1335列車 ムグンファ 東大邱(Dongdagu)→進栄(Jinyeong)

 東大邱からは馬山(Masan)ゆきのムグンファに。これも切符を買わねばならない。窓口で「マサン、ムグンファ、ジュセヨ」ところが出て来ない。何か引っかかってる。係員がこちらに言おうとしているのだけどこちらは何を言われているのか分からず困り果てる「Already」「何、Already」ってと言う感じ。お互い困り果ててしまうが「チケット」と言われて閃いた。慶州→東大邱のムグンファに東大邱→釜山のKTX、これが悪さをしているに違いない。切符を出す。これをキャンセルすると馬山ゆきのムグンファの切符、取れる。
 指定券を発券してもらうたびに、KRパスを係員が機械に読み込ませているのだけど、二重発券しないようにチェック入れているに違いない。何となく納得。最後に係員に言われる「こういうのって日本語で何て言うのでしょうか」日本語出来るんじゃん。「ニジュウハッケンでしょうか」と返したけど通じたかどうか。
 東大邱駅
 写真:東大邱駅の構内で 留置中の貨車を 
 切符も買えたので構内をぶらぶら。東大邱の駅は広い構内に橋上駅舎が被さった感じ。留置線もあるから貨車を見下ろす感じになってちょっと素敵。時間があるので食事でもする。慶州で食べたばっかりだけど、食べる事ぐらいしか時間潰す術が見当たらない。
 ユッケタン
 写真:ユッケタン 6,000W
 KTXの停まる様な駅だと英語のメニューもあるし、写真つきだったりするので、まぁまぁ楽に注文できる。
 貨物列車
 相変わらずKTXは数分の遅れを持って運転中。今度のるムグンファは隣の大邱始発なので、遅延とは関係ないみたい。Delay 0 とある。少し早い目にホームへ。列車別改札だけどKRパスなら何時でも入れる。さすがに大幹線の京釜線。隣のホームに貨物列車が到着。そして
 KTX
 遅れ気味のKTXも。ムグンファはもう一本、KTXが来た後に到着となる様子。どうやら遅れを貰っての運行になるようだ。18時過ぎ、ようやくムグンファが到着。いつものアメリカンスタイルなディーゼル機関車に客車4両、電源車。客車は全て旧型タイプ。待っていたお客さんがあたふたと乗り込み間もなく出発。
 駅構内の外れ、先程車止めに突っ込んでいるのが見えた無蓋車、まだ突っ込んだまま。鉄道員がたくさん集まっているのが一瞬見える。列車はうんと加速。大邱線が分かれてゆく。どうやら110km/hぐらいは出ている様子。10分か15分走ると駅に停まる。停まるたびにちょこちょこ乗り降りがあって、ムグンファが日常の脚として愛用されている事が良く分かる。ソウル-釜山でムグンファの指定券を取ろうとするとなかなか取れないのだけど、こうやって細々と乗り降りが繰り返されると確かに通しの指定券は取りにくいだろうな。
 切符は終点馬山まで買って有るけど、終点まで行くと釜田までの列車が遅くなり、釜山駅に移動する間に、乗るべき列車が発車してしまう。今乗っているムグンファが慶全線に入って最初の停車駅で下車して間もなくやって来るムグンファに乗れば、釜田20:24。地下鉄で釜山に移動すると21時ごろになると思われ、夕食を食べて22:15に江陵へ向かうムグンファに乗れば時間的にも丁度いい。っー訳で進栄という駅で降りねばならないのだけど、大きな駅以外には手元の時刻表に英字表記がないためなんと読むのか分からなかった。仕方ないので呼びやすいMasanでお願いしてしまった。先程のトラブルからして馬山19:24着で進栄19:19の切符は発券出来ない事が想像される。でも、いざとなったら無指定で乗っても良いし。
 そんな事を考えていると速度が緩んでガッタンと左に振られた。分岐点だ。何で左なんだろ、と思ったらトンネルへ。出ると京釜線の本線を見下ろすようになる。ゆっくりと本線をまたぐ。大規模な分岐点だ。右手遠くには上り線への短絡線が見えている。ふと左側を見ると慶全線が寄ってくる。向こうも複線。合流点でガタゴトガタゴト。複線と複線が合流して単線になる。速度も鈍る。次の駅は対向のムグンファを待たせて通過。待たせた列車は大邱ゆきの1326列車と思われる。だとしたら相当遅れている事になる。京釜線、と言うかKTXが絡むと遅れが酷くなるようだと思われる。
※実はこれは間違った解釈で目撃した列車は1338列車だった様子。時刻表上は輪林亭19:58とあるのだけど、ウェブサイトでの時刻表検索から時刻表が誤植で輪林亭18:58だった様子。
 慶全線にはいって最初の駅、進栄に到着。京釜線での6分延をそのまま引きずっている。折り返しの列車は19:19の釜田ゆきムグンファ1578列車。
 進栄駅
 写真:進栄駅。今朝出た時はこんな駅に降りるなんて思ってもいなかった