2009-04-27

 少し早い目に寝て、かなり早く目覚めた。まだ4時過ぎ。流石に眠い。
 実は今日は帰休。明日は出勤なのだが29日を挟んで30日は帰休。そして1日は元からお休み。そんな訳で実は既に連休モードに突入状態なのである。
 昨今の状況を考えると連休と浮かれている訳には行かないけどこの連休はかなり出かけさせて頂く。ひとまず、
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 日ノ出町から始発電車。普段なら羽田空港だけど品川乗り継ぎ、
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 恥ずかしながら京成上野。このルートが一番安いんで。前回はスカイライナーに浮気したけど今回はしっかり快速電車。特急に乗りたいけどこの時間帯はまだ走っていない。
 途中から通勤客で混雑する電車に揺られること1時間20分ほど。空港への通勤客と一緒にホームに降り立ったのは7時半過ぎ。電車は混んでいたけど出国エリアはがら空きで、出国してラウンジに着くと7:50。まずは順調。
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 3月まではファーストクラスラウンジが使えたけどもはやそんな身分ではないのでサクララウンジへ。意外とすいているなぁと思ったけどダイニングの方はそこそこの人。ひとまずお腹も減ったので
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 食事を頂いておく。ファーストクラスラウンジとあんまり変わらないように見えるけど、ご飯の質が明らかに落ちているのが分かる。鯖の感動も無い。上質な空間には違いないとは思うけど、見えにくそうなところで差をつけているのは良く分かった。
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 食事を終えて一度席に落ち着く。とはいえ今日の出発はサテライト側。普段はやらないけどラウンジの梯子、やってみた。
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 サテライト側へと移動して向かうのは、何のことは無い、サテライト側のサクララウンジではありますが。
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 こちらのラウンジは今の所、暫定開業という扱いと思われます。何れは本館側と同じようにダイニングが用意されると思われますが今のところなし。その代わり、なんでしょうか。
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 寿司があったりします。
 本館側に比べて明らかに見劣りはするけど意外と混んでるラウンジで1時間弱。

