JL201 JA315J B737-800 HND→NGO

 
 名古屋、中部空港行きの出発は7:50。以前は8:10だったから20分早まっている。その分早起きしなくてはならないのだが、早く着いても客先に向かうバスの時間は決まっているから、到着時間は同じ。あまり嬉しくない改定ではある。
 便名も耳馴染みの無い番号に変わった。15年夏ダイヤから羽田発着の国内線、3ケタに変更されている。JALJAS統合後に4ケタになって10年以上が経過している所での変更。無機質な番号の羅列ではあるけど、馴染んだ物が変わると違和感を感じるのは年を取った証拠だろうなぁ。
 
 飛行機の出発も23番スポットと少しだけ変更がある。待っていたのはJA315J。国際線仕様のB737-800である。便名や時刻が少々変わっても、お客さんに取っては羽田国際線との乗継便であり、JALにとっては中部国際空港への国際線機材の送り込み便にある事には変わりない。大きな荷物が積み込まれてゆく様子を眺めていると搭乗開始となる。
 クラスJは取れていないので普通席に搭乗。急ぐ場面ではないので空いている事を期待して後方窓側にする。機内、3-3列に並ぶ座席の真ん中席にもお客さんがちらほらいる状況。でも隣席には人が来ないまま、7:48、Doorclose。7:50、Pushubuckとなる。大きくバックして視点が変わる。7:55、Taixing。
 
 飛行機はターミナルを前に誘導路を進んでゆく。いつも通りにC滑走路へ。20分早まったが特に渋滞に巻き込まれる事無く、滑走路端へと歩み出る。
 8:02、Takeoff RWY32R。
 
 すぐに急上昇。羽田空港のスポットを見下ろすと、東京湾へと右に旋回してゆく。
 
 大井の埠頭が斜めになって行く。東京都心は霞の中に溶け込んでいる。春だから視界は効かなくて当然ちゃ当然だが、今年の春はどうも天気が冴えない。 
 飛行機は東京湾上空、右に左に旋回しながら高度を稼いだ後、船橋かどこかから内陸へと入る。
 
 左に旋回。翼が地上に突き刺さるような勢いで傾く。真下は地上が見えているが東京都心は低い雲が垂れてこめているようだ。その都心の北側へと回り込んで西を目指すのだが、
 
 案の定、雲の景色となった。上空だが、さらに上にも雲が掛かっているようで、どうも冴えない空の旅だ。
 8:11、ベルト着用サイン消灯。中部空港到着は8:50の予定と案内される。最近はベルト着用サイン消灯のタイミングで到着時刻の案内がある事が多いような気がする。マニュアルが変わったのかも知れない。