部到着後に入れ替えたのでしょうね。
 17:25、定刻にPushbuck。福岡までの所要時間は1時間とのこと。併せて、パーソナルモニタは使えない旨、案内がある。シェルフラットシートには電源があるけど、これはどうなんだろう??。1時間ならPCの電源、持ちますけど、使えるなら試しに使ってみたい気分も。17:30、Taixing。この時間帯の中部国際なんて使ったことないけど、着陸機が1機来て、後ろを1機、離陸機がストーキングしてくる。付いてくるのはアシアナのB747でそんなに韓国線需要あるの?って思ったら貨物機だったりする。17:35、Takeoff、RWy36。
 知多半島はまもなく雲にかき消され、でも揺れる事無く、あっと言う間に雲の上に出る。雲が連なり、所々で途切れて。17:40、ベルト着用サイン消灯。まずは順調なフライトが始まる。
 
 挨拶があったのでそのついでに電源が使えるか使えぬか聞いてみたけど、使えないとの事。まぁ良いです。短距離フライトですから。慌しく正午のNHKニュースが始まり、慌しくドリンクサービスが始まる。
 
 さほど長くは無い名古屋-福岡便ですが、茶菓子はつきました。
 ほっと一息ついた後、恥辱を綴っていると機長さんから挨拶。時刻は17:56。高度7,900mを対地速度820km/hで飛行中との事。現在地は岡山上空と聴こえてびっくりするけど、考えてみると今日は中部発なのだから、もう岡山でも何にも可笑しくは無い。福岡到着は18:35を予定しているとの事。
 外は相変わらずの何処までも続く雲海。穏やかな時間が流れてゆく。
 
 ドリンクのお代わりを頂き、ある程度のところまでまとめ上げると心の中のスイッチを落とす。折角だから最後の時間はシェルフラットを堪能してみる。
 
 仰向けに身を倒したその向こうに、青空が広がる。どこまでも。
 18:25、ベルト着用サインが点灯。あと10分で着陸との事だ。居住まいを正すと何時の間にか雲が切れており、西日を浴びた玄界灘が広がっている。次第に高度を落としてゆく。遠く博多湾の島々が見えてきた。うっすらと靄の中に浮かびあがる島々が美しい。手前には志賀島が堂々とした姿を横たえている。
 海ノ中道を横切る。西日を浴びた福岡の街が広がりだす。何時も、ターボプロップ越しに飽く事無く眺めた景色だけど、そういえば最近は脚が遠ざかっている。不意に地上が目の前に迫る。18:35、Landing、RWy16。思いっきり逆噴射が掛かって我にかえる。
 夕方の福岡空港は飴色に染まる。何処へ行くのかちょうどQ400がターボプロップを始動させるその前を通り、18:41、Spot in SP5。