JL951 JA8980 B767-300 NRT→ICN

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 9時半が過ぎてそろそろ搭乗開始。ラウンジを出る。歩いた先の搭乗口、意外と混んでる。搭乗は始まったばかり。普段はB777。多客時はB747が飛ぶ951便が今日はB767だったから余程空いているのだろうと想像していたけど、まぁそこそこはお客さんがいるらしい。搭乗口を前にメール送受信。さてと電源を切ったら地上係員がにっこりを微笑んでくれる。
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 待っているのはJA8980。パーソナルモニタ無しの外れ機材だけどソウルまでは二時間少々だから、まぁ、良い。
 予め予約していた席は前方窓側。どうせ空いているならと最後方に座席を変更していたのだけど機内は一通り席が埋まっている。最後方の後ろ側には人が来なかったから2席を一人で使えるけど、がら空きの機内にぽつねんと一人、という図を想像していただけにちょっと残念。最も、機材を小型化して搭乗率向上ならJALさんとしてはしてやったり(にんまり)と言う所だろうなぁ。
 10:00、Doorclose。仁川間での飛行時間は2時間5分との事。10:04、Pushbuck。隣は空席のままなので荷物を置かせてもらう。10:10、Taixing。短距離だしB767だし、B滑走路に向かうのかなと勝手に想像していたけど訳の分からない誘導路を静々と進む。A滑走路からの離陸らしい。遠くを離陸して行く飛行機の姿が見える。
 A滑走路に近づく。1機、1機と離陸してゆく脇をTaixing。ちょっと待たされる。離陸待ちとの事。前にJA8089。香港行きだろうか。後ろにはNACのカーゴ機、JA07KZが付いた。滑走路があいて順番が廻ってくる。一息。もう一息。居住いを正すとロケットスタート。10:29、Take off RWy34L。軽く揺れながら上昇。手前に畑地。奥には水田。既に水が張られて光り輝いている。「豊葦原の瑞穂の国」なんて言葉を思い出した。飛行機は右へと旋回してゆく。
 水郷の上をぐるっと廻り、先ほど離陸した成田空港を眼下に望む10:38、電子機器の使用が許可となる。早速先ほど飛び立ったばかりの
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 成田空港を撮影。後ろに待たしていた機材だろうか。1機離陸してゆくのが見える。
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 機内の様子も抑えておこうと1枚撮ると10:40、ベルト着用サインが消灯する。時折飛行機は揺れるけど、まぁ落ち着いて行くのだろう。眼下には首都圏のどこまでも続く住宅地。
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 右側、つまり山側だからどこまでも続く家の羅列を眺める旅。左側であれば東京湾岸が見えただろうが、まぁ逆光か。まもなく飛行機は関東平野を抜けて山中へと差し掛かる。
 機内食のサービスが始まる。後ろからワゴンが来て飲み物とお弁当、正式に空弁と名乗るようになったからおべんとうで構わないのだろう、を渡してくれてさらに勧められた味噌汁も貰う。
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 テーブルの上、賑やかに。
 ワゴンは自分の所に配膳するとするするすると前の方に行く。どうやら上級会員優先、の恩恵に預かったらしい。前後ろから挟み打つように廻るかと思っていたけどちょっとだけ驚いた。まぁ上級会員、普通は前に固めるからなぁ。。。
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 でいわゆる空弁。羽田-金浦線でサービスされていたものが成田-仁川線にも水平展開。見た目は華やかになりました。味は格別美味しい、訳ではないけど、これなら他所に負けない機内食と言えるのかなぁ。ヨソの韓国線、比べられるところには乗ってないから分からないけど、少なくとも見劣りはしないよなぁと考える。
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 酒を飲みつつ食事を食べてしまう。飛行機はアルプス山脈を望みつつ、西へ。そして西へ。
 一旦前へといったワゴンがじりじりと戻ってくる11時ごろ、機長さんから飛行状況の案内。高度11,000m。対地速度750km/hで飛行中との事。仁川到着は12:35の予定と告げられた。天候は晴れ、気温は13℃というから結構寒そうだ。
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 食事が終わると外は海が見えている。既に日本海に差し掛かっているらしい。しばらくはパソコンを取り出し恥辱の続きを。お供にしたのは
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 白ワイン。いや、何か如何ですかと勧められたもので。瓶を渡され、蓋を開けようとすると何の力も掛けずに簡単に開く。緩めた上で渡しているのだ。これがJALのサービスなんだなとちょっと感心する。
 青い空と青い海がどこまでも広がるフライト。軽く飲みながらPCに向かっていると時間が経つのを忘れる。不意に窓の外、陸地が見えて、
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 さてどこだろうと我に帰って時計を見ると12時を過ぎている。もう韓国領内に違いない。もはやフライトも終盤戦。今度は半島に差し掛かる。すると雲が沸いてきて地上は半分見え隠れ。少し揺れだす。時計を見ると12:10。
 12:15、ベルト着用サインが点灯。あと15分で着陸だそうだ。電子機器も使用不可となる。窓の外、雲が切れて、仁川のあたりが見えている。海へと差し掛かる。このまま着陸するようだ。12:28、Landing、Rwy15L。12:38、Spot in SP114。
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 そんな訳で無事到着。

意味無くソウル

 飛行機、最後方だから降りるのは遅かったはず。でも入国審査は割りとスムーズに通り抜ける。荷物を受け取ると簡単に
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 入国完了。両替の必要も無く、KORailの窓口にも用事は無く、空港鉄道の改札へ直行する。今日はソウル泊。特に見学したい所もないから未乗のままの地下鉄を少し片付けよう。まずは空港鉄道を金浦空港の一つ手前、桂陽で降りる。ここで接続する仁川地下鉄1号線の桂陽-橘峴は未乗のまま。

 仁川一号線。桂陽からカーブしてゆくと車両基地を横目にすぐ橘峴着。わずか0.9kmだから本当にすぐ。ここから先は以前乗ったことがある。まだ空港鉄道が出来る前の事。今日はこのまま1号線接続の富平まで乗りとおす。そして1号線へ。
 次に乗るのは7号線。始発の温水まで移動だけど、
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 急行線の電車と
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 緩行線の電車が同時に来た。龍山急行、温水に止まるのかな。良く知らない。とりあえず確実な緩行線の電車に乗る。急行線の電車が先に行きこちらも発車。軽く流して数駅で乗換駅の温水。
 京仁線を電鉄化した一号線は地上だが元から地下鉄の7号線は地下。階段やら通路やらをずっと歩いてホームに降りる。
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 ホーム。ドア設置工事中らしく中途半端なところまでホームドアがついてた。当然設置済みのドアが稼動している訳もなく今のところ無用の長物。ここに限らず、ホームドアの設置が全域的に進んでいるようでドアのある駅、無い駅。混在している様子を見る事になる。
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 電車がやってきて乗り込む。5号線でもおなじみの妙に硬い椅子に座り、42駅、46.9kmをゆく事になる。
 7号線。漢江の南側を舐めるように進む。いわゆる江南。こちら側は歩いた事全く無いので疎いけど結構発展しているところらしい。乗り降りがそこそこあるので、都心を通らない地下鉄呼ばわりはちょっとおかしいよなぁぐらいの事は分かる。そして、機内のワインが効いてきてだんだん眠くなる。
 終点の一つ手前、道峰山で降ろされる。ここが終点の電車だったらしい。ホームに出て、薄暗いホームが地上駅である事に初めて気が付く。そしてその外は
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 雨の真っ只中。雷もどっかんどっかん落ちているしこれにはびっくり。青空もちょっとは覗いているからにわか雨だろうけど、やまないかなぁと思いつつ電車を待つ。
 もう1本、道峰山どまりが来てから
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 長岩ゆきが来る。乗っているお客さんはちらちら程度。雨の中を出発。1号線の線路が離れてゆくとゆっくり車両基地のような所に入ってゆき、終点、長岩。
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 車両基地の脇、ホーム1本の長岩の駅。1時間に1本しか電車の無い、光州地下鉄鹿洞駅を思い出す。こちらは15分に1本程度の様子だけど。相変わらずの雨なので駅前をちょっと歩くという訳にもいかず、大人しく折り返しの電車で戻る事にする。
 時刻は17時過ぎ。荷物を持ったままだしホテルに入りたいが同じ路線で帰るのも芸が無い。もう1路線。やっておこうと蘆原で乗り換え。
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 深い地下からエスカレータやら連絡通路を歩いて地上へ。乗り換える先の4号線は高架線路。先ほどの雨はやんだ様子だ。待つほども無く
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 電車がやって来た。東側の終点、タンコゲに向かう。日の差してきたソウル東郊。高層ビルと古びた家が混在する街が混じりあう。家波の果ては青々とした丘。好ましい景色だ。
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 終点、タンコゲ。高架の駅から街をちらっと見てすっかり堪能した気分になる。荷物も重いし改札を出てすぐに戻る。折り返しの電車は
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 先ほどの電車。再び高架をなぞり返してソウルの中心地へ。途中、車両基地の脇では本線の電車を通過待ちする電車の姿。もう夕方、帰宅ラッシュの始まる時間だ。電車は地下に潜り、帰宅客を集めて都心へと向かう。
 東大門運動場で2号線に乗り換えて都心の西側、新村まで。今日はここに泊まる。
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 新村の駅もホームドア設置工事中。こちらはドアの骨格だけ。ギアモータと歯付ベルトが顔を覗かしていたりする。

 賑やかな学生街、新村。その一角が今日の宿泊地。予約してきた時からまぁ、知らん訳では無いけど 
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 明らかにラブホテルです(苦笑) まぁ旅館に泊まるよりはきれいだし、ホテルに泊まるよりは安いし。いいかと。ネットが出来るのもありがたい。日本の予約サイトに出てくるぐらいだから係員も手馴れたもの。
 とは言えここに引き篭もるのも難なので夕食を食べるために出掛ける。新村は午後の7時。
 賑やかな街を歩いて何となく混んでいる店に入る。ダッカルビの店らしい。廻りのお客さんは学生さんと思しき若い人ばかり。
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 まずはビール。居酒屋さんには生ビールもあるみたいでこの界隈でも看板を見たけど、食事がメインの店だと100%瓶ビールですね。
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 ダッカルビを頂きます。鶏と野菜の炒め物、といったところでしょうか。春川の名物らしいけど食べたのは初めて。
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 追加でご飯も貰うと結構腹が膨れる。これで11,000KRW。レートを考えれば¥1,000以下。安いもんです。
 ホテルに戻ってネットをつなぎ恥辱を少々。写真の整理も。オンドルが効く室内。脚から暖められ眠くなる。明日は少し早めに動きたく、ちょっと早めに就寝。

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