こんなところにも新交通

 空港ではまず両替を志す。向こうに着くと土曜日の夕方、両替が出来なかったら悲惨だし。ホテル代はカードで決済済だし日本よりは物価安いだろうし、1日の行程で2万円あれば十分かと思う。14万5千ウォンになる。渡された紙幣の束は厚いけど、1万円=10万ウォンにはならないんだ。ウォン高とは聞いていたけど。紙幣は日本のものに比べると少し安っぽく感じる。
 次いで搭乗手続き。出発1時間ちょっと前だけど気の毒な程空いている。チケットを頂くと次はセキュリティチェック。出国手続きもたいそう空いていてあっけなく「出国」のスタンプが押された。
 搭乗口は30番。そこまでは新交通システムのお世話になる。関西空港国際線ターミナルにはターミナル内の移動用に新交通システムがあるのは知っていたけど乗るのは初めて。中間駅ゆきと先端駅ゆきの2系統があって、二つの単線が並列して走っているようだ。30番搭乗口は先端駅が最寄。列車は1分毎に運転と言う。目の前で電車が行ったけどすぐに入ってくる。2両編成の列車だけど車両間の行き来は出来ない。扉の向こうは到着客の専用車両のようだ。そもそも駅のホームにも途中に仕切りがあって行き来できないようになっている。
 関西空港内の新交通システム
 列車が発車する。すぐに線路が二つに分かれる。隣の線路も二つに分かれており、線路別複々線。この区間で列車とすれ違う。右側通行だったような気がするけど気のせいかな。
 2分弱で先端駅に到着。乗っている時間は短いけど完乗しようとすると中間駅が最寄と鳴る搭乗口から出発の飛行機にも乗らねばならず、恐らく反対側のターミナルにも同じように中間駅と先端駅があるだろうから最低4回は関西空港で国際線を使わなくてはならないのだろう。まぁハードルは高いわな。