久大線

 久留米から日田ゆきに乗り換え。3両編成のディーゼルで、前1両は新しい黄色い車両。後ろ2両は国鉄時代の白い車両。混合して使っているとは知らなかった。
 土曜日の朝9時過ぎ。ハイキングらしい客もちらほら見えたけど列車の中に納まってしまえば不思議と空いている。この時間の久大線、一度乗ったことがある。確か2001年3月の連休だ。18きっぷを使ってムーンライト九州から乗り継ぎ、夜明から日田彦山線へと転じた。あちこちで菜の花が咲いているのが印象的だった。それ以来の久大線となる。
 本線から支線に入り込み、一段と鄙びてくる。時折渡る川、川とは呼べないようなどんな小さな流れにも、「一級河川 筑後川支流 ○○川 福岡県」の看板が見てとれる。一級河川の表記にものすごい違和感を感じる。でもどんな小さな流れでも大事にしようとする気持ちの表れなのかもしれない。もっとも河川管理に権益があるのかもしれないけど。
 久大線には山岳路線の印象があるけどこの辺りは最初の導入部、最初は広々とした平野が、少しづつ狭くなって来る。エンジンがさほど頑張らなくてもそれなりに走る。でもすれ違いの度に3分停まります、5分停まりますでそれが一番のロスだ。
 突然山深くなったのが夜明。この変化は劇的。ここからが確か大分県だったと思う。特急通過待ち。そこから盆地に出ると光岡でまた停車。交換待ちかと思ったが、今度は夜明の方から普通列車が現れる。今着いた列車からこちらへ何人か乗り換えてきてこちらが発車。ついた列車は日田彦山線の列車だろうが、ひどく驚きの運用である。日田駅ホームの容量が足りないのか?