JA8734 その1

 例によって1タミ。地下鉄の混雑の割りには搭乗窓口、空いている。セキュリティーも渋滞なし。そのせいか知らないけれど、厳しいチェックでカバンを空にされる。
 搭乗が始まる。12番スポットにJA8374がおり、これが今朝最初の鹿児島ゆき。ここから2タミの方を見渡すとずっと飛行機が連なっている。朝の光を浴びて美しい。ぐるぐるの姿も見えたりする。その先陣を切って鹿児島ゆきがpush buckを始める。
 乗客は少ない。ほとんどが前の方に固められていておおよそ50人ぐらいだと思う。MD-81の後部に座ったことが無かったのでわざわざ後ろを指定したのだけど、周りにまったく人がいない飛行機というのも薄気味悪かったりする。窓の外にずらっと並ぶ機体を横目にガタゴトと滑走路端へ。離陸、RWy34。
 今日は久留米が左に見える。YSだと右だから飛行ルートが若干違うらしい。遠くの景色は霞んでいて、雲仙でも見えないかと右側の席を選んだのに、かなり残念。左側ならお見合い席だったのだけどね。もっとも廻りに人がまったくいない中でお見合い席をピンポイント爆撃するのも気が引けるけど。
 大きな街に差し掛かる。証拠は無いけど熊本、だと思う。チラと海が見えたような気がするけどまもなく山の中へ。霞んではいても真下は割と見える。高度が低いのかもしれない。気がつくと山の中、こうなるとどこなのかさっぱり分からない。でも火口跡かなぁ、山の上に湖が見えた。霧島の連山かもしれない。
 鹿児島湾の上で珍しく揺れた。アテンダントさんもおやって感じの反応。YSでは珍しくないけど、割と大きな飛行機だからねぇ、とは言え何事もある訳なく、定刻よりも早く7:40に到着。まぁツバメより早い事は確かだわな。ここから先が遠いんだろうけど。