もっと小さなたび

 気を付けて早い目に起き出した。6時ちょうど。
 昨日買ったツーデーパスは名前通りに2日間有効。会津若松にも越後湯沢にも行けるけど、切符が使える事と実際に出掛けられる事は別の事。今日は13時から新宿で約束があるから無闇やたらとは動けない。一思案して下調べして乗る電車は7運用
 
 813編成。ツーデーパス使うのに下り電車とは?だけどまあ良い。上大岡で特急に乗換え。69H運用は
 
 1707編成。文庫から先は普段馴染みのない区間。見えそうで見えない海の気配を感じつつ山の横須賀を掛けて行く。
 久里浜到着。ここからツーデーパスが使える。まずはバス。
 
 フェリー乗り場へ向かう。バスは呆れる程混んでいて、みんな南房総へ向かうお客さん。10分弱で到着。ここで船に乗換えとなる。向かうは南房総金谷。
 アクアラインの値下げで苦境と伝えられる東京湾フェリー。バスは混んでいたし、待合室も賑々しい。さすがに5連休。
 
 間もなく船が来てお客さんやクルマを降ろして行く。代わりに乗り込む。間もなく船室はお客さんで溢れた。
 
 
 8:15。出港。器用にバックしてから向きを変える。2分遅れで出港と案内。船なのに細かいとは思うけど、普段から定時運航の割合が高いのだろう。
 
 僚船と港外ですれ違い海の銀座へ。護衛艦の影が流れて行く。自動車運搬船は湾の奥側へ。漁をする漁船の一団。
 
 次第に鋸山の姿がくっきりとして金谷の小さな桟橋に着く。35分の船旅がとても短く感じる。
 接岸に少々時間が掛かったけど金谷到着は手元の時計で9時の定刻。時間に正確なフェリーだ。甲板から出口へ。上部の乗用車用甲板。24台収納のところ半分の12台しかいない。やはり高速1,000円の影響、なんでしょうかねぇ。
 歩いて浜金谷の駅に出る。フェリーのお客さんで意外とホームが混雑。みんな9:25の館山ゆきに吸い込まれてゆく。そりゃそうだろうな。自分は
 
 9:34の上り電車。ここまで来て早々に引き返すのは正直バカだと思うが仕方ない。やって来たのは特急車両の東京行き。ただし途中の君津までは普通列車となるので特急券なしで乗車できる。
 5両でも座れる普通列車兼用特急の椅子に座り東京湾を眺める事、20分少々。街の雰囲気になって君津。ここで大挙してお客さんが降りてゆく。このまま乗ってゆくと東京11時過ぎ。ちょっと早過ぎるから自分も降りる。乗り換える先は
 
 千葉行き。この先は乗り継ぎを調べていないけどまぁ何とかなるだろう。久しぶりの113系。軽やかなモータ音を聞きつつ。千葉が近づくにつれて混雑してくる。意外と時間が掛かって10時50分過ぎ、千葉駅構外。信号待ちを喰らった後に数分遅れてゆっくりと千葉に着く。
 ここからは快速。千葉始発なら座れるだろうが接続列車、お客さんが沢山乗ってた。外房線辺りから来たのだろうか。混雑した列車に立ち、錦糸町御茶ノ水と乗り継ぐ。意外と時間が掛かって千葉から新宿まで1時間。金谷からだと2時間半掛かっている。フェリーでそのまま久里浜引き換えした方が早かったかな、何て思ってみたりもする